大垣ミナモ 1部リーグ復帰のシーズン前半最終戦を勝利で飾る!

チーム・協会

【打者を打ち取り声をかけあう大垣ミナモ選手たち】

第54回日本女子ソフトボールリーグ1部第5節出雲大会最終日の9日、大垣ミナモは日本精工(滋賀)と対戦した。

試合は、両チーム投手の投げ合いとなり、4回まで0対0のスコアで進んだ。

5回表大垣ミナモは1死後、7番長井美侑が1塁線を抜くヒットを放ち、次打者が確実に送りバントで2塁に走者を進めた。
ここで、大垣ミナモ望月孝雄監督は、代打に田島萌愛を送った。
田島選手は期待に応えて、ライト線にタイムリーヒットを放ち均衡を破った。

これが決勝点となり大垣ミナモが1対0のスコアで投手戦を制した。

前日からの連投も苦にせず熱投するサラ・パウリー投手 【大垣ミナモ】

大垣ミナモは前半戦を終了して通算成績を5勝6敗とした。リーグ12チーム中8位の成績である。

今シーズン2部リーグから3年ぶりに1部リーグへと復帰したチームとしては、大いに健闘していると言ってよいだろう。

前回1部リーグに在籍していた2018年シーズンの勝利数は5勝だった。
すでに前半戦で3年前の勝利数と並んだ。

その躍進の原動力となっているのがサラ・パウリー投手である。
大垣ミナモには、昨シーズン(2020年)から在籍して、チームの1部リーグ復帰に貢献した。

そして迎えた今シーズン(2021年)は、パウリー投手がすべて勝利投手となっている。

前半戦最終戦を完封勝利で飾り、花束を受け取ったパウリー投手 【大垣ミナモ】

サラ・パウリー投手は、今年38歳を迎える大ベテラン選手である。

日本では、Hondaと戸田中央総合病院にもかつて在籍していた。

彼女にとって、10年ぶりの日本リーグ1部でのピッチングとなっている。

球速こそ、当時と比較すると衰えているが、多彩な変化球はさらに磨きがかかっている。

バッテリーを組む捕手の長井美侑選手は、「打者の打ち気をうまくかわすピッチングにはベテラン投手の風格を感じる」と話す。


日本リーグは、9月まで休止期間となる。
大垣ミナモは、後半戦に向けさらなる競技力向上を目指していくことになる。

後半戦での勝利を積み重ねて行くことが、大垣ミナモにとっての1部リーグ最多勝利数へとつながっていく。

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著者プロフィール

チーム創立:2010年2月1日(12年目) 所在地:岐阜県大垣市小野4-35-10 理念:「地域に愛され、みんなも元気」 2012年に岐阜県で開催された国民体育大会を契機に創立されたクラブチーム。 岐阜県大垣市の企業11社が共同で運営するクラブチーム。JDリーグでは、唯一の存在である。地域の活性化に貢献できるチームとして活動中である。 強豪チームひしめく東地区に所属するが、全員総力で戦い大垣ミナモ旋風を巻き起こしたい。

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