ユーザーが決める五輪代表「2列目のメンバー」はこれだ!

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スポーツナビでは、サッカー五輪代表「2列目のメンバー」を投票してもらった(1人3票まで投票可能)。果たして、どんなメンバーが熱望されたのだろうか。

※ランキング上位と総評コラムはスポーツナビアプリでご覧いただけます
※所属チームの情報は6月6日時点

順位 選手名(所属) 得票率
1 久保建英(ヘタフェ) 78.60%
2 堂安律(ビーレフェルト) 57.86%
3 三笘薫(川崎F) 52.86%
4 相馬勇紀(名古屋) 18.90%
5 鎌田大地(フランクフルト)※OA 12.48%
6 南野拓実(サウサンプトン)※OA 11.33%
7 安部裕葵(バルセロナB) 11.29%
8 三好康児(アントワープ) 11.11%
9 伊東純也(ヘンク)※OA 7.97%
10 旗手怜央(川崎F) 6.82%
11 前田大然(横浜FM) 4.78%
12 遠藤渓太(ウニオン) 4.43%
13 食野亮太郎(リオ・アヴェ) 2.70%
14 原口元気(ハノーファー)※OA 2.30%
15 森島司(広島) 2.26%

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解説

1位には久保が選ばれた。現状のU-24日本代表でもトップ下に入り、攻撃の中心としてプレーする二十歳のレフティに称賛の声が数多く集まった【写真:長田洋平/アフロスポーツ】

 得票率なんと76.8%を占めて1位に輝いたのは、久保建英だ。現状のU-24日本代表でもトップ下に入り、攻撃の中心としてプレーする二十歳のレフティには、「面白いアイデアのパスを出すのと、緩急のあるドリブルがいい」「ひとりで打開ができ、違いを作れるから」「海外で活動し、落ち着いてプレーできるし、大事な場面でゴールを決められるから欠かせない」といった称賛の声が数多く集まった。

 また6月5日のU-24ガーナ戦で見せた堂安律との好連係の印象が強かったのか、「阿吽(あうん)の呼吸の久保と堂安は外せない」「2列目3人のうち、久保と堂安は決まり」「久保と堂安は実力が頭ひとつ抜けている」と、セットで支持する声も多い。

 その堂安が2位に入った。昨季加入したPSVでは不遇だったが、2020-21シーズンに移籍したビーレフェルトで完全復活し、東京五輪を迎えられるのは心強い。ドイツではサイドハーフだけでなく、インサイドハーフも務めたレフティには「堂安はA代表でプレーしていたこともあって、代表としての自覚や心構えがあり、得点に絡む仕事もできる」「圧倒的なポテンシャルがある」「打開力があり、守備意識も高い」といった評価が寄せられた。

 3位の得票率で支持を集めたのは、三笘薫だ。五輪代表チームが立ち上げられた17年12月のタイ遠征から選出されてきた初期メンバーのひとりだが、このチームではこれまで思うような結果を残せていない。しかし、所属する川崎フロンターレでの圧倒的な活躍により、「あのドリブルは世界で通用する」「ドリブルだけでなく得点も奪える」「三笘が世界を相手にどれだけやれるのかが見てみたい」といった期待の声が届いた。

 以上の結果から、右サイドハーフに堂安、トップ下に久保、左サイドハーフに三笘のシフトが最も熱望される2列目の組み合わせとなった。

 その三笘と左サイドハーフのポジションを争っている相馬勇紀が4位に。得票率では三笘の後じんを拝したが、実際のポジション争いではややリードだろうか。名古屋グランパスのスピードスターは「減量してから体のキレが増し、攻撃のアクセントになっている」「三笘と迷ったが、アルゼンチン相手にも活躍したから」「スピードはもちろん、プレッシングでも貢献できる」といった評価を集めた。また、「途中から入れたほうが相手にとって脅威」というように、スーパーサブの役割を求める声も少なくなかった。

吉田、酒井、遠藤とオーバーエイジの選手が発表されているにもかかわらず、5位に入った鎌田。久保や堂安を生かす司令塔として期待されている証だ【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

 5位、6位にはオーバーエイジの選手が入った。5位が目下、A代表で司令塔を務める鎌田大地で、6位が森保ジャパンで最多ゴール数を誇る南野拓実だ。鎌田には「ライン間に入り、パスでリズムを作れるから」「攻撃のギアを入れつつ、決定的な仕事ができる」、南野には「周りを生かしつつ、個人でも打開できる」「トップ下の久保、右サイドの堂安と並び立てるのは南野しかいない」といったコメントが届いた。

 現状ではオーバーエイジに吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航の3人が選ばれているが、彼らにアクシデントがあった場合、南野や鎌田の選出がないとは言い切れない。久保や堂安を輝かせる存在として、彼らが期待されているようだ。

 7位に入ったのは、バルセロナBの安部裕葵。19年12月のU-22ジャマイカ戦ではゴールを決め、久保、堂安に続く3人目のアタッカーとして名乗りを上げたが、その後、負傷を繰り返し、五輪代表には招集されていない。しかし、「ドリブルで仕掛けられるし周りも使える」「最もワクワクさせてくれる選手」「故障に悩んだが、バルセロナBでコンスタントに試合経験を重ね、トップチームでの練習経験もあるため左サイドに」と、依然として期待が高いことがうかがえる。

 8位は長らくこのチームで10番を背負ってきた三好康児だ。「判断、アイデア、技術どれもとても高く、活躍してくれそうなポテンシャルを感じる」「チャンスを生み出す能力に長けている」といった声が届いたものの、「久保や堂安が出られなくても、三好がいる」というように、同じレフティの堂安、久保の陰に隠れてしまいがちなのは否めない。

 9位と14位はオーバーエイジの伊東純也、原口元気が選出された。ふたりはともにドリブラー。なかでもA代表で右サイドハーフのレギュラーを張る伊東には「右に伊東、左に三笘と、タイプの異なる槍を置くのは面白い」といったコメントが寄せられた。

 10位の旗手怜央は「ポリバレントな能力が凄い」との賛辞が示すように、2列目すべてと左サイドバック、11位の前田大然はセンターフォワードと左サイドハーフと複数のポジションができるため、本大会のメンバー18人に選ばれてもおかしくない。

 12位の遠藤渓太には「最もチームのために走れるし、左右ウイングやウイングバックもこなせる」、13位の食野亮太郎には「強烈ミドルを秘めている」、15位の森島司には「個の打開はもちろんだが、周りを見る能力に長けているので真ん中でパサーとして適任」とさまざまな声があった。

 その他、この代表チームに一度も招集されていないため、今回リストアップしなかった荒木遼太郎、本間至恩に投票するファンも一定数存在した。00年生まれの本間は東京五輪世代の最年少組のため、巡り合わせが悪かった。02年生まれの荒木はパリ五輪世代のため、3年後の活躍を期待したい。

(企画構成:YOJI-GEN)

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