マルセリーノとバレンシア、因縁の初対戦
【(C)LaLiga】
ラシン・サンタンデールやレクレアティーボ・ウエルバ、ビジャレアルなどを率いて好成績を上げてきたマルセリーノは、2シーズン率いたバレンシアでもコパデルレイのタイトルをもたらした。オーナーとの関係悪化により2019年9月に解任されたが、当時指導した多くの選手が今もチームに残っている。
マルセリーノはアスレティックの監督就任直後にスーペルコパを制した 【(C)LaLiga】
絶好調のラウール・ガルシアはスーペルコパのレアル・マドリー戦、前節ヘタフェ戦でいずれも2ゴールを記録。主将のイケル・ムニアイン、快速FWイニャキ・ウィリアムスらもマルセリーノの就任後にトップフォームを取り戻している。
好調のラウール・ガルシアはここ5試合の公式戦で計4ゴールを記録 【(C)LaLiga】
チーム得点王がボランチのカルロス・ソレールで、それも6ゴール中5ゴールはPKによるもの。今のチーム状態をよく表すデータである。ソレールに続くのは5ゴールのマキシ・ゴメス。彼らと共に、4アシストを記録している不動の左サイドバック、ホセ・ルイス・ガヤも攻守両面で欠かせない存在だ。
今季のソレールは不動のボランチとして攻守両面で活躍している 【(C)LaLiga】
いずれも長い歴史を持つだけに、マルセリーノのように両クラブで愛された人物は他にもいる。昨夏に引退したアリツ・アドゥリスをはじめ、アンドニ・スビサレッタやアシエル・デルオルノ、そしてアスレティックでキャリアをスタートし、後にバレンシアの歴代最多得点記録を樹立したエドムンド・スアレス・デ・トラバンコもそうだ。
彼らが築いてきた激戦の歴史に、今回の一戦は新たな1ページを加えることになる。それがスペクタクルな90分になることを願うばかりだ。
今季1回目の対戦はバジェホが終盤に同点ゴールを挙げ、2ー2のドローに終わった 【(C)LaLiga】
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