【UFC】ホワイトCEOがUFC 314とUFC 315のメインイベントを発表
FC CEOのデイナ・ホワイトがソーシャルメディアを通じ、UFC 314とUFC 315のメインイベントをはじめとする一連のビッグニュースをもたらした。マイアミを舞台とするUFC 314では、アレキサンダー・ボルカノフスキーとディエゴ・ロペスがフェザー級の絶対王者の座をかけて対決。モントリオールで実施するUFC 315では、ベラル・ムハメドがジャック・デラ・マダレナを相手にウェルター級タイトル防衛に挑む。
マイアミでロペスと激突するボルカノフスキーは、UFC 298でイリア・トプリアにノックアウトされてから14カ月ぶりのオクタゴン登場となる。“ザ・グレート”の二つ名を持つボルカノフスキーは2度のチャンピオンとなることを狙っており、その機会はトプリアとの再戦でやってくると多くの人々が予測していた。しかし、エル・マタドール”ことトプリアの他で、この階級で今最も熱いファイターといえばディエゴ・ロペスだ。ロペスは13カ月で5勝を挙げるという快進撃で、2023年の半ばにフェザー級タイトルをめぐる勢力図に急浮上している。前戦のUFC 306ではブライアン・オルテガとの3ラウンドマッチに判定勝ち。UFCキャリアをスタートしてから2年足らずで、ロペスは史上最高と言っても差し支えないフェザー級ファイターと、ベルトをかけて相まみえる。
元フェザー級王者であるボルカノフスキーは、過去4戦で3敗、ここ2戦ではノックアウト負けを喫するという、これまでに経験したことのないような領域にいる。しかしながら、36歳にして膨大(ぼうだい)な活力を秘めたボルカノフスキーは、トプリアやイスラム・マハチェフといった名を有するファイター以外は、すべて倒してきた。戦いの場から1年以上遠ざかっていたボルカノフスキーが、かつて自分のものだった王座の奪還を熱望している。
ホワイトCEOはイリア・トプリアがフェザー級タイトルを返上したことに触れており、トプリアの次戦については後日発表されると述べている。
このフェザー級タイトルマッチの前には、2つの興味深い試合が組まれている。1つが、イギリス・リバプール出身の“ザ・バディ”ことパディ・ピンブレットが、自身のキャリアの中で最も注目される1戦として、元ライト級タイトル挑戦者のマイケル・チャンドラーと拳を合わせる試合だ。ピンブレットはUFC 304でこれまでで最高の1つに数えられるパフォーマンスを発揮し、第1ラウンドでキング・グリーンに1本勝ちしている。1月に30歳になった急上昇中のピンブレットは、2021年9月のデビューから6勝0敗をマークしており、 “アイアン”と呼ばれるチャンドラーを倒せば、ライト級の真のコンテンダーとなるはずだ。
38歳のチャンドラーは、2021年1月にオクタゴンデビューを果たして以来、ビッグゲームのハンターであり続けてきた。オクタゴン登場6回で、チャンドラーはパフォーマンスボーナスを5回受けている。しかしながら、戦績としては2勝4敗となっており、タイトルへの道を断たれたくなければ、マイアミでピンブレットを制する必要があるだろう。
南フロリダで展開されるもう1つの重要なフェザー級マッチが、元暫定王者ヤイール・ロドリゲスがパトリシオ・ピットブルをオクタゴンに迎える1戦だ。ロドリゲスは2023年1月に暫定タイトルを手にして以来の勝利を目指している。暫定王座を獲得した後、ボルカノフスキーとブライアン・オルテガに連敗したことで低迷していた32歳のロドリゲスだが、このニューカマーを退けることができれば、タイトル戦に向けて再び軌道にのることができるだろう。一方のピットブルは、人々の記憶に残るようなデビュー戦を求めている。UFC以外の場所で最も優れたフェザー級ファイターだと、長い間目されてきた37歳のピットブル。UFCの舞台にたどりつくまでにプロ43試合を経験したピットブルの望みは、タイトル戦までの最短ルートを歩むことだ。
UFC 315のメインイベントでのムハメド対デラ・マダレナの発表は、驚きをもって迎えられたかもしれない。というのも、デラ・マダレナは現地3月22日(土)にロンドンで元王者のレオン・エドワーズと戦うことになっていたからだ。しかしながら、オーストラリア・パース出身のコンテンダーであるデラ・マダレナはオクタゴンで戦った7試合で7勝をマークしており、初のタイトル挑戦にふさわしい頃合いだ。デラ・マダレナは前回の試合だったUFC 299のギルバート・バーンズ戦でノックアウト勝ちを飾っている。デイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズからUFC参戦を果たした28歳のデラ・マダレナは、ムハメドとの試合に向けて忙しく準備することになるだろう。なにしろ、ムハメドの無敗記録は2019年4月にさかのぼる。“リメンバー・ザ・ネーム”ことムハメドがUFCの頂点に至るまでには長い道のりがあったが、UFC 304でエドワーズに判定勝ちを収める形で一つの区切りを迎えた。今、ムハメドの統治が本格的に始まろうとしている。
デラ・マダレナがタイトル戦に挑むことになったため、ロンドンでのエドワーズとの試合は白紙になった。デラ・マダレナに代わり、ショーン・ブレイディがキャリア2度目のメインイベント登場を果たす。アメリカ・フィラデルフィア出身のブレイディは2024年9月に臨んだバーンズとの試合で、初めて5ラウンドマッチでの判定勝ちをマーク。これにより、オクタゴンでの戦歴を7勝1敗とした。エドワーズとの試合は、タイトル争いにからむきっかけになるかもしれない。しかし、33歳の元王者であるエドワーズの方も、ベルト奪還に燃えている。ムハメドに敗北したのは、エドワーズにとって2015年12月以来の黒星だった。あと1勝か2勝でタイトル争いの舞台に戻れるとエドワーズは考えている。
ムハメドやデラ・マダレナが登場するモントリオールでは、女子フライ級チャンピオンのワレンチナ・シェフチェンコとフランスから来たマノン・フィオロによる期待高まるタイトルマッチも行われる。史上最高の女子フライ級ファイターであることに疑いの余地はないシェフチェンコは、1年半にわたるアレクサ・グラッソとの3回の戦いを通じて、ベルトを奪還した。これらの3つの戦いは、UFC 306でシェフチェンコが判定勝ちする形で決している。シェフチェンコが勝利したのを受け、次の挑戦者がフィオロであることは明らかだった。フランス出身の34歳で、2021年1月にオクタゴンデビューを遂げたフィオロは、長い間、チャンスを待つコンテンダーだと見られてきた。デビュー以来、オクタゴンで7勝0敗というパーフェクトな戦績を誇っており、過去3戦ではケイトリン・サーミナラ、ローズ・ナマユナス、エリン・ブランチフィールドに勝利している。
マイアミでロペスと激突するボルカノフスキーは、UFC 298でイリア・トプリアにノックアウトされてから14カ月ぶりのオクタゴン登場となる。“ザ・グレート”の二つ名を持つボルカノフスキーは2度のチャンピオンとなることを狙っており、その機会はトプリアとの再戦でやってくると多くの人々が予測していた。しかし、エル・マタドール”ことトプリアの他で、この階級で今最も熱いファイターといえばディエゴ・ロペスだ。ロペスは13カ月で5勝を挙げるという快進撃で、2023年の半ばにフェザー級タイトルをめぐる勢力図に急浮上している。前戦のUFC 306ではブライアン・オルテガとの3ラウンドマッチに判定勝ち。UFCキャリアをスタートしてから2年足らずで、ロペスは史上最高と言っても差し支えないフェザー級ファイターと、ベルトをかけて相まみえる。
元フェザー級王者であるボルカノフスキーは、過去4戦で3敗、ここ2戦ではノックアウト負けを喫するという、これまでに経験したことのないような領域にいる。しかしながら、36歳にして膨大(ぼうだい)な活力を秘めたボルカノフスキーは、トプリアやイスラム・マハチェフといった名を有するファイター以外は、すべて倒してきた。戦いの場から1年以上遠ざかっていたボルカノフスキーが、かつて自分のものだった王座の奪還を熱望している。
ホワイトCEOはイリア・トプリアがフェザー級タイトルを返上したことに触れており、トプリアの次戦については後日発表されると述べている。
このフェザー級タイトルマッチの前には、2つの興味深い試合が組まれている。1つが、イギリス・リバプール出身の“ザ・バディ”ことパディ・ピンブレットが、自身のキャリアの中で最も注目される1戦として、元ライト級タイトル挑戦者のマイケル・チャンドラーと拳を合わせる試合だ。ピンブレットはUFC 304でこれまでで最高の1つに数えられるパフォーマンスを発揮し、第1ラウンドでキング・グリーンに1本勝ちしている。1月に30歳になった急上昇中のピンブレットは、2021年9月のデビューから6勝0敗をマークしており、 “アイアン”と呼ばれるチャンドラーを倒せば、ライト級の真のコンテンダーとなるはずだ。
38歳のチャンドラーは、2021年1月にオクタゴンデビューを果たして以来、ビッグゲームのハンターであり続けてきた。オクタゴン登場6回で、チャンドラーはパフォーマンスボーナスを5回受けている。しかしながら、戦績としては2勝4敗となっており、タイトルへの道を断たれたくなければ、マイアミでピンブレットを制する必要があるだろう。
南フロリダで展開されるもう1つの重要なフェザー級マッチが、元暫定王者ヤイール・ロドリゲスがパトリシオ・ピットブルをオクタゴンに迎える1戦だ。ロドリゲスは2023年1月に暫定タイトルを手にして以来の勝利を目指している。暫定王座を獲得した後、ボルカノフスキーとブライアン・オルテガに連敗したことで低迷していた32歳のロドリゲスだが、このニューカマーを退けることができれば、タイトル戦に向けて再び軌道にのることができるだろう。一方のピットブルは、人々の記憶に残るようなデビュー戦を求めている。UFC以外の場所で最も優れたフェザー級ファイターだと、長い間目されてきた37歳のピットブル。UFCの舞台にたどりつくまでにプロ43試合を経験したピットブルの望みは、タイトル戦までの最短ルートを歩むことだ。
UFC 315のメインイベントでのムハメド対デラ・マダレナの発表は、驚きをもって迎えられたかもしれない。というのも、デラ・マダレナは現地3月22日(土)にロンドンで元王者のレオン・エドワーズと戦うことになっていたからだ。しかしながら、オーストラリア・パース出身のコンテンダーであるデラ・マダレナはオクタゴンで戦った7試合で7勝をマークしており、初のタイトル挑戦にふさわしい頃合いだ。デラ・マダレナは前回の試合だったUFC 299のギルバート・バーンズ戦でノックアウト勝ちを飾っている。デイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズからUFC参戦を果たした28歳のデラ・マダレナは、ムハメドとの試合に向けて忙しく準備することになるだろう。なにしろ、ムハメドの無敗記録は2019年4月にさかのぼる。“リメンバー・ザ・ネーム”ことムハメドがUFCの頂点に至るまでには長い道のりがあったが、UFC 304でエドワーズに判定勝ちを収める形で一つの区切りを迎えた。今、ムハメドの統治が本格的に始まろうとしている。
デラ・マダレナがタイトル戦に挑むことになったため、ロンドンでのエドワーズとの試合は白紙になった。デラ・マダレナに代わり、ショーン・ブレイディがキャリア2度目のメインイベント登場を果たす。アメリカ・フィラデルフィア出身のブレイディは2024年9月に臨んだバーンズとの試合で、初めて5ラウンドマッチでの判定勝ちをマーク。これにより、オクタゴンでの戦歴を7勝1敗とした。エドワーズとの試合は、タイトル争いにからむきっかけになるかもしれない。しかし、33歳の元王者であるエドワーズの方も、ベルト奪還に燃えている。ムハメドに敗北したのは、エドワーズにとって2015年12月以来の黒星だった。あと1勝か2勝でタイトル争いの舞台に戻れるとエドワーズは考えている。
ムハメドやデラ・マダレナが登場するモントリオールでは、女子フライ級チャンピオンのワレンチナ・シェフチェンコとフランスから来たマノン・フィオロによる期待高まるタイトルマッチも行われる。史上最高の女子フライ級ファイターであることに疑いの余地はないシェフチェンコは、1年半にわたるアレクサ・グラッソとの3回の戦いを通じて、ベルトを奪還した。これらの3つの戦いは、UFC 306でシェフチェンコが判定勝ちする形で決している。シェフチェンコが勝利したのを受け、次の挑戦者がフィオロであることは明らかだった。フランス出身の34歳で、2021年1月にオクタゴンデビューを遂げたフィオロは、長い間、チャンスを待つコンテンダーだと見られてきた。デビュー以来、オクタゴンで7勝0敗というパーフェクトな戦績を誇っており、過去3戦ではケイトリン・サーミナラ、ローズ・ナマユナス、エリン・ブランチフィールドに勝利している。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ