早大・須崎、強い!!! 五輪レスリング女子50キロ級、盤石の決勝進出

チーム・協会

【須崎選手は決勝進出を決め、ガッツポーズ(共同通信)】

みなぎる自信、強豪スタドニクを圧倒

スタドニク選手と組み合う須崎選手 【共同通信】

東京オリンピック2020 2021.08.06 千葉・幕張メッセAホール

東京オリンピックはレスリング女子50キロ級が始まり、早稲田大学レスリング部・須崎優衣選手(スポーツ科学部4年)が1回戦と2回戦を共に10-0のテクニカルフォール勝ちで圧勝。準決勝では五輪4回目の出場となるマリア・スタドニク選手(アゼルバイジャン)を11-0で破り、7日夜に行われる決勝に進出しました。

2回戦が終わったあとのインタビューで「オリンピックの雰囲気を感じられて、この舞台で試合ができることに感謝の気持ちで一杯です。この舞台で戦えて幸せです」と語った須崎選手。「誰よりも練習してきた自信があるので、絶対に勝つという強い気持ちを持ってやりきろうというのができたので、1回戦・2回戦ともにテクニカルフォールで勝つことができました」と続け、その様子から気持ちの充実ぶりが伝わってきました。

【共同通信】

準決勝の相手はアゼルバイジャンのマリア・スタドニク選手。オリンピック出場は4回目となり、ロンドン、リオデジャネイロ五輪で2大会連続銀メダルを獲得した強豪でした。早大レスリング部の佐藤吏監督も「ベテランの試合運びに気を付けて」と、警戒していました。

第1ピリオドは「相手の様子を見てしまい、相手のペースに引き込まれていると感じた」という須崎選手でしたが、第2ピリオドでギアチェンジ。「グラウンドでやってきてことを出し切れた」と、次々と得点していって11-0。テクニカルフォール勝ちの圧勝劇でした。

「練習してきたことを出し切って、絶対に金メダルをとりたい」と自信を込めた須崎選手。すでに銀メダル以上は確定させ、早大のレスリング女子選手として初となる五輪でのメダルを決めました。

決勝の相手は中国のスン・ヤナン選手。準決勝を大逆転で勝ち上がってきた選手で、須崎選手にとって最強の敵といえます。

決勝は8月7日夜、悲願の金メダルまであと1勝。

1回戦 モンゴル選手にテクニカルフォール勝ち

モンゴル選手を巧みに攻める須崎選手 【共同通信】

2回戦 エクアドル選手にテクニカルフォール勝ち

エクアドル選手を投げる須崎選手 【共同通信】

出場選手・競技結果
▽レスリング女子50キロ級 須崎優衣(スポーツ科学部4年・早大レスリング部)
1回戦    ○ 10-0 ● ナムーンツェツェグ・ツォグトオチル(モンゴル) Tフォール
2回戦    ○ 10-0 ● ルシアヤミレス・イェペズガスマン(エクアドル) Tフォール
準決勝   ○ 11-0 ● マリア・スタドニク(アゼルバイジャン) Tフォール
決勝    vs スン・ヤナン(中国)  8月7日 21:20開始
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著者プロフィール

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

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