阪神・大山選手は巨人に行くべきか、行かざるべきか。国内FA権行使へ。複数球団による争奪戦の可能性。阪神からライバル巨人へのFA移籍となれば前代未聞
【これはnoteに投稿されたセイノさんによる記事です。】
阪神の主砲、大山悠輔選手(29)は巨人に行くべきか、行かざるべきか。それが問題だ。シェイクスピアのハムレットではないが、大山選手にとって悩ましい選択に違いない。国内フリーエージェント(FA)権を行使する予定。巨人など複数球団による争奪戦の可能性が高い。阪神の選手がFAでライバルの巨人に移籍した例はない。大山選手の進む道が気になる。
大山選手は今年4月に国内FA権を取得していた。昨季は「不動の4番」としてチームを日本一へ導く活躍を見せた。猛虎軍団にとって欠かせぬ存在だが、大山選手は「他球団の評価を聞ける一つのチャンスなので」とFA権行使に踏み切る。
阪神はFA宣言されてもチームに残留してもらうよう働きかける予定。さらにライバル球団の巨人も獲得へ調査を進めている。右の長距離砲をめぐり、阪神と巨人のライバル同士が熱い火花を散らしそうだ。
ここで大山選手はどのような選択をするのだろうか。仮に巨人を選んだ場合、「いばらの道」を歩むことになるかもしれない。
12日にゴールデングラブ賞の発表があった。守備におけるベストナインの位置づけだ。巨人からは今年4選手が選ばれた。一塁手部門で岡本和真選手(28)、三塁手部門で坂本勇人選手(35)だ。
大山選手は昨季一塁手として、ゴールデングラブ賞に輝いている。一塁のほかに三塁も守るが、巨人に移籍した場合、岡本選手、坂本選手とポジション争いを演じることになる。
岡本選手が今季オフにメジャー挑戦をする可能性があったが、今回は封印するようだ。坂本選手も今季から三塁を本格的に守って、ゴールデングラブ賞を手にしたことを喜んでいる。「サード」のポジションをやすやすと明け渡すつもりはないだろう。
巨人にとって、大山選手の長打力は魅力的だ。ただ巨人はクライマックスシリーズ(CS)最終ステージ敗退の呪縛にとらわれているのではないだろうか。
セリーグ優勝を果たした巨人。日本シリーズ進出をかけてCS最終ステージに臨んだ。ただ、DeNAとの6試合で得点は計9点。第1戦からの得点は0点、1点、1点、4点、1点、2点だった。得点力不足がCS敗退の主因とされた。
ただ打撃は水ものだ。日本シリーズで豪打のソフトバンクも、第1、2戦と連勝しながら、第3戦以降は打線の勢いがパタリと止まり、29イニング連続無得点と同シリーズのワースト記録を更新した。2連勝後に4連敗を喫して、DeNAの「下剋上」日本一を許した。
短期決戦においては、どんな強力打線でも何かのきっかけで打線が湿ってしまうことは十分に起こりえるのだ。だから、CS敗退で打線を闇雲にテコ入れする必要があるとは思えないのだ。
巨人が大山選手を獲得しても、熾烈なポジション争いがある。セリーグには指名打者制度はないため、控えに回る恐れもある。闇雲に戦力強化を図ったことで、かえってチームのバランスが崩れる恐れもある。
大山選手が巨人に行くべきか、行かざるべきか。右の長距離砲は、どちらに向けてアーチをかけるのか。ハムレット同様に大きな悩みとなりそうだ。
大山選手は今年4月に国内FA権を取得していた。昨季は「不動の4番」としてチームを日本一へ導く活躍を見せた。猛虎軍団にとって欠かせぬ存在だが、大山選手は「他球団の評価を聞ける一つのチャンスなので」とFA権行使に踏み切る。
阪神はFA宣言されてもチームに残留してもらうよう働きかける予定。さらにライバル球団の巨人も獲得へ調査を進めている。右の長距離砲をめぐり、阪神と巨人のライバル同士が熱い火花を散らしそうだ。
ここで大山選手はどのような選択をするのだろうか。仮に巨人を選んだ場合、「いばらの道」を歩むことになるかもしれない。
12日にゴールデングラブ賞の発表があった。守備におけるベストナインの位置づけだ。巨人からは今年4選手が選ばれた。一塁手部門で岡本和真選手(28)、三塁手部門で坂本勇人選手(35)だ。
大山選手は昨季一塁手として、ゴールデングラブ賞に輝いている。一塁のほかに三塁も守るが、巨人に移籍した場合、岡本選手、坂本選手とポジション争いを演じることになる。
岡本選手が今季オフにメジャー挑戦をする可能性があったが、今回は封印するようだ。坂本選手も今季から三塁を本格的に守って、ゴールデングラブ賞を手にしたことを喜んでいる。「サード」のポジションをやすやすと明け渡すつもりはないだろう。
巨人にとって、大山選手の長打力は魅力的だ。ただ巨人はクライマックスシリーズ(CS)最終ステージ敗退の呪縛にとらわれているのではないだろうか。
セリーグ優勝を果たした巨人。日本シリーズ進出をかけてCS最終ステージに臨んだ。ただ、DeNAとの6試合で得点は計9点。第1戦からの得点は0点、1点、1点、4点、1点、2点だった。得点力不足がCS敗退の主因とされた。
ただ打撃は水ものだ。日本シリーズで豪打のソフトバンクも、第1、2戦と連勝しながら、第3戦以降は打線の勢いがパタリと止まり、29イニング連続無得点と同シリーズのワースト記録を更新した。2連勝後に4連敗を喫して、DeNAの「下剋上」日本一を許した。
短期決戦においては、どんな強力打線でも何かのきっかけで打線が湿ってしまうことは十分に起こりえるのだ。だから、CS敗退で打線を闇雲にテコ入れする必要があるとは思えないのだ。
巨人が大山選手を獲得しても、熾烈なポジション争いがある。セリーグには指名打者制度はないため、控えに回る恐れもある。闇雲に戦力強化を図ったことで、かえってチームのバランスが崩れる恐れもある。
大山選手が巨人に行くべきか、行かざるべきか。右の長距離砲は、どちらに向けてアーチをかけるのか。ハムレット同様に大きな悩みとなりそうだ。
見出し画像:吉田隆行(経営ひらめきクリエイター著者COSMOS
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