“ベイスターズ芸人”鬼越トマホーク・金ちゃんの「真の日本一」への自信 理想のオーダーとリーグ制覇への鍵

カブス今永昇太は「もっと騒がれていい」

 この日の放送は、ドジャース対カブスのMLB日本開幕シリーズを前に、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、今永昇太、鈴木誠也の日本人選手たちを、たっぷりの映像を交えて紹介した。ベイスターズ芸人の金ちゃんが熱く語るのは、元DeNAの左腕であり、親交もある今永だ。

 コンビ2人の“ケンカっぽいトーク”が自然と始まる。

「一回、お食事をさせてもらってから仲良くなって、LINEとかをさせてもらってます」
「ご馳走してもらったんだろ?(今永の方が)年下なのに?」
「いやいや、俺、払ったからね!あんなに稼いでいる人に払ったから、俺。一応、年上なので」
「ご馳走さまって言ってくれたの?」
「言ってくれたよ。嬉しかったよ」
「ガハハハハ」

 さらにトークは展開し、昨年に連絡を取り合った際には「結構、ゴシップが好きで。宮迫さんと粗品がバチバチにやり合ってた時に、『あれって裏ではどういう話になってるんですか?』って聞かれて」などのエピソードも披露された。その今永がMLB移籍1年目だった昨季、15勝3敗、防御率2.91と出色の働きを披露したことについて喜びながら“注文”も付ける。

「通用はするだろうとは思っていましたけど、日本にいた時でも15勝はしていなかった(最多は2019年の13勝)ので、正直、ここまで勝つとは思わなかった。去年の前半とかは無双状態でしたからね。本当、すごかったですから、もっと騒がれていいし、もっと注目されていい。今季も期待してます」

DeNAの重量打線に自信満々も“心配”なこと

【(C)フジテレビ】

 その後も番組では日本開幕のMLB情報をたっぷりと届けられ、イベントで配布されたMLBのトレーディングカードをスタジオで生開封。今永の2年連続の大活躍に期待を寄せた金ちゃんだが、やはり気になるのは日本のプロ野球、応援しているDeNAのことだ。そして「気になる」以上に「期待しかない」と自信を見せる。

「オープン戦はいろいろと試しているところもあると思うし、これからだとは思うんですけど、もう期待しかないですね、今回は。メンバーも揃ってますんで」

 その金ちゃんが、番組内で理想の打順を発表。1番・桑原将志(右)、2番・梶原昂希(中)、3番・牧秀悟(二)、4番・オースティン(一)、5番・宮﨑敏郎(三)、6番・筒香嘉智or佐野恵太(左)、7番・山本祐大(捕)、8番・森敬斗(遊)と並べ、「めちゃくちゃ難しい。特に外野なんていっぱいメンバーがいる」「度会(隆輝)選手も蝦名(達夫)選手もいる。レフトでも筒香選手と佐野選手が被ってる。DHがあれば」と嬉しい悲鳴を上げながら、「1、2番で足を使って、その後に重量打線で点を取る。どっからでも点を取れる。オースティンが1年間、怪我なくやってくれるか。そこだけです」と熱を込めた。

 それに対して“初心者”良ちゃんは「僕は長野出身なんですけど、牧選手が同郷のスーパースター」「牧選手は何でもできる」と期待を寄せながら「ただ懸念しているのが、牧選手はすっごいゲームが好きなんで、マリオカートのやりすぎだけは注意して欲しい。やりすぎたら成績に響いてくる」と訴え、金ちゃんが「プロだから大丈夫だと思うよ」とフォローするも、「牧選手と佐野選手が『マリオカートめちゃくちゃやるんすよ』って言ってたので、プロだから負けず嫌いだから、どっちかが勝つまでやっちゃう」と心配した。

2年連続の日本一へ向けて

 今年の春季キャンプも訪問して選手たちの様子を間近で見たという2人。金ちゃんは、レギュラーシーズン3位からCS、日本シリーズを勝ち抜いて26年ぶりの日本一に輝いた昨季の戦いぶりを喜びながらも“悔しさ”も覗かせる。

「3位からの日本一だったので、(巨人ファンの)ナイツの塙さんからは『それで嬉しいの?』って言われたりして、『いや、嬉しいっすよ』と答えましたけど、ジャイアンツファンの人の気持ちもめちゃくちゃわかる。だから今年は文句を言われないように、しっかりとペナントレースで優勝して、そこからまた日本一になって欲しい。完全優勝で真の日本一になってもらいたい」

 番組中でも紹介した強力打線に対しては大きな自信を持っている。一方、投手陣では元サイ・ヤング賞右腕の2年ぶりの復帰に喜んでいる。

「もうバウアーが帰って来てくれたのが本当に嬉しいし、楽しみ。今年は何回キレるんだろうっていうね(笑)。でも去年はホント、今永投手、バウアー投手が抜けた中での3位からの日本一だったんで、そこに今年はバウアーが加わるっていうのはかなり大きい。盤石だと思うんですよね。メンバーは揃ってる。本気で優勝を狙えるシーズンですよ」

 戦い方の“カギ”となるのは、昨季のポストシーズンで掴んでいる言い切る。

「守備が課題だったんですけど、去年はCSに入ってからむちゃくちゃ良くなった。シーズン中は簡単なミスっていうのがよくあったけど、ポストシーズンでは守備ですごい良いプレーが何度もあって、そこから試合の流れを掴んだ。打線は強力ですから、あの守りができたら、もう、勝てるでしょう!」

 昨年、日本一を決めた日本シリーズ第6戦を横浜スタジアムで生観戦し、歓喜の瞬間をチーム、ファンと共に味わった金ちゃん。「ベイスターズが優勝すれば仕事も増えますから」と良ちゃん。果たして、今年はどのような1年になるのか。シーズン開幕を直前に、鬼越トマホークの2人のテンションも右肩上がりに高まっている。

(取材・文:三和直樹)

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