須崎時代の幕開け 「ライジングスター」五輪の頂点に レスリング女子50キロ級
【東京五輪レスリング女子50キロ級で金メダルを獲った須崎(共同通信)】
「JAPAN'S RISING STAR」。UWW(世界レスリング連合)がそう評価した須崎優衣が、ついにオリンピックというレスリングの世界最高峰を登りきりました。1回戦から見せた圧巻の強さ。攻めも守りを冴え渡ったすきのないレスリングは、女子50キロ級における“須崎時代”の到来を予感させました。
スン・ヤナン選手をTフォールで下して歓喜する須崎選手 【共同通信】
2019年、天皇杯全日本選手権の優勝時に撮った須崎家の写真。左から父・康弘さん、優衣選手、麻衣さん 【家族提供】
入江選手が世界選手権でメダルを取れば五輪出場の可能性はなくなるはずでしたが、結果は入江選手の準々決勝敗退。再び可能性が生まれ、2021年4月の五輪アジア予選で五輪代表を勝ち取りました。
須崎「また、次も頑張りたい」 パリ五輪での連覇へ意欲
表彰式で笑顔を見せる須崎選手 【共同通信】
早大レスリング部・平山廉部長(国際学術院教授)
早大レスリング部・佐藤吏監督
▽女子50キロ級 須崎優衣(スポーツ科学部4年・早大レスリング部)金メダル
決勝 ○ 10 – 0 ● スン・ヤナン(中国)
略歴
すさき・ゆい。千葉県出身。安部学院高等学校卒業。中学2年の時に親元を離れて全寮制のJOCエリートアカデミーでレスリングの英才教育を受けた。2017年・2018年、レスリング世界選手権連覇。2018年・2019年、全日本選抜選手権連覇。同年、全日本選手権優勝。これまで外国勢との対戦では負けなし。
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