RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA

06/15 12:15 エディオンアリーナ大阪 第一競技場

オープニングファイト1 アトム級(-46kg)3分3R

判定

 1R、サウスポーの山﨑は左ミドルを出しながら前に出る。オーソドックスの上田は左に回りこの圧力をさばく。ラウンド終盤は上田が前に出るものの、山崎がパンチからの左ミドルで押し返す。

 2R、上田が前に出るが、山﨑は左ストレートをカウンターし、距離ができると前蹴りを打ち込む。上田は山﨑の前足にインローを繰り出し度々ヒット。山﨑も見切って空振りさせるが、ローを警戒してか前進が弱まる。

 3R、山﨑は前蹴りから放った左ストレートをヒット。上田はこれで右目の上をカットする。ドクターチェックの後で再開すると、上田は蹴りからバックブロー。両者最終Rで前に出て攻め合うが差が出ない。

 判定は29-28、29-29、29-28の2-0で山﨑。デビュー戦同士の対戦を制した。

オープニングファイト2 フェザー級(-57.5kg)3分3R

判定

 1R、両者オーソドックスで開始からさっそく強打を振るう。その後は門脇、嘉武士とカーフキックを出し合う。バックスピンキックを放つ門脇だが、嘉武士はその直後に右ショートストレートを当てダウンを奪う。立ち上がった門脇はダメージのない様子で左右フックとミドルで反撃する。

 2Rも両者は打ち合い。門脇はそこから距離を取ってサウスポーに構える。遠間からパンチを振るっていく門脇だが、嘉武士のパンチが近場でとらえる。右アッパー、左フックと強振する門脇だが嘉武士はかわす。

 3R、嘉武士が前に出ていく。門脇もミドル、パンチと振って押し返すが、ダウンの挽回を狙って攻撃が大きく嘉武士にかわされる。近距離では嘉武士がショートのストレート、左フックを当てる。門脇は左右フックで終盤猛ラッシュするが嘉武士も応戦し打ち返す。

 判定は29-28、28-28、29-28の2-0で嘉武士。初回に奪ったダウンがものいい勝利した。

オープニングファイト3 スーパーライト級(‐65kg)3分3R

2R・KO

 デビュー戦の松本はやる気を見せ右ミドルを放って向かうが、将太はサウスポーからの左ミドルでボディをとらえて効かせる。将太はそこを見逃がさず左ミドルで追撃。ボディを気にする松本に将太は左インロー、前蹴り、ヒザと攻撃を散らす。応戦する松本だが後手となる。

 2R、松本が打ち合いに来ると、将太はボディにヒザ蹴り。そしてロー、ハイと散らした後のヒザ蹴りで将太が松本をダウンさせる。

 立ち上がった松本だが、将太はヒザを顔と腹に打ち分け。レフェリーがスタンディングダウンを宣告する。

 再度松本に向かった将太はヒザで松本を攻め落としKOで勝利した。

オープニングファイト4 フライ級(-51.5kg) 3分3R

1R・KO

 ともに高校生、10代同士の一戦。

 陸斗はサウスポーに構えてリングを大きく回る。上背でまさる伊藤をコーナーに追い込んだ陸斗は左ストレートを打ち込み、これを効かせて連打をまとめスタンディングダウンを奪う。

 陸斗はさらに左ストレート、右フック、ミドルとラッシュ。伊藤はダメージが感じられ動きが鈍い。陸斗は左ハイから繋いだ右フックを決め2度目のダウンを奪う。

 止まらない陸斗はラッシュを掛け、初回で一気に試合を決めた。

第1試合/スーパーフライ級(-53kg)3分3R

3R・KO

 1R、JINは前に出てジャブからカーフキック。野田はロープを背にリングを回り、こちらもカーフキックを返す。野田はロープ際から前に出て右ストレート、左フックと打ち合いを仕掛け、右クロスでJINをダウンさせる。立ち上がったJINと野田は組み合いとなり、ここでJINのグローブが野田の目に入ってしまい、JINはイエローカードで減点1となる。

 2R、前に出るJINを野田はやはりさばいて回る。クリンチも交える野田だが、バッティングとなってしまいJINにドクターチェックが実施される。再開するとJINはやはり前へ。野田はサークリングとクリンチで圧力を避けるが、レフェリーから減点1が宣せられる。

 3R、開始すぐに放った野田の左インローがJINの下腹部に誤爆。JINは仰向けに倒れ苦悶の表情を浮かべる。

 ここで終了かとも思われたがJINが回復し再開。パンチで前に出るJINだが、野田の左インローが再びローブローとなり誤爆。ダメージの深いJINだが「やります」と意思表示する。野田には再び減点となる。

 JINはダッシュして前蹴りで入り、猛然と左右フックで襲う。野田はバックブローもJINはかわし、前に出る野田の頭部をJINが抱えプロレスのDDTのような状態で倒れる。頭を打った野田は立ち上がることができず、レフェリーがJINのKO勝利を裁定した。

第2試合/フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R

判定

 1R、177㎝の拳剛に対し龍蔵は174㎝。拳剛、龍蔵とローを蹴り合い、龍蔵が右クロスでとらえる。ジリジリと前に出る龍蔵だが、拳剛はローとストレートを放って下がらせる。龍蔵はしかしカーフキックを当てる。

 2Rも龍蔵がリング中央から圧力を発する。拳剛はローキックでこの前進をストップに掛かる。拳剛のローに対し龍蔵もカーフキックで対抗する。

 3R、圧力を掛ける龍蔵とロープを背に対応する拳剛の図式。ロープに詰めた龍蔵は右ストレート、左フックで襲うが、拳剛は打ち返し、右ストレートを決めダウンを奪う。

 立ち上がった龍蔵は挽回に圧力を強める。拳剛はやはりロープを背負うがダウンを奪った右ストレート、ジャブを放つ。しかし龍蔵は右ストレートでダウンを奪い返しに行く。

 判定は29-27、30-27、30-27の3-0で拳剛。得意のストレートで3Rにダウンを奪い勝利した。

第3試合/ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R

3R・KO

 1R、開始すぐに向かった憂也に対しシンパヤックはサウスポーで対峙する。右ミドル、右ストレートと襲う憂也だが、シンパヤックは的確にカットし左ミドルを返す。憂也はシンパヤックの蹴りの合間にパンチをボディに送り、右ハイキックから右フックを決めダウンを奪う。

 立ち上がったシンパヤックと憂也は左フックが相打ちとなるが、さらに右ストレート、ヒザとシンパヤックを攻める。

 2R、シンパヤックはロー、ミドルとアグレッシブさを増すが、憂也も引かず、ボディ打ち、左ストレートと攻め、ロープに詰めると左ボディをシンパヤックに効かせる。シンパヤックも左ストレート、左ミドルで応戦するが、憂也が打ち下ろしの右ショートフックを連打で決めダウンを追加する。

 3R、打ち合いに出るシンパヤックだが憂也はやはり引かずに打ち返し、右ストレートから左ボディを決めるとシンパヤックは崩れ落ち、憂也のKO勝ちとなった。

 マイクを取った憂也は「70㎏チャンピオン海人選手、そろそろ防衛しないといけないんじゃないでしょうか。対世界に行くなら僕に譲ってください」と話し、メインに出場する同門・政所への応援を呼び掛けた。

第4試合/オープンフィンガーグローブマッチ -63kg契約 3分3R

不戦勝

 山口侑馬との試合が予定された山畑雄摩だが、前日の計量に山口が姿を見せず。計量をパスすることができなかったため、山口は失格、山畑の不戦勝となった(その後山口は無事が確認された)。

 山畑はこの試合を最後と決めており、10カウントゴングで見送られることとなった。

 山畑は「最高の舞台で引退式をさせてもらうのは光栄に思います。伊藤代表、関係者のみなさま、誠にありがとうございます。試合できなくても悔いはありません」と挨拶し、対戦ならなかった山口侑馬にも「体調をしっかり治して、兄弟で大阪から盛り上げてほしいと思います」とメッセージし、10カウントゴングを聞き晴れやかな表情でリングを後にした。

第5試合/オープンフィンガーグローブマッチ -65kg契約 3分3R

2R・KO

 1R、山口が左右ローで先制。伊藤もこれにジャブとカーフキックを返していく。このカーフを効かせた伊藤は前に出て、右ストレート、ヒザ、左ハイと攻勢。山口も左右フックで打ち返すが、伊藤が右フックを決め山口に腰を落とさせる。

 2R、伊藤はジャブを決め、山口のバックブローをかわすとカーフキックの後で右ストレートを決めダウンを奪う。

 立ち上がった山口に伊藤は再度カーフキックを入れ、バックブローから右フック、ヒザ、左フックと送って2度目のダウンを奪取。

 伊藤は手を緩めず攻め、ジャブから右フックで山口がバランスを崩したところでレフェリーが試合を止めた。

 勝利した伊藤は「伊藤代表、YA-MANいつまで冬眠させるんですか。次期挑戦者、ご検討お願いします」と名乗りを上げた。

第6試合/SuperFight!ライトヘビー級(-90kg)3分3R延長1R

3R・KO

 アスティルは開始から前に出てストレート、アッパーと突き上げる。先手を取られた南原だが、ジャブ、ミドル、前蹴りと返す。アスティルはしかし圧力を掛けてきて右ストレートを決め南原をダウンさせる。

 立ち上がった南原は右・左と反撃に入る。アスティルをコーナーに詰めボディを交えた左右フックの連打で攻め初回を終える。

 2R、アスティルはジャブから右ストレート、上下の右フック。南原は圧力を受けロープに詰められるが、そこからアスティルのボディをミドルでとらえて反撃。しかしアスティルは左ストレートで南原を下がらせる。南原は三日月蹴りを効かせと攻守が目まぐるしく入れ替わる。南原はアスティルのダメージを見て取り、さらに三日月蹴り、ミドルで攻める。

 3R、南原は左ハイキックから左三日月蹴りを決め、アスティルはダウン。立ち上がるアスティルだが、南原はボディへのバックスピンキック、ヒザ、ボディブローと攻め、逆転KOを決めた。

第7試合/スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R

判定

 1R、長身180㎝でサウスポーの白鳥が左ローを放って前にいく。モラリは足払いを狙うが、白鳥はこらえて倒れない。そしてモラリにフックとストレートを回転させる。白鳥は顔を狙ったヒザ、前蹴りと飛ばす。

 2R、モラリは足払いを決め白鳥を転倒させる。そしてフェイントから変則のハイキックを振るうが白鳥は当てさせず、カーフキックを決める。白鳥はモラリのパンチをブロックで弾きながら顔へのヒザを突き上げる。そして攻撃の速度を上げるとミドル、再度の顔ヒザで攻める。

 3R、白鳥は左ストレートを当ててスタートし、右ボディフック、顔ヒザと攻める。モラリのバックスピンキックをかわし、白鳥は三日月蹴り。モラリはボディを効かされ失速。白鳥は前進を強め、ミドルとヒザでモラリを追って終了する。

 判定は30-28、30-28、30-28の3-0で白鳥が制し、「12月のトーナメントに向けて、9月の横浜で誰が組まれてもぶっ飛ばしてやるのでお願いします」と今後の戦いに意欲を示した。

第8試合/SuperFight!スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R

1R・KO

 1R、サウスポーの田丸にヒョヌはローで先制するが、サウスポーからの三日月蹴りを突き刺し、これでくの字になったヒョヌに田丸は左ストレート、ヒザと追撃し初回KOを決めた。

 マイクを取った田丸は対戦したヒョヌに感謝し、「3月、ノーコンテストになってしまってメインイベントとして不甲斐ない結果だったんですけど、これで一旦チャラにさせてください。いい加減、僕のことを認めてくれない方は認めてくれていいんじゃないかと思います。3月志朗選手とノーコンテストになってしまったので、白黒つけたいと思うので、9月、メインでやりましょう。6月30日絶対勝って、最高の試合しましょう」と志朗との再戦を呼び掛けた。

第9試合/SuperFight! -61.5kg契約 3分3R延長1R

判定

 1R、173㎝のプエルタスは167㎝の大雅に対し身長差を感じさせ前に出る。大雅は下がらせられてもプッシングでプエルタスを押し、ボディフック、ローと攻める。プエルタスがノーモーションの右ストレートを当てるが、大雅も左ボディ、左ローと攻める。

 2R、大雅は跳びヒザ、左ストレートと力を込めるが、プエルタスはひるまず前に来る。だがプエルタスが前に来ると、大雅は横にかわして圧力をいなす。跳びヒザを放つ大雅だが、プエルタスもクリーンヒットさせない。大雅は奥足への左ローを効かせる。

 3R、プエルタスは接近戦で顔へのヒザを突き上げるが、大雅はディフェンス。そしてプエルタスに左ミドル、左ローを決める。両者互いに前出て消耗戦となる。プエルタスのヒザが顔をとらえるが、大雅は下がらず逆に跳びヒザ、ワンツー、ボディフックと攻める。

 判定は30-29、30-28、30-28の3-0で大雅。「来年トーナメントやるらしいですけど、スーパーレックとか誰でもいいのでやらせてください。僕が世界で一番の証明します」と意気込みを語った。

第10試合/フライ級(-51.5kg)3分3R延長1R

判定

 1R、両者オーソドックスで向き合う。ジャブ、ローと放つ塚本に那須川は右ストレート、左フックと切り込む。塚本はジャブ、前蹴りと云えて距離を保つ。塚本、那須川と交互に掛け蹴りを放つもどちらも当てさせない。塚本がバックブローも那須川が前蹴りで転倒させる。

 2R、那須川は塚本のジャブに右クロスをカウンター。塚本はジャンプしてのトリッキーな動きからボディブローを入れる。これに対し那須川はヒザ蹴りをリターン。塚本はサウスポーに変わって左ミドル主体に攻める。オーソドックスに戻るとカーフキックを入れ、那須川にボディを打ち込む。塚本はペースを変え、那須川の周囲を回る。

 3R、塚本はオーソドックスに戻って圧力を増しボディ打ち。しかし再びサウスポーからの左ミドルも那須川に当てる。那須川が跳びヒザも塚本も跳びヒザを打ち返す。両者蹴りをキャッチし受け流してパンチを振るうが互いに好打させない。

 判定は29-28(塚本)、30-29(那須川)、29-28(那須川)の2-1で那須川。過去に敗れた塚本に雪辱し、王者・数島大陸への挑戦を打ち上げた。

第11試合/SuperFight! -52kg契約 3分3R延長1R

3R・KO

 1R、数島はサウスポーからのローを入れ、右ボディフックも入れる。ムエタイのリズムで歩み寄るスドローに数島はボディへのヒザでカウンター。数島は回転の速い攻撃で応戦し、三日月蹴りを連続で打ち込む。さらに数島は左ローをスドローの奥足に叩き込み、相手のヒザ蹴りは腕でブロックする。

 2R、スドローはガードを顔の前で固めて前進。数島はしかしここでも左ローを当てる。距離を詰めるスドローだが、逆に数島がパンチからのローを打ち込む。左右のボディフックが冴える数島。スドローのヒザに数島は左ストレートをカウンターで当てる。下がるスドローだが、持ちこたえて数島にミドルを返す。

 3R、数島はフットワークを使って回る。スドローはミドルを放ちながら前に来て、首相撲のように組む。だが、数島は横にこれをかわしてボディフック、ストレート。さらに左ストレートから右ボディフックでスドローを打ち倒して勝利した。

 勝利した数島は挑戦を表明した那須川龍心をリングに呼び込み、両者のタイトルマッチが事実上決定となった。

第12試合/SuperFight! ウェルター級(-67.5kg) 3分3R延長1R

判定

 1R、サウスポーの宇佐美は左ストレートを先に当てるが、中野も右ストレートを当て返す。宇佐美はサイドキックを脚に飛ばし中野をけん制。中野はしかし左フックで宇佐美をとらえる。宇佐美が左ハイキックを当てれば、中野は左フックを当て、続いて右ストレートも宇佐美に当てる。中野は右ミドルから右ストレートを当てるが、宇佐美も左フックを2発返して終わる。

 2R、中野は右ミドルを当てるが、宇佐美は関節蹴りと縦蹴り。サイドキックで中野の進入を妨げる。中野の右ミドルと宇佐美の左ストレートが交錯する。打ち合いの中で宇佐美の頭がバッティングとなり、ドクターチェックが実施される。

 再開するが、今度は宇佐美のミドルがローブローとなってしまい、再度インターバルとなる。中野は眼窩底骨折の疑いがあり、この時点までの判定で勝敗を決する。

 判定は20-19(宇佐美)、19-19、20-20でドロー。両者無念の結果に終わった。

第13試合/SuperFight! ライト級(-63kg)3分3R延長1R

3R・KO

 1R、サウスポーの中村は軽い右ロー、前蹴りでけん制。両者まずは静かに様子を探る。しかし左インロー、左ストレートと速い攻撃を中村が繰り出していく。タリソンも右ハイキックで反撃。中村は三日月蹴りを入れ、腕を下げてノーガードでタリソンを誘う。タリソンの右ストレートと顔面をヒザをもらうが、中村は依然腕を上げない。

 2R、中村は開始から三日月蹴りも、これをさばいて向かってきたタリソンの頭がバッティングとなり中村の鼻柱に当たってしまう。

 タリソンに警告が与えられ再開。タリソンは左右フックとハイキック。中村は距離を詰めローを当てるが、タリソンもヒザ、右・左フックと強振。中村は左ローを外側・内側と打ち分けタリソンを嫌がらせる。しかしタリソンは顔面前蹴りからヒザで中村をフラつかせる。中村はダメージがあったか距離を取り、左ストレート、左フックを放つ。

 3R、中村は左ロー、前蹴りと当てタリソンを失速させる。中村はさらにヒザ、左ロー。タリソンの腹を効かせ、左ハイでダウンさせる。

 立ち上がったタリソンは組みから連続で攻撃を見舞ってしまいレフェリーに警告を与える。中村は左ロー、左ミドル、左ストレートと攻勢。タリソンはフルスイングのフックで反撃にくるが、中村はそこにに左フックのカウンターを決めダウンを奪う。

 立ち上がるタリソンだが、最後は中村の左ハイに力尽きて膝をつき、終了直前に決着した。

 中村は「もう2度と誰にも負けません」とファンに語り、RISE伊藤代表に61.5㎏か62㎏での世界王座をリクエストした。

第14試合/RISEスーパーフライ級(-53kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R

判定

 1R、大﨑は開始から圧力を発し、左フックをヒット。政所のカーフをカットし、逆に自分がカーフを当てる。圧力を緩めず政所にロープを背負わせ続ける。政所は顔へのヒザ、打ち下ろしのローと大﨑に見舞う。

 2R、政所はカーフキックを連打。大﨑もカーフを返す。太ももへのローキックの大﨑に政所はストレートとフックで応戦する。さらに政所は1Rに続き打ち下ろしのローキック。しかし大﨑は圧力を落とさずボディ打ちを見舞う。政所はカーフとローを返す。

 3R、大﨑は歩を進め政所に向かう。政所もフックとヒザで前に出んとするが、大﨑は下がらない。政所は顔へのヒザ、ハイキックも大﨑はブロック。政所がローを当てれば大﨑がローを当て返し、右ストレート、ジャブとヒット。最後も右ストレート、左フックと大﨑が当てて終える。

 4R、大﨑はローを当てて前進し、右ストレートで政所の顔を跳ね上げる。政所をロープに詰め左右のボディフック。そこからさらに政所の顔にもフックの連打を走らせる。政所は顔ヒザも大﨑にブロックされ、プッシングしても大﨑は下がらない。

 5R、大﨑はやはり下がらず、左ボディ打ちから右カーフキック。大﨑は政所のパンチを腕でブロックし当てさせない。政所はならばと三日月、左ミドルも大﨑がストレート、左ボディフック。両者打ち合いで終了となる。

 判定は49-47、50-47、50-47の3-0で大﨑。王座を守ると周囲に声を詰まらせながら感謝を告げ、弟・孔稀とのONE出撃を打ち上げた。

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