プロレスリング・ノア「ABEMA PRESENTS GRAND SHIP 2024 IN YOKOHAMA 」

06/16 15:00 横浜BUNTAI

第1試合/3WAYマッチ

試合終了

 最初にフォール、ギブアップを奪った選手が勝者となる3WAYマッチ。まず試合が始まると3者がそれぞれ観客にアピールする。

 攻防に入ると、この対戦形式に長けたクレイジーが試合をリードする。そんな中LJが華麗な身のこなしで場外のクレイジーとマックに向かって空中殺法を見せ、観客の拍手を浴びる。

 戦いはリングに戻り、3者が入り乱れる。ムーンサルトプレスを見せたクレイジーだが、直後にLJはそのクレイジーをとらえて牛殺し。マックは混戦の中でダメージを受け倒れておりカットが間に合わず、LJがクレイジーをフォールして勝利した。

第2試合/10人タッグマッチ

試合終了

 TEAM NOAHとREAL ZERO1による10人タッグマッチでの対抗戦。両軍がリングに揃うと6月19日に世界ヘビー級選手権試合で対戦の決まっているクリスが齋藤に向かい、額をつけてにらみ合いを展開する。

 齋藤とクリスが一番手を買って出るが、ZERO1勢が総出で出て齋藤を襲う。両陣営が互いに意識し合っており、開始から試合は緊張感が漂う。ZERO1はNOAH勢を場外へ落としリングを占拠。双子のヤスとヒデが中心となりHi69、潮崎、小峠と連係技で攻める。

 再び齋藤とクリスの顔合わせとなると両者エルボーとチョップで打撃戦。齋藤がアイアンクロー・スラム、クリスがラリアットと技を出し合う。

 10人タッグのためリング上は入り乱れるが、クリスがHi69をとらえてパッケージパイルドライバーを決めて3カウントを奪い、勝利を誇示した。

第3試合/タッグマッチ

試合終了

 まずは稲葉と谷口の顔合わせとなり、ゴツゴツしたぶつかり合いを展開する。北宮とタイタスに変わるとタイタスが躍動。北宮を場外に蹴り落し、リングに戻っても高々とボディプレスを見舞う。ドロップキックを決め谷口に変わる。

 谷口のヘッドバッドなど攻められていた北宮だがスピアーを決め稲葉にタッチ。谷口は稲葉の勢いを食い止め、チャンスを作ってタイタスに変わる。タイタスはバックブリーカーで稲葉にダメージを与えるが、ここで北宮も入ってタイタスに合体ネックブリーカー。そしてローリングエルボー、火の玉ボムと畳み掛け、ファイナルカット。だがタイタスは跳ね返す。そして稲葉に垂直落下のブレ―バスターを決め、最後は変形のジャーマン・スープレックス「ビッグ・アグリー」で3カウントを聞かせた。

第4試合/6人タッグマッチ

試合終了

 10ヵ月戦線を離れていたAMAKUSAの復帰第2戦。

 先発は大原と大和田で、流れるようなレスリングを展開。宮脇と近藤に変わると両者スピーディーにやり合い、近藤を場外に蹴り落す。近藤がリングに戻ってEitaに変わると、宮脇もAMAKUSAとタッチする。AMAKUSAが空中殺法を見せながらもとらえられると、宮脇がサポートに入り、場外への三角飛びプランチャ、ミサイルキックと跳躍力を見せる。

 再び入ったAMAKUSAはスワンダイブ、きりもみ式ボディアタック、ニールキックと本領を発揮。一気に大和田をとらえ、最後はトップロープから回転して飛びフォールした。

第5試合/シングルマッチ

試合終了

 グレート・ムタの娘・愚零闘咲夜はミステリアスな雰囲気を発し先に入場。続いて彩羽はベルトを身に着け堂々の入場を繰り広げる。

 試合が始まっても咲夜は舞いを繰り広げ、毒霧を吐くなどマイペース。彩羽はこれに惑わされずレスリング勝負を仕掛ける。

 しかし咲夜はやはりペースを崩さず、彩羽の指を踏み、噛みつきとそのワールドを展開する。だが彩羽は蹴りを繰り出しサソリ固めと反撃。ダメージがハッキリしない咲夜だが彩羽は高速キックの連打にブレーンバスターを決める。

 攻勢の彩羽だったが、咲夜は父親譲りの雪崩式フランケンシュタイナーにリバースフランケンシュタイナー、ライオンサルトと一気の猛攻。そこから丸め込みを畳み掛け勝利を奪いにいくが、彩羽がローリングエルボーで逆転。咲夜が放った毒霧をかわすと最後はトラースキックから師匠・長与千種直伝のランニングスリーで3カウントを奪った。

第6試合/6人タッグマッチ

試合終了

 GLGとALL REBELLIONの全面対決。先発はジェイクと拳王がそれぞれ買って出て、場内は大歓声で迎える。テーピングの見られるジェイクの左腕を拳王は攻め、ロープブレイクの後で張り手を見舞う。互いに強く意識する両者。

 両軍ともに交代し、アレハンドロとクリストバルは息の合った空中殺法を見せるが、変わって入ったジェイクがアレハンドロをパラダイスロックで度々とらえていく。だが、これはその度に拳王が入ってカットする。

 試合が進み拳王が入ると、拳王はコーナーに立つジェイクを挑発。ジャーマンを決め、場外に逃れたジェイクにランニングキックを決める。

 試合は混戦となりアレハンドロとクリストバルのマスクマンコンビが連係技を見せるが、強引に入ったジェイクがクリストバルにFBS(フェイスブレイクショット)を打ち込み、フィニッシュした。

 試合後マイクを持ったジェイクは昨夜喫した内藤哲也戦の敗北を報告し、「私にはまだやるべきことがある。7月13日にGLGは解散する」と突如の宣言を行った。

第7試合/タッグマッチ

試合終了

 先発は大岩と佐々木。互いにリストを巡る攻防を繰り広げた後、佐々木は小川にタッチする。小川は大岩にインサイドワークを見せ、ここでHAYATAが出てくる。HAYATAは場外への飛び技を見せる。

 大岩、HAYATAは順に佐々木をとらえるが、佐々木は脇固めで切り返し小川にタッチ。小川はここでもテクニックを発揮し佐々木とともに大岩に合体技を見舞っていくが、ここで大岩が奮起。振り払って逃れ、佐々木にドロップキックを決めHAYATAにタッチする。

 HAYATAに攻められる佐々木だが、一瞬の隙をついて旋回式のアキレス腱固め。ここから両軍入れ替わりが激しくなり、小川がHAYATAにバックドロップ。佐々木の飛びつき腕十字となおもHAYATAは攻められる。逆転を狙ったHAYATAだが、佐々木が瞬時にヒールホールドでとらえギブアップを奪い勝利した。

 佐々木はマイクで「HAYATA、その赤いベルトがほしい。次、俺に挑戦させてください」と言うと、HAYATAは挑戦に応じる素振りを見せたが佐々木の握手には応じず。ベルトを肩に足早にリングを後にした。

第8試合/GHCジュニアヘビー級選手権試合

試合終了

 チャーリーは4月のノア初参戦から2ヵ月で王座挑戦を成し遂げた21歳。

 試合が始まると、チャーリーは王者ダガに臆することなく向かっていく。しかしダガは場外に落としトペを見舞うと、「俺がチャンピオンだ!」と観客にアピールする。

 リングに戻ると6度の防衛を成し遂げているダガは存分にインサイドワークを発揮。レフェリーの死角をついたロープ掴みなどを駆使してチャーリーをいたぶっていく。

 チョップを見舞い反撃に移ったチャーリーはトラースキックで蹴り落とし、場外のダガにノータッチのムーンサルト。しかしダガはレフェリーを巻き込んでペースを自身に呼び戻す。だがチャーリーも三角飛びでのDDTと見せ場を作る。金星を狙うチャーリーだがダガはキックアウトし、Xキック。チャーリーの丸め込み攻勢を跳ねのけ、最後はディアブロ・ウィングスを決めV7を成し遂げた。

 勝利したダガの前にAMAKUSAが登場。「次なる挑戦を申し込みさせて頂きまする」と表明するとダガはこれを受諾し、「お前の脚を壊してやる」と宣言しリングを後にした。

第9試合/GHCタッグ選手権試合

試合終了

 先発はモリスと杉浦。モリスは杉浦にパワーを見せつけ、自身の筋肉を誇示する。しかし杉浦も気迫の声を発して体をぶつける。そしてモリスを場外に蹴落とすと、杉浦は観客に自らの肉体をアピールする。

 そこからグリーンと丸藤に変わると、両者は頭脳戦を展開。だがここから王者組は連係のよさを見せ、挑戦者組をとらえていく。

 ペースを取られた挑戦者だが、丸藤から代わって入った杉浦がパワー爆発。モリスをジャーマンで叩きつける。さらに丸藤のチョップ、杉浦のエルボーで交互に攻めるが、同士討ちを誘われ誤爆。ショックを引きずる杉浦にグリーンがコーナーからのボディプレスを決める。今度は杉浦がモリスのタイガードライバーなど捕まってしまうが、丸藤が虎王でカットする。

 杉浦はグリーンにオリンピック予選スラム、ラリアットとフォールを迫るがグリーンが返す。そして再度のオリンピック予選スラムで遂に3カウントをグリーンに聞かせた。

第10試合/GHCヘビー級選手権試合

試合終了

 先に入場し危険な目で清宮を見据えたゲイブは、開始からエルボー、タックルと仕掛けさっそく激闘を展開。両者場外に移りエルボーとチョップを打ち合う。清宮は観客があけた椅子にゲイブを投げつける。ゲイブが振るったパイプ椅子を清宮は間一髪でかわし、ドロップキックを見舞ってリングに戻る。

 ゲイブは清宮が頭部に巻いた包帯を解き、流血を呼ぶと再び場外に降りる。そして英語アナウンスを担当するG-Manに場外でブレーンバスタ―と狂乱を見せる。

 ゲイブは清宮をリングに戻し侮辱の言葉と蹴りを浴びせる。さらにゲイブは清宮の傷口に噛みつく。しかし清宮はドロップキックで流れを遮断し反撃に移る。パンチの連打、串刺しドロップキック、リバースフランケンシュタイナーと清宮が一挙の攻勢。

 エプロンに戦いを移した清宮はここでタイガースープレックス。ゲイブも頭部から血を吹き出す。自身の血で覚醒したか、ゲイブは張り手、フロントネック、垂直落下のブレ―バスター、バックドロップと清宮に猛攻。だが清宮は屈せずに立ち上がり、ジャーマン合戦を繰り広げる。

 リバースDDTの清宮が続けてタイガースープレックスを狙うも、ゲイブはレフェリーを巻き込み清宮に急所攻撃。ゲイブがラフファイトで唾を吐きかけると、清宮もタックルで倒し、逆に唾を吐きかける。清宮の張り手連打にゲイブが場外へ逃げると、清宮はウルトラタイガードロップ。

 清宮はゲイブをリングに戻し、コーナーポストに乗せると雪崩式のタイガースープレックス。そこから清宮はカットを受けながらも三角飛び・後頭部とシャイニング・ウィザードを見舞い、最後にダメ押しの1発。これで遂にゲイブをフォールした。

 勝利した清宮が観客にノアへの思いを語るが、ここでイギリスへ武者修行に飛んでいた稲村愛輝がYOICHIとなり帰国しリングイン。清宮の前に立つと、「次は俺、YOICHIが挑戦するぜ」と言い放つ。清宮は「このベルトは甘くねぇぞ。100年早いんだよ。気持ちは認めてやる。獲れるもんなら俺から獲ってみろ」と返すが、YOICHIは握手から無双で清宮を叩きつけ、「生ぬるい革命家気取ってんじゃねょ。お前を倒して新しいノアの始まりじゃ!」と高らかに宣言しリングを後にした。

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