なぜダイエットに「筋トレ」も必要なのか?有酸素運動だけだと“惜しい”理由

MELOS -メロス-
ダイエット成功のためには運動は欠かせません。ところで有酸素運動と筋トレ、どちらを行えばよいのでしょうか。

「筋トレは難しそう」、「ムキムキになりそう」など、筋トレへのハードルを高く感じている人も多いかもしれません。

今回は、ダイエットにおける筋トレの効果とメリットを探っていきます。解説してくれるのは、パーソナルトレーニングジム『かたぎり塾』を運営しているcaname株式会社(旧株式会社かたぎり塾)の取締役、佐藤凌さんです。

【MELOS】

──ダイエットといえばランニングやエアロビクスなどの有酸素運動から取り組む人も多いかと思いますが、やはり筋トレも行ったほうがよいのでしょうか。

筋トレはダイエットに非常に効果的なため行ったほうが良いです。理由は大きく分けて2つあります。

1つ目は、筋トレを行うことで実施時のカロリー消費が高まるだけでなく、実施後のカロリー消費も増やす効果があるためです。筋トレ後18時間〜最大72時間はEPOC(運動後酸素消費量増加)により安静時の代謝が約5%も向上すると言われており、カロリー消費に効果的です。

2つ目は、長期的なトレーニングによる筋肥大で基礎代謝が向上するためです。基礎代謝が高まると、何もしなくても消費できるカロリーが多くなります。筋トレは短期的にも長期的にも消費カロリーを上げるため、ダイエットにおすすめです。

有酸素運動と筋トレ、どれくらいの割合でやればいい?

──有酸素運動と筋トレ、両方を行う場合、どちらを重視すればよいのでしょうか。

どちらも大事ですが、筋トレを重視したほうがよいでしょう。先述の通り、筋トレは短期的にも長期的にも消費カロリーを上げるだけでなく、筋肉量が増えることで見栄えも良くなります。有酸素運動は消費カロリーを上げる、心肺機能を高めるのに効果的ですが、多く行うと筋肉量の低下に繋がります。メインは筋トレ、補助的に有酸素運動を消費カロリーアップとして取り入れるのがおすすめです。

──運動が苦手な人からすると、筋トレは有酸素運動よりややハードルが高いと思われがちです。ちなみに有酸素運動だけ行うと、どんなデメリットが考えられますか?

ダイエットで体重を落としていくと、一緒に筋肉量も減少します。筋肉量が減少すると、基礎代謝が下がってしまうため、痩せたとしても太りやすい体を作ってしまいます。有酸素のみでなく、筋トレを優先して行うことで太りにくい体を作っていきましょう。

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