千葉ロッテマリーンズ石垣島キャンプ日記(2月6日)

千葉ロッテマリーンズ
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【千葉ロッテマリーンズ井口資仁監督】

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督が石垣島へ視察に訪れた。一塁側ベンチ前で練習を見守りながら井口資仁監督はしばし会話をした。

 「なんとか一人でも多く侍に送り込めるようにという話をした。侍のユニホームを着ることでその経験は絶対に、これから生きてくる。だから、なんとして一人でも多く侍に選んでもらえるようにしたい」

 指揮官は会話の内容をそのように明かした。昨年11月に行われたプレミア12ではマリーンズとタイガースの2球団から代表選手の選出はなかった。大舞台を経験させることの大切さを誰よりも知っている男は落胆の想いを胸に秋季キャンプで若手を鍛えた。

 「プレミアの時は誰も選ばれなかったからね。台湾代表のチェンだけだったからね。オリンピックはぜひ選んでもらいたい」と井口監督は熱く語った。
 
 ブルペンで侍ジャパン首脳陣が見守る中、背番号「16」を身につけた種市が唸るようなボールを投げ込んでいた。「よく見てくださいよ」と指揮官も強く推薦した。魂のこもった投球は侍ジャパン首脳陣の目に強く焼き付いたはずだ。

 第2クールに入り、より実戦的なメニューが増えた。疲れを見せずに選手たちは戦術に沿った動きを見せる。勝敗を決めるのは細かいプレー。ミスがないように、隙をつくらないように細かい部分をチェックした。選手の仕上がりは上々。チームとしても形が出来つつある。このメンバーから誰が東京五輪へと向かのか。今年はペナントレースの行方と共に、大きな楽しみが待っている。

文 千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章
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