カーボンフェースを採用!飛びを求めるゴルファーに◎ ヤマハ「インプレス ドライブスター」シリーズ(2024年発売モデル)

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2024年9月、ヤマハの飛距離を追求した「インプレス ドライブスター」シリーズがモデルチェンジしました!そこでクラブフィッターの小倉勇人さんに、最新シリーズの特徴をまとめて詳しく解説していただきました。

インプレス ドライブスター シリーズ

インプレスはヤマハの飛距離追求型ブランドと言っていいと思います。飛距離にこだわる人であれば1回は手に取ったことがあるでしょう。

今回はインプレス ドライブスター シリーズがモデルチェンジしました。ラインナップはドライバーが2モデル、フェアウェイウッド1モデル、ユーティリティ1モデル、アイアンが2モデルのラインナップになってます。

インプレス ドライブスター ドライバーの特徴

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ドライバーは「TYPE/D」と「TYPE/S」の2モデルです。

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2モデルともカーボンフェースを採用しています。オクタアングルカーボンフェースというヤマハ独自のカーボンフェースです。カーボン繊維を8軸方向に64層の積層したことで広範囲での強度が劇的に向上し、フェースのどこに当たっても高初速を実現し、飛距離性能も高めています。

フェース面を金属で作ると、どうしても強度や反発のいろんな制約があるので重くなります。それをカーボンフェースにすることで軽くすることができるメリットがあります。

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ヘッドの重心位置をコントロールするのに、前が重いと後に多くウェイトを持って来ないと理想の重心位置を追求できません。フェース面を軽くすることで、それほど後に重心を持って来なくても理想の重心を追求できるわけです。これがカーボンフェースの一番のメリットで、ゴルファー側からすると振り心地がよくなるわけです。

やはり後が重くて前が重いと、大きな挙動をしたときにエネルギーが必要になるので、それがシンプルに動かせるようになるとミート率や振ったところの良さが出てきます。

テクノロジー的に金属に劣るようなものであればメーカーは採用しません。しっかりチタンと同じくらいの反発、スピン量などのコントロール性能は持っているので、クラブとしての完成度は非常に高めやすいわけです。

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TYPE/Dドライバーは、非常につかまりのいい仕様になっています。

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重心角34°で、オートマチックにつかまる仕様になっています。

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もう1つがTYPE/Sというモデルです。

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TYPE/Sは、重心角で考えると29°で少しつかまり度合いは抑えられてますが、十分つかまる方向に設計されているモデルになります。

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「TYPE/D」と「TYPE/S」の違いは顔とつかまりの度合いです。両方ともよくつかまるけど程よくつかまるTYPE/S、しっかりつかまるTYPE/Dという違いがあります。

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フェアウェイウッドとユーティリティは1モデルずつですが、どちらと組合わせてもいいように適度なつかまりの仕様になっています。

インプレスドライブスター アイアンの特徴

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アイアンは、ドライバー同様にTYPE/DとTYPE/Sの2モデルです。

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フェースの最もたわむところとフェースの重心点と打点がどうしても構造上作るとばらつきやすいため、それをフェース裏にリブを入れて重心点・打点をできるだけ揃えることで、より飛距離を追求しやすいアイアンに仕上がっています。これはTYPE/D、TYPE/S両方のテクノロジーです。

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さらにソール部分を一体鋳造で作ってますが、#5〜PWはX37という新素材を使ってます。いわゆる硬めのバネ鋼ですが、打感が悪いわけではないです。

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しっかりした弾き感で飛距離が追求しやすいバネ鋼を使っていて、強度がある分ソール部分を1.1mmというとても薄い状態で鋳造しています。それによって飛距離やヘッドのたわみを追求できています。やはりアイアンの飛距離で、世界的に名を広げているインプレスドライブスターの名に恥じない飛距離性能を持っています。

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TYPE/Dに関しては深めの設計のデザインになっていて、タングステンウェイト41gを後ろ側に搭載しています。

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少し重心を深くしている分、重心の深さで球を飛ばす設計になっています。

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TYPE/Sは、少し顔をシャープにするため後の奥深さを作っていません。

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深度は浅めの状態ですが、その分タングステンウェイトを77gとTYPE/Dよりも重く搭載することで、低重心でよりいい顔で高さを出して飛ばす設計になっています。

どちらもつかまり、飛距離、やさしさを追求しています。TYPE/Dの方は見た目通りの性能でつかまえて飛ばす、TYPE/Sの方はどちらかというと、かまえたときにいい顔でつかまえて飛ばす、というような違いになっています。

いかにもつかまりそうな顔が好きなら「TYPE/D」、ちょっといい顔でそれよりも見た目以上につかまる性能が好きなら「TYPE/S」を選んでいただければいいと思います。

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インプレスドライブスターシリーズを試打した印象

やはりカーボンフェースの恩恵は大きいなと改めて感じました。ヤマハがエンジョイゴルファー向けのシリーズにカーボンフェースの技術を使ってきたところは、やはり当てやすさや振り心地の良さというところを意識したのだと思います。とてもやさしくて振り心地がいいです。ボールに当てやすくなってるし、振り遅れ感はしにくくなっていると思います。ドライバーが苦手な人はぜひ1度試していただきたいと思います。

アイアンは相変わらず飛びます。パワーがなくなったり、スイングが安定しない人で飛距離を追求したい人には恩恵のあるアイアンだと思います。

技術的なものも大きく変わっているので、ぜひ触ってみてその進化を感じていただきたいです。きっとその飛距離に満足すると思います。飛びにこだわるならぜひ打ってみてください。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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