【天理】伝統ある紫のユニホームを導く「ダブルキャプテン」(奈良県)
同じ釜の飯食い、培ったチームワーク
今チームは「ダブルキャプテン制」を導入しており、永末峻也選手と赤埴幸輝選手の2人が部員たちをリードする。6日のキャプテントークに出席した永末選手は、「最初は正直びっくりした」と言いつつ、「全体をまとめるのは自分。プレーで見せるのが赤埴」と2人の役割分担を説明した。〝相棒〟である赤埴選手とは仲が良く「キャプテンシーがある」という評価だった。
1901年創部と長い歴史を誇る野球部には、父や兄も天理のユニホームに袖を通していたという部員もいる。下坊大陸投手の父晃弘さんは1986年夏に天理の甲子園制覇を経験し、冨田祥太郎選手の父信一郎さんも1997年センバツで優勝を達成。「親子での甲子園制覇」の夢も広がる。
M-1の敗者復活を見て思い描く「下克上」
趣味でドラマ鑑賞と答えた選手が複数いた。「韓国ドラマを見ること」という回答もあり、韓国スターが人気を集める今どきの若者らしさが垣間見えた。豊田竜都選手が挙げたのは「M-1グランプリの敗者復活をみること」。好きな言葉も「下克上」だった。
将来の夢はプロ野球選手が最多。伊藤達也選手ら3人はメジャーリーガーを夢見ていた。