ボートレース浜名湖での「PG1第1回スピードクイーンメモリアル」（2月19日～24日開催）が開幕した。朝から安定板が使用されるなか、初日メインカードの12Rドリーム戦は追い風4メートルの水面。1号艇の浜田亜理沙（広島出身・埼玉支部）が1コースから逃げ切って快勝。2着に2号艇の上田紗奈（大阪出身・大阪支部）、3着に5号艇の西橋奈未（石川出身・福井支部）が入り、3連単1-2-5で2660円の11番人気となっている。

　さて華々しく開幕した浜名湖決戦だが、初日のレースで目についたのは2Rと3Rだ。2Rでは水野望美が3コースまくり差し、3Rでは平高奈菜が3コースまくり差しで1着。浜名湖らしいレースだった。

　というのも浜名湖は最近1年間（2024年2月19日～2025年2月18日）のまくり差し出現率が15.7％で、これは全国24場のなかで断トツの数字。全国平均（11.7％）より実に4％も高い。

【最近1年間 まくり差し出現率ベスト5】
1位　浜名湖　15.7％
2位　桐生　　13.5％
2位　津　　　13.5％
4位　びわこ　13.4％
5位　蒲郡　　13.3％

　2日目以降もまくり差し巧者たちが見せ場をつくる可能性大だろう。今節出場メンバーのなかでの最近1年間のまくり差し1着本数ベスト10は以下のとおり。

【最近1年間 まくり差し1着本数ベスト10】
1位　三浦　永理　16本
2位　田口　節子　11本
3位　深川麻奈美　10本
3位　大豆生田蒼　10本
5位　今井　裕梨　9本
5位　滝川真由子　9本
5位　浜田亜理沙　9本
5位　西橋　奈未　9本
5位　川井　　萌　9本
10位 宇野　弥生　8本

　1位は三浦永理（静岡出身・静岡支部42歳）【冒頭の写真】で断トツの16本。三浦は初日2･1着と上々のパワーを見せており、今節もまくり差し巧者の力を発揮しそうな気配十分だ。2日目は10R5号艇の1走で登場。このレースは4号艇に高田ひかるが入っており、高田の攻めに乗ってまくり差すチャンスもありそう。三浦は最近1年間で5コースまくり差しを4本も決めているだけに目が離せない。

　そのほかのまくり差しランキング上位勢で2日目に注目しておきたいレーサーを挙げるなら、3R3号艇の今井裕梨（12Rは6号艇）、8R3号艇の西橋奈未(前半3Rは6号艇)、9R3号艇の大豆生田蒼（前半2Rは6号艇・栃木出身・埼玉支部30歳）【写真上】、9R4号艇の浜田亜理沙（前半4Rは6号艇)といった顔ぶれ。特に大豆生田は最近2節でまくり差しを3本も決めるなど近況好調なだけに必見だ。

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