マルセリーノとバレンシア、因縁の初対戦

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今週末に行われるラ・リーガ・サンタンデール第22節で、アスレティック・クルブは本拠地サン・マメスでバレンシアと対戦する。スペインを代表する伝統クラブ同士の一戦では、アスレティックのマルセリーノ・ガルシア・トラル新監督と古巣バレンシアの初対決という因縁も注目されている。

ラシン・サンタンデールやレクレアティーボ・ウエルバ、ビジャレアルなどを率いて好成績を上げてきたマルセリーノは、2シーズン率いたバレンシアでもコパデルレイのタイトルをもたらした。オーナーとの関係悪化により2019年9月に解任されたが、当時指導した多くの選手が今もチームに残っている。

マルセリーノはアスレティックの監督就任直後にスーペルコパを制した 【(C)LaLiga】

1年以上のブランクを経て現場復帰したアスレティックでは、就任間もなくレアル・マドリーとバルセロナを立て続けに破ってスーペルコパのタイトルを獲得。直後の第20節ヘタフェ戦も勢いそのままに5ー1で大勝するなど、前半戦を通して中位以下に沈んでいたチームは監督交代をきっかけに息を吹き返した感がある。

絶好調のラウール・ガルシアはスーペルコパのレアル・マドリー戦、前節ヘタフェ戦でいずれも2ゴールを記録。主将のイケル・ムニアイン、快速FWイニャキ・ウィリアムスらもマルセリーノの就任後にトップフォームを取り戻している。

好調のラウール・ガルシアはここ5試合の公式戦で計4ゴールを記録 【(C)LaLiga】

一方、今季のバレンシアはジェットコースターのように浮き沈みの激しいシーズンを過ごしている。レアル・マドリーを4ー1で破り、バルセロナと2ー2で引き分けるなど強豪相手に勝負強さを発揮する傍ら、多くの試合は不安定なパフォーマンスに終始。直近の5試合は2勝2分1敗とようやく白星が先行しはじめたが、まだ降格圏との差は4ポイントしか離れていない。

チーム得点王がボランチのカルロス・ソレールで、それも6ゴール中5ゴールはPKによるもの。今のチーム状態をよく表すデータである。ソレールに続くのは5ゴールのマキシ・ゴメス。彼らと共に、4アシストを記録している不動の左サイドバック、ホセ・ルイス・ガヤも攻守両面で欠かせない存在だ。

今季のソレールは不動のボランチとして攻守両面で活躍している 【(C)LaLiga】

近年、アスレティックとバレンシアはスペクタクルな試合を繰り返してきた。今季前半の対戦も例外ではなく、1ー1で迎えた残り10分から両者共に1ゴールずつを手にし、2ー2のドロー決着で終えている。なおバレンシアはサン・マメスのアスレティック戦で3戦負けなし中で、2019年9月の一戦はデニス・チェリシェフのゴールにより1ー0で制している。

いずれも長い歴史を持つだけに、マルセリーノのように両クラブで愛された人物は他にもいる。昨夏に引退したアリツ・アドゥリスをはじめ、アンドニ・スビサレッタやアシエル・デルオルノ、そしてアスレティックでキャリアをスタートし、後にバレンシアの歴代最多得点記録を樹立したエドムンド・スアレス・デ・トラバンコもそうだ。

彼らが築いてきた激戦の歴史に、今回の一戦は新たな1ページを加えることになる。それがスペクタクルな90分になることを願うばかりだ。

今季1回目の対戦はバジェホが終盤に同点ゴールを挙げ、2ー2のドローに終わった 【(C)LaLiga】

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