金13個、メダル51個を獲得した日本のパラアスリートたち 東京2020パラリンピックをプレイバック
水泳、陸上でメダルラッシュ! トライアスロンや自転車でも快挙達成
ひとりで5個のメダルを獲得した鈴木孝幸 【写真は共同】
女子では、日本代表選手団最年少で当時14歳の山田美幸が50m背泳ぎ(S2)、100m背泳ぎ(S2)で2個の銀メダルを獲得。世界に日本水泳陣の層の厚さを見せつけた。
鈴木孝幸、木村敬一、富田宇宙、山口尚秀の前回メダリストたちはパリ大会でも健在。東京以上のメダルラッシュが期待できそうだ。
陸上競技では、水泳に続き、金3、銀3、銅6の計12個のメダルを獲得。トラック種目では、佐藤友祈が1500m(T52)、400m(T52)で見事に二冠を達成。1500m(T11)で銀、5000m(T11)で銅メダルを獲得した和田伸也、1500m(T52)で銅、400m(T52)で銅メダルを獲得した上与那原寛和のベテラン2人も、スピード感あふれる走りを見せてくれた。初出場の大矢勇気は100m(T52)で銀、唐澤剣也も5000m(T11)で銀メダルに輝き、大舞台でも普段の実力を発揮した。新種目の混合4×100mユニバーサルリレーは、大島健吾、澤田優蘭、鈴木朋樹、高松佑圭の4人が圧巻の走りを見せ、フィニッシュ。着順は4位だったが上位の失格により銅メダル獲得となった。
パリ大会では佐藤友祈が連覇を狙う。また、和田伸也、唐澤剣也は前回以上の結果が期待できそうだ。また混合リレーでメダルを獲得した大島健吾、澤田優蘭、高松佑圭は個人競技でのメダルも十分に可能性がある。
マラソンでもメダルラッシュに沸き、道下美里(T12)はパラリンピック新記録で金メダル。堀越信司(T12)、永田務(T46)は共に銅メダルに輝いた。道下美里と堀越信司はパリ大会でも出場が決まっている。
史上初の快挙達成で話題を集めたのは、トライアスロンの宇田秀生。男子PTS4で銀メダルを獲得し、オリンピックも含めてトライアスロン界初のメダルとなった。男子PTVIの米岡聡も銅メダルを獲得。トライアスロン界にとって歴史を塗り替えた大会となった。宇田秀生と米岡聡はパリ大会も出場。今回は金メダルの期待がかかる。
53歳・杉浦佳子はパリでも積極的レースを誓う 【写真は共同】