2021-22 全日本選手権・男子SP

2021/12/24 16:20開始

羽生が圧巻の演技で首位発進 宇野2位、鍵山が3位

順位表

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※各得点項目をタップで降順表示になります。

総括

【写真:坂本清】

 フィギュアスケートの北京冬季五輪最終選考会を兼ねた全日本選手権が24日、さいたまスーパーアリーナで男子ショートプログラムが行われ、羽生結弦(ANA)が111.31点でトップに立った。101.88点をマークした宇野昌磨(トヨタ自動車)が2位、18歳の鍵山優真(オリエンタルバイオ/星槎)が3位につけた。

 右足関節靱帯損傷でGPシリーズを欠場していた羽生は、この試合が今季初戦。そのブランクを感じさせない完成度の高い演技を披露し、演技後は力強くガッツポーズを作った。2位の宇野は大会直前に右足首を負傷するアクシデントに見舞われたが、本番ではきっちりと演技をまとめた。鍵山はジャンプにミスが出るも、その後は修正して3位スタート。フランス杯2位の佐藤駿(フジ・コーポレーション)はジャンプのミスが響き、8位と出遅れた。男子フリースケーティングは、26日17時から行われる。

【結果】全日本選手権・女子SP

テキスト速報

1:三浦佳生

【写真:坂本清】

三浦佳生の演技がスタート。
主な成績:全日本ジュニア選手権優勝、NHK杯8位

冒頭の4サルコウ+3トウループのコンビネーションをきれいに着氷。続く3アクセルも流れに乗りながら降り、勢いに乗る。最後の4トウループは着地でバランスを崩したものの、先日のNHK杯で見せたような自信にあふれたスケーティングで「冬」を滑り切った。終了後は大きくガッツポーズ。

2:杉山匠海

【写真:坂本清】

杉山匠海の演技がスタート。
主な成績:中四国九州選手権優勝、西日本選手権4位

冒頭の3アクセルは転倒。続く3ルッツ+3トウループのコンビネーションはしっかりと着氷した。全身をいっぱいに使ったステップを披露し、感情豊かに滑り切った。

3:壷井達也

【写真:坂本清】

壷井達也の演技がスタート。
主な成績:全日本ジュニア選手権2位

最初の3アクセルでなめらかな着氷を見せると、続く3フリップも成功。演技後半に組み込んだコンビネーションは、最初の3ルッツで少しバランスを崩すも、何とかこらえて連続ジャンプとした。映画「ツリーオブライフ」のテーマに合わせて雄大な世界観を演じた。演技後は悔しそうに苦笑いするシーンも。

4:鈴木零偉

【写真:坂本清】

鈴木零偉の演技がスタート。
主な成績:中四国九州選手権3位、西日本選手権6位

2番目のジャンプに持ってきた3サルコウ+3トウループでは、セカンドジャンプでオーバーステップ。続く2アクセルはきれいに着氷し、立て直した。その後は「stair way to heaven」のロック調のメロディに合わせて、演技のボルテージも上がる。最後は足換えのコンビスピンでフィニッシュし、笑顔を見せた。

5:木科雄登

【写真:坂本清】

木科雄登の演技がスタート。
主な成績:近畿選手権7位、西日本選手権3位

冒頭に予定していた3アクセルは、回転が足りずに転倒。続く3ルッツでもバランスを崩し、ジャンプが思うように決まらない。それでも、マイケル・ジャクソンの「Bad」に合わせたノリのいいプログラムを、時おり会場へのアピールを交えながら演じきった。演技後は悔しそうな表情。

6:吉岡希

【写真:坂本清】

吉岡希 の演技がスタート。
主な成績:全日本ジュニア選手権3位

最初の4トウループは、空中でやや軸がぶれながらも着氷。その後3ルッツ、3ループ+3トウループのコンビネーションも着氷し、ジャンプ3つを全て降りた。演技後はやや浮かない表情だったが、全日本ジュニアで3位に入った実力は見せた。

7:大島光翔

【写真:坂本清】

大島光翔の演技がスタート。
主な成績:全日本ジュニア選手権5位

スピードに乗った助走から、冒頭の3アクセルを着氷。最後の3ルッツ+3トウループのコンビネーションは、セカンドジャンプでステップアウトした。「Real?」のアップテンポなリズムに合わせ、ギターをかき鳴らすような仕草を挟み、ノリのいいスケーティングで会場を沸かせた。

8:和田龍京

【写真:坂本清】

和田龍京の演技がスタート。
主な成績:中部選手権2位、西日本選手権8位

冒頭の3ルッツは軸が曲がり転倒。続く3トウループのコンビネーションでは、ファーストジャンプで膝をついてしまい、なんとかセカンドジャンプをつける形となった。それでも「バラード第4番 ヘ短調 作品52」の美しいピアノの旋律に合わせ、滑らかなスケーティングを見せた。

9:古家龍磨

【写真:坂本清】

古家龍磨の演技がスタート。
主な成績:中四国九州選手権2位、西日本選手権9位

冒頭の3アクセルを2アクセルに変更し、落ち着いて着氷。演技後半に用意した3フリップは転倒したものの、その後に組み込んだ足換えキャメルスピンはレベル4を獲得。「ハレルヤ」の旋律に合わせて磨いてきたスケーティングを披露し、2度目の全日本で持ち味を見せた。

10:鈴木楽人

【写真:坂本清】

鈴木楽人の演技がスタート。
主な成績:東京選手権9位、東日本選手権6位

3トウループ+3トウループのコンビネーションをしっかりと着氷し、流れを作る。続く3サルコウ、2アクセルも安定した着氷で、初出場ながら落ち着いた演技を見せた。ラストのスピンは少し軸が崩れたが、力を出し切ったSPだった。

11:櫛田一樹

【写真:坂本清】

櫛田一樹の演技がスタート。
主な成績:近畿選手権3位、西日本選手権5位

冒頭の4トウループはきれいな回転で見事に着氷。続く3アクセルも高い出来栄え点のつく出来だったが、最後の3ルッツを絡めたコンビネーションはファーストジャンプで転倒。ジャンプ全てを着氷することはできなかったものの、レベル4のステップシークエンスを見せ、しなやかに滑り切った。演技後はポカリと自分の頭をたたき、悔しそうな仕草を見せた。

12:中村俊介

【写真:坂本清】

中村俊介の演技がスタート。
主な成績:全日本ジュニア選手権6位

最初の3アクセルでステップアウト。続くジャンプは4トウループに挑戦したが、惜しくも転倒してしまった。最後のコンビネーションは3ルッツの単独となり、ジャンプが思うように決まらなかったが、16歳らしくチャレンジ精神あふれる内容を見せた。

13:石塚玲雄

【写真:坂本清】

石塚玲雄の演技がスタート。
主な成績:東京選手権2位、東日本選手権4位

冒頭の3フリップ+3トウループのコンビネーションはしっかりと着氷。演技後半の3ルッツは転倒したが、スピンではレベル4を獲得。羽ばたくようなジェスチャーを交えたステップシークエンスは伸び伸びと滑り切った。

14:古庄優雅

【写真:坂本清】

古庄優雅の演技がスタート。
主な成績:東京選手権4位、東日本選手権5位

冒頭の3フリップは軸が崩れてステップアウト。続く3トウループのコンビネーションもファーストジャンプで転倒と、中々波に乗れない。ただ、タンゴの情熱的な曲調をしっかり捉え、指先までダイナミックに使ったスケーティングを披露。初出場の緊張と戦いながら、精一杯力を見せた。

15:山隈太一朗

【写真:坂本清】

山隈太一朗の演技がスタート。
主な成績:東京選手権3位、東日本選手権2位

冒頭の3アクセルは途中で軸がほどけ、シングルに。続くコンビネーションはセカンドジャンプが2回転となり、最後の3フリップも回転が足りず2フリップに。最後までジャンプの修正ができなかった。スピンはレベル4を獲得し、バイオリンの音色に合わせて情感のこもった演技を披露した。

16:片伊勢武

【写真:坂本清】

片伊勢武の演技がスタート。
主な成績:全日本ジュニア選手権4位

冒頭の3アクセルは、飛距離も大きくきれいに決めた。続くジャンプはコンビネーションを予定していたが、ファーストジャンプで転倒。そこから気持ちを切り替え、大河ドラマ「義経」のメインテーマをしなやかなスケーティングで表現。初出場でしっかりと演じきった。

17:長谷川一輝

【写真:坂本清】

長谷川一輝の演技がスタート。
主な成績:東京選手権優勝、東日本選手権3位

3ルッツ+3トウループのコンビネーションは回転が詰まり、セカンドジャンプでバランスを崩す。続く3アクセルは、回転がほどけてダブルになってしまった。ブルースのしっとりとした音色を、情感を込めたスケーティングに乗せて、最後まで滑り切った。

18:堀義正

【写真:坂本清】

堀義正の演技がスタート。
主な成績:東京選手権6位、東日本選手権7位

冒頭の3フリップは回転がほどけてしまい、1回転に。続くジャンプもシングルとなり、中々修正できず。最後の3サルコウのコンビネーションはファーストジャンプで詰まるも、なんとかセカンドジャンプをつけた。10代最後の演技はほろ苦さを残したものの、演技後は深々と客席に頭を下げ、感謝を示した。

19:早川晃太郎

【写真:坂本清】

早川晃太郎の演技がスタート。
主な成績:中四国九州選手権5位、西日本選手権10位

演技冒頭の3サルコウは、回転軸が前のめりになり転倒。続く2アクセルは大きなランディングで着氷した。最後の3トウループも転倒してしまったが、引退を決めたシーズンに初出場を決めた大舞台で、喜びを体いっぱいに表現。演技後は2度大きく頷き、やりきった表情を見せた。

20:辻村岳也

【写真:坂本清】

辻村岳也の演技がスタート。
主な成績:近畿選手権6位、西日本選手権7位

冒頭の3トウループ+3トウループは、セカンドジャンプで転倒。続く3サルコウはしっかりと降りた。引退シーズンに初出場を決め、スケートへの愛情を「perhaps love」のリズムに乗せ、スケーティングに込めていく。演技後は笑顔で観客席に手を振り、プログラムを締めくくった。

21:須本光希

【写真:坂本清】

須本光希の演技がスタート。
主な成績:近畿選手権5位、西日本選手権2位

3ループ+3トウループをきれいに着氷し、続く2アクセルもきっちりと着氷。しっとりした前半から力強さのある後半まで、終始スピードに乗って演じきった。

22:森口澄士

【写真:坂本清】

森口澄士の演技がスタート。
主な成績:近畿選手権4位、西日本選手権優勝

単独の3アクセルを冒頭に着氷、続く3ルッツ+3トウループのコンビネーションでもきっちりと降り、後半の3サルコウも着氷した。終盤は柔らかい表情も見せながら、質の高い演技で会場を魅了した。

23:宇野昌磨

【写真:坂本清】

宇野昌磨の演技がスタート。
主な成績:スケートアメリカ2位、NHK杯優勝

演技冒頭の4フリップをきれいに着氷。続く4トウループ+2トウループのコンビネーションも流れに乗りながら降り、勢いに乗る。最後の3アクセルもきっちりと着氷し、全てのジャンプで出来栄え点を獲得。持ち前の伸びやかなスケーティングとともにしっとりとプログラムを演じきった。大会直前に足首を痛めた影響を感じさせない演技を見せ、フィニッシュ後は力強くこぶしを握り締めた。

24:羽生結弦

【写真:坂本清】

羽生結弦の演技がスタート。
今大会が今季の初戦となる。

演技冒頭の4サルコウは高さのあるきれいなジャンプで着氷。4点以上の出来栄え点がつく、高いクオリティを見せた。続く4トウループ+3トウループのコンビネーションもしっかりと降りた。質の高いスピンと伸びやかなステップでプログラムを美しく演じ、場内はスタンディングオベーションに包まれた。

25:田中刑事

【写真:坂本清】

田中刑事の演技がスタート。
主な成績:スケートカナダ10位、ロシア杯9位

4サルコウはきれいに着氷。続く3フリップ+3トウループのコンビネーションもしっかりと降りる。1つジャンプのミスが出たが、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の曲に合わせ、力強さを感じさせる後半まで、終始スピードに乗って演じきった。

26:山本草太

【写真:坂本清】

山本草太の演技がスタート。
主な成績:CSワルシャワ杯優勝、スケートカナダ7位、NHK杯7位

冒頭の4サルコウをきれいに降り、続く3アクセルも着氷。後半の3フリップ+3トウループのコンビネーションも流れに乗ったジャンプで出来栄え点を獲得。すべての要素をクリーンに決めて、流れるようなスケーティングに情感を込めた演技を見せた。フィニッシュ後はガッツポーズ。

27:友野一希

【写真:坂本清】

友野一希の演技がスタート。
主な成績:ISUグランプリ(GPイタリア大会)6位、ロシア杯3位

冒頭の4トウループ+2トウループのコンビネーションはしっかりと着氷。続く4サルコウは着氷時に乱れステップアウト。終盤の3アクセルはきれいに降りて出来栄え点を獲得。ジャンプで1つミスが出てしまったが、フィニッシュ後はほっとしたような表情で演技を終えた。

28:三宅星南

【写真:坂本清】

三宅星南の演技がスタート。
主な成績:CSオーストリア杯7位

冒頭の4サルコウをきれいに降り、続く3アクセルも着氷。後半の3ルッツ+3トウループのコンビネーションも出来栄え点を獲得。3つのジャンプだけでなく力強さのあるステップと安定感のあるスピンをそろえ、クリーンに滑り切った。フィニッシュでは笑顔とともに、両手でガッツポーズを見せた。

29:佐藤駿

【写真:坂本清】

佐藤駿の演技がスタート。
主な成績:アジアンオープン2位、スケートアメリカ4位、フランス杯2位

演技冒頭は4ルッツを予定していたが、回転不足で3ルッツに。続く4トウループ+3トウループのコンビネーションはしっかりと降りた。後半の3アクセルも流れのあるきれいな着氷。ジャンプで1つ痛いミスが出て、フィニッシュ後は思わず顔を覆う仕草も。

30:島田高志郎

【写真:坂本清】

島田高志郎の演技がスタート。
主な成績:東日本選手権優勝、CSワルシャワ杯5位

最初の4サルコウでステップアウト。続く3ルッツ+3トウループのコンビネーションはしっかりと着氷。後半の3アクセルもきっちりと決め、丁寧なステップと質の高いスピンでクリーンに演じきった。

31:鍵山優真

【写真:坂本清】

鍵山優真の演技がスタート。
主な成績:アジアンオープン優勝、ISUグランプリ(GPイタリア大会)優勝、フランス杯優勝

演技冒頭の4サルコウ+3トウループのコンビネーションをきれいに降りるも、続く4トウループで転倒。後半の3アクセルはしっかりと決め、表情豊かで体をいっぱいに使った演技を見せた。ジャンプでミスが出てしまったが、フィニッシュでは笑顔を見せつつ、頭をかいた。

32:本田ルーカス剛史

【写真:坂本清】

本田ルーカス剛史の演技がスタート。
主な成績:近畿選手権2位、CSオーストリア杯2位

冒頭に3アクセルを降り、続く3フリップもしっかりと着氷。後半の3ルッツ+3トウループのコンビネーションも流れのあるきれいな着氷。「悩める地球人のSOS」の壮大な音楽に合わせた大きな演技で、堂々と滑り切った。

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