コロナウイルス感染によりJリーグは2月26日(水)以降の明治安田生命Jリーグ各カテゴリーとYBCルヴァンカップはすべて延期。ブラウブリッツ秋田が所属するJ3リーグに関しては1試合も実施ができておらず、選手・クラブだけでなく、サポーターにとってももどかしい日々が続いている。

本来試合が実施されていれば、入場料やグッズ販売、スタジアムグルメなどの収入が見込めていたものの、スポンサー広告費以外の収入が大きく減少することが予想され、クラブ経営に大きな影響を与え始めている。

そんな中、5月23日（土）21時にブラウブリッツファンドが立ち上がった。

ブラウブリッツファンドとはブラウブリッツ秋田選手会が立ち上げたクラウドファンディングのこと。ブラウブリッツ秋田の選手会として、ファン・サポーターの方々に笑顔を届け、感染症によって影響を受けているクラブと県内企業の力になりたいと、下澤悠太選手が中心となって立ち上げた。

下澤選手は立ち上げにあたり、「ブラウブリッツ秋田というクラブがなければ、僕たち選手がサッカーをする場はなく、ファン・サポーターの方々も喜ぶ場所がなくなってしまいます。なので大前提としてクラブを助けられる企画であるということを、選手会長でもある前山選手と話し合い形作りを進め、このクラウドファンディング『ブラウブリッツファンド』をスタートすることに決めました。ファンドの内容には同じように大きな影響を受けている飲食に関わるスポンサー企業の商品も入っており、クラブはもちろん、スポンサー企業の皆様の支援にも繋がるファンドとなっています。」と述べている。

クラウドファンディングの返礼品に関してはすべて選手会の発案で行われている。一番お手軽なプランでは500円で「選手全員のサイン入り試合球」か「選手全員のサイン入りユニフォーム」が当たる抽選券に参加できるというものである。

さらに、今回の大きな特徴としてはブラウブリッツ秋田のスポンサーの商品も返礼品として設定されている点だ。
ワールド・ビア・アワード2019で世界一を受賞した「田沢湖ビール」、秋田名物稲庭うどんの老舗「佐藤養助商店」、日本三大地鶏の1つである「本家比内地鶏」　IWC 純米大吟醸酒部門でトロフィーを受賞した「鈴木酒造」、秋田のおいしいお米で作った豊富な地酒を取り扱う「酒のこん」、スタジアムグルメでも話題な「ラムだっちゃ」などの商品を返礼品として選ぶことができる。
また、6月からは秋田を代表する郷土料理であるきりたんぽの「斎藤昭一商店」なども追加される予定になっている。

選手からのサイン入りスパイクなども返礼品として設定されており、今後も追加されていく予定だ。

秋田を応援したい！という人ももちろんだが、秋田の名産を味わってみたいなという人もぜひ1度サイトをのぞいてみてほしい。