千葉ロッテ・美馬学は自身6連勝なるか【9/20パ・リーグ見どころ】

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千葉ロッテ・美馬学は6連勝なるか。北海道日本ハムは好調の大田泰示に注目

 9月20日の14時から札幌ドームで北海道日本ハムと千葉ロッテの第18回戦が行われる。19日に行われた試合では、投打がかみあった北海道日本ハムが勝利しカード勝ち越しを決めた。

【今季対戦成績】
北海道日本ハム→8勝9敗
千葉ロッテ→9勝8敗

【北海道日本ハム】金子弌大投手 22試合1勝3敗 30.1回 34奪三振、防御率6.82
【千葉ロッテ】美馬学投手 12試合7勝2敗 74回 63奪三振、防御率4.62

 北海道日本ハムは、金子弌大投手がマウンドへ。先発としての登板は今季4試合目となる。9月9日の前回登板では、5回途中2失点の内容でマウンドを降りた。20日の登板では、安定した投球で試合をつくりたい。金子投手を援護したい打線は、大田泰示選手に注目する。19日の試合では、代打で出場し適時打を放つ活躍。現在13試合連続安打中と好調な大田選手の気迫あふれるプレーから目が離せない。

 千葉ロッテの先発は美馬学投手。前回登板は、天候により中断など悪条件の中でも、7回2失点の投球でチームを勝利に導いた。引き続き好投を見せて、自身6連勝となるか。打線は、安田尚憲選手に注目。19日の試合ではマルチ安打を放つなど、今季パ・リーグの本拠地6球場で最も高い打率を残している札幌ドームでの打席に期待したい。

カード最終戦はアルバースと松本航が先発。両軍のリードオフマンの仕事ぶりにも注目

オリックス・バファローズ アルバース投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 京セラドーム大阪では13時からオリックスと埼玉西武の第18回戦が行われる。19日の試合は、6対3でオリックスが連勝しカード勝ち越しを決めた。

【今季対戦成績】
オリックス→9勝7敗1分
埼玉西武→7勝9敗1分

【オリックス】アルバース投手 11試合3勝6敗 59.2回 47奪三振、防御率4.07
【埼玉西武】松本航投手 12試合3勝3敗 66回 42奪三振、防御率3.82

 オリックスの先発はアルバース投手。前回登板の千葉ロッテ戦では4四球に3本塁打と持ち味の制球力を生かしきれず、5回7安打5失点で敗戦投手となった。この試合では本来の安定した制球で試合をつくれるか。打線はリードオフマンの福田周平選手に注目。19日の試合では2安打含む4出塁に加え、2盗塁と役割を全うした。カード3連勝に向け、きっちりと仕事をこなしたい。

 対する埼玉西武の先発は松本航投手。前回登板の福岡ソフトバンク戦では、7回無失点の好投で“スミ1”勝利に貢献した。開幕当初は不安定な投球が続いていたが、8月以降は防御率も1点台と好調が続いている。この調子で勝ちを先行させたい。打線は外崎修汰選手に期待したい。松本投手の前回登板で唯一の得点となる先頭打者本塁打を放った外崎選手は、左投手を比較的得意としており、アルバース投手との対戦でも安打を放っている。19日の試合は無安打に終わったが、この試合では1番打者として打線を勢いづけられるか。

岸孝之が2カ月ぶりの白星に向け先発。復調を期す松田宣浩の一発は飛び出すか

東北楽天ゴールデンイーグルス・岸孝之投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 PayPayドームでは13時から福岡ソフトバンクと楽天の第18回戦が行われる。19日の試合は、ルーキー・瀧中瞭太投手ら投手陣の奮闘で接戦を制した楽天が勝利。このカードの対戦成績を1勝1敗の五分とした。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→10勝7敗
楽天イーグルス→7勝10敗

【福岡ソフトバンク】石川柊太投手 11試合6勝2敗 69.1回 72奪三振、防御率2.47
【楽天イーグルス】岸孝之投手 4試合1勝0敗 15.2回 15奪三振、防御率9.19

 福岡ソフトバンクの先発は石川柊太投手。前回登板では埼玉西武を相手に今季2度目の完投を果たしたものの、初回に浴びた本塁打による失点に泣き2敗目を喫した。楽天打線とは7月12日以来の対峙となるが、その前回対戦では7回2安打11奪三振1失点と圧巻の投球を披露した。この試合でも好投に期待がかかる。打線からは松田宣浩選手に注目だ。19日の試合では先発を外れた松田選手だが、9回裏に代打で登場するとアウトにこそなったものの痛烈な打球を左中間に運んだ。8、9月と打撃が振るわない期間が続いているが、前回対戦で本塁打を放っている岸投手を相手に復調の兆しを見せられるか。

 一方の楽天は岸孝之投手が先発。7月19日以来の先発となった前回登板では、2回に集中打を浴びて一挙6点を失うなど振るわず、4回途中での降板となった。今季、白星を挙げた初登板以外では4失点以上となかなか試合をつくれていないだけに、まずは本来の投球を披露したいところだ。攻撃陣からは田中和基選手に注目。8月29日以来となる「1番」に座った19日の試合では勝ち越しの得点こそ記録したが、4打数無安打と打撃では鳴りを潜めた。ポジション奪取へ、14打数7安打と今季好調な日曜日に快音を響かせていきたい。

アピール続く高卒ルーキー・川野涼多のプレーに注目

 イースタン・リーグ公式戦、埼玉西武対横浜DeNA第9回戦は13時からCAR3219フィールドで行われる。19日の試合ではお互いが点を取り合う展開の中、埼玉西武が牧野翔矢選手の殊勲打でサヨナラ勝ちを収めた。9月に入ってから苦しい戦いが続くが、このカードから再び上昇気流に乗りたいところだ。

 注目はドラフト4位ルーキーの川野涼多選手。19日の試合では4試合ぶりに先発出場を果たすと、1安打1四球と確かな存在感を発揮した。山野辺翔選手や山田遥楓選手をはじめ、経験豊か、個性豊かな選手が集う内野のポジション争いの中で、19歳の若獅子はどのようなアピールを見せてくれるか。

【今季対戦成績】
埼玉西武→3勝5敗
横浜DeNA→5勝3敗

前日先制打をマークした宜保翔、復調の兆しを見せる長谷川勇也に注目

 ウエスタン・リーグ公式戦、福岡ソフトバンク対オリックス第14回戦は13時からタマホームスタジアム筑後で行われる。前日は先発全員安打に完封リレーと投打がかみ合いオリックスが勝利した。福岡ソフトバンクは長谷川勇也選手が直近に出場した5試合中、4試合で安打を記録するなど復調の兆しを見せている。ベテランのバットがカード最終戦の勝利を手繰り寄せるか。

 オリックスは宜保翔選手に注目。今季は右手有鉤骨骨折の影響もあり、二軍戦では28試合の出場で打率1割台と思うような結果が残せていないが、前日の試合では先制打を含む2安打1打点の活躍を見せた。シーズンが終盤に差し掛かる中で、残りの試合では着実に結果を残し続けたいところだ。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→7勝5敗1分
オリックス→5勝7敗1分

「パ・リーグ インサイト」編集部
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