尾関彩美悠、個性を生かすスイングのチェックポイントとは?
【ゴルフサプリ】
今季は優勝こそないものの、トップテン入りが7回と安定した成績を残している尾関彩美悠。好調な理由は、アプローチとパットを中心としたショートゲームの確実性が昨年よりもアップしていることが大きい。ショットの正確性も昨年より上がっていることは間違いないが、まだまだ伸びしろがあるのも事実。尾関自身もそのことを理解しているようで、現在は、試行錯誤の真っ最中だ。ただ、調子がいいときは、トップとフィニッシュの位置が安定しているという。
GOLF TODAY本誌 No.629/118〜119ページより 写真/Getty Images
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トップがピタッとはまる位置を確認。 フィニッシュまで 一気に振り抜くだけ
今季の尾関彩美悠は序盤戦こそ予選落ちが重なったが、4月くらいから徐々に調子を上げてきた。その理由は、アドレスでのクラブフェースにあったという。
尾関彩美悠「私の場合、ずっとフェースを開いて構えるクセがありました。それが原因でボールを右に打ち出していましたが、思い切ってフェースを被せ気味に構えたら、狙ったところへ打ち出せるようになりました」。
元々、ドライバーショットの方向性は安定していたが、ウッドやアイアンでのセカンドショットになると、狙ったところに打ち切れない面があった。それが、フェースの向きを変えたことで、ピンを差すセカンドショットが増えたわけだ。しかし、再び不調の波が尾関を襲う。
尾関彩美悠「トップの位置が定まらず、その結果、インパクトのタイミングが合わなくなってきたのです」。
タイミングが遅ければフェースが開いた状態でボールをとらえ、タイミングが早ければフェースが閉じた状態でボールをとらえる。当然、ボールは右にも左にも曲がるようになった。
逆にいえば、調子がいいときはトップの位置がピタリとはまるという。それに伴い、インパクトのタイミングも合うので、フェースがスクエアな状態でボールをとらえられる。
尾関彩美悠「そういうときは、もうダウンスイングのこととか、インパクトのことは考えません。安心してフィニッシュまで振り切るだけです」
トップの位置が決まると、フィニッシュも安定してくるという。現在もトップの位置は試行錯誤中だが、安定してくれば、ツアー2勝目に大きく近づけるはずだ。
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ドライバーのようなスイングが理想
(写真左)バックスイングでは上体を捻転し、トップでは右ヒジを曲げ、左腕を伸ばす。その分、トップの位置は高くなる。捻転した上体をネジじり戻すことでインパクトを迎える。(写真中央)トップの位置が安定したときは、インパクトのタイミングも合う 【ゴルフサプリ】
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スイングの再現性を高めるには常に同じ位置にクラブを上げたい
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