人気アマもいちおし!ボイスキャディ最新GPSナビ「T11 Pro」をラウンドで使ってみた

スポナビGolf

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ゴルフ用の距離計は、レーザー型距離計とGPS型距離計の2つがあります。最近では手軽なウォッチ型のGPS距離計が人気を集めていますね。メーカーも種類もかなり増えてきていて、どれを使えばいいかよく分からないと思います。さらにホームページなどを見ても実際の使用感はまた違ってきます。

今回はボイスキャディから発売されたばかりの「T11Pro」 という最新モデルを実際にラウンドで使ってみたので、詳しく解説していきます。

基本スペック

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まずは「T11Pro」の基本スペックを確認しておきましょう。

1. 距離測定
グリーンまでの距離、ハザードまでの距離、グリーンのフロントエッジ・センター・バックエッジの距離などを正確に提供してくれます。

2. カラータッチディスプレイ
明るく見やすい有機ELを搭載したタッチディスプレイを採用。スマホのように直感的な使い方が可能になっています。

3.サイズや重量
サイズ=50.0mm×50.0mm×16.1mm / 重量=47.6g
大きなディスプレイを搭載していますが、非常に軽量なモデルです。

4. コースデータ
全世界40,000コース以上のコースデータが収録されています。GPS機能で自動的に現在地のコースを認識してくれます。

5. スコアカード機能
専用アプリをインストールしたスマホと連携させることで、スコアの記録や分析ができ過去のプレイデータの保存や管理が可能です。

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GPS距離計の検証5項目

今回の検証では、以下の5項目に絞って検証していきます。

・サイズ感・着け心地
・ディスプレイ・視認性
・操作性
・計測精度
・その他の機能

●サイズ感・着け心地

本体のサイズは他機種の時計型に比べると、やや大きめで厚みのある印象です。その分ディスプレイも大きいので一概に良いとも悪いとも言えませんが、より薄くコンパクトなものを求めている方以外は、ストレスなく使えると思います。

着け心地はラバーベルトになっているため、とても良い着け心地です。表面もサラサラとした質感で柔らかさがあり好印象。またベルトの先を手首の内側に収納できるようになっているので、ベルトループもなくスッキリとしているのが地味に嬉しいところです。限りなくパンツなどへの引っ掛かりが少ないので使いやすい印象でした。

●ディスプレイ・視認性

ディスプレイのサイズは1.39インチ(直径約35mm)表示領域も広く、時計型としては最大クラスのサイズです。有機ELが採用されていて、とにかく見やすいの一言。暗い場所、明るい場所、晴天の太陽の下でもはっきりと視認することができました。細かい文字も潰れることなく表示されるので、これ以上見やすいディスプレイはそんなにないと思いますね。

明るさの調整は自動でしてくれますし、手動でも5段階の調整が可能です。

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●操作性

操作はタッチパネル式でスマホのように直感的に操作ができます。スマホと同じぐらいサクサク動くかと言えばやや劣ります。とはいえ感度は決して悪くはなく動作が遅いと感じるようなストレスはありません。スワイプではなく、タッチに関してはとても感度が高いので安心して操作ができました。

●計測精度

GPSの誤差範囲は±3mとなっています。レーザー距離計の誤差範囲(約±1m)に比べるとやや劣りますが、大股で約3歩ほどと思うと許容範囲だと思いますね。同じ場所からレーザー距離計で測ってみても、やはりそれなりに誤差はありますがクラブ選択を間違えるほど致命的な誤差は生まれませんでした。

さらに「T11Pro」はグリーンビュー画面で任意の場所をタッチするとピンポジションを任意の場所に動かすことができます。カートなどにあるピンポジションを参考に動かすと、より精度の高い計測が可能になります。ピンポジションを動かせる機種は少ないのでかなり重宝しそうですね。

●その他の機能

ここからは「T11Pro」に搭載されている便利機能を紹介します。

・コースプレビュー

フルカラー有機ELで表示されるコースレイアウトはとてもきれいで、ハザードやバンカーなど一目瞭然です。また、ハザードやバンカーをタッチするとバンカーの入り口までの距離と、出口までの距離が同時に表示されます。

さらに、任意のポイントをタッチすれば、そこまでの距離とそこからのピンフラッグまでの距離が表示されます。事前にアプリ上で、ご自身のドライバーの飛距離を端末に登録しておけば、赤いラインで弧を描くように表示されるようになり、とても参考になりますよ。

グリーンに近づくにつれマップが自動拡大してくれるので、情報が一目で分かりやすいのもいいですね。

・Vアルゴリズム

この機能は高低差を加味した距離が表示される機能です。ボイスキャディ独自技術で、10年以上蓄積されたデータとPGA・LPGAのプロゴルファーのクラブ毎の平均飛距離と弾道を適用した最も正確な補正距離とのこと。初めて訪れるゴルフ場や、起伏の激しい丘陵コースでも安心してプレーができます。

・ショットディスタンス

この機能は直近のショットを自動検出し、ショットの飛距離を計測してくれる機能です。特別になにか操作が必要なわけではなく、ショットを打ち、ボール地点に行くと画面左下に表示されています。各クラブの正確な飛距離が把握できるので、今後のコースマネジメントにとても役に立ちますね。

ただ、素振りをしていたらダフってしまった場合でもショットとして検知されることがあり、その場からの計測になってしまうので少し注意が必要に感じました。

・リアルグリーンアンジュレーション

この機能はどこにいてもグリーンの傾斜を確認することができる機能。まるでゴルフゲームのようにグリーンに色がついた状態で確認ができ、赤は高く、青は低い地形を表します。これによりカップに対してのセカンドショットの狙い目や、アプローチでは好きなラインを残すように狙ってみるなどのより戦略的なマネジメントを組み立てることができますし、単純にどっちに曲がるかの指標にもなります。個人的にこの機能が一番助かる機能に感じましたね。

・ロングパットガイド

この機能はグリーンオンし、ご自身がグリーン上にいて尚且つカップから5m以上離れている時に発動します。ボール付近に立ちディスプレイをタッチすると「左1m以上が狙い目」などとおおよその曲り幅を教えてくれます。ラインに迷ったときは積極的に使えますね。

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・推奨クラブ

この機能はラウンド記録を蓄積することで、ご自身の飛距離を学習し、打つべきクラブを提案してくれる機能です。迷った時にクラブ選択の助けになりそうですね。

・風向/風速

この機能はスマホアプリと連動させることで使えるようになり、風向/風速が一目で分かります。とはいえ、リアルタイムに感じる風が表示されるわけでないので、あくまでも参考程度にするのがよさそうです。

・グリーンポインティング

この機能はコンパスモードです。ショットを曲げてしまって隣コースなどから打つ際に、グリーン方向が分からないことありますよね?そんな時にこの機能を使うと矢印で方向を示し、更に残り距離も同時に表示してくれるんです。

同伴者に方向を教えてもらわなくても瞬時に方向が分かるので、いざという時にとても助かる機能ですね。

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・通知機能

着信やメール、LINEなどの通知が受けられるのでスマホを確認する必要がなく緊急の連絡でも見逃すことが減りますね。

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まとめ

かなり多機能で、どれも実践向きの機能になっており、とても役に立つゴルフウォッチでした。特に、見やすいディスプレイや、グリーンアンジュレーションが見えること、ピンポジションを任意で動かせること、クラブの飛距離が分かること、高低差が測れること、このあたりの機能がラウンドでとても参考になります。ゴルフウォッチとしての完成度は高いですが、スマートウォッチとしての機能は少ないので、そこはあまり期待しない方がいいかもしれません。

これまでボイスキャディでは数々のGPS距離計が販売されていますが、正当に進化している印象です。その分徐々に価格も上がっていてもその価値は十分に感じられました。間違いなくおすすめのゴルフウォッチです。ぜひ参考にしてみてください。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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