スケボー・開心那「過去イチ嬉しい」2大会連続の銀メダル 笑顔でランを終えた15歳の心境

スポーツナビ

2大会連続の銀メダルを獲得した開心那 【写真は共同】

 パリ五輪のスケートボード女子パーク決勝が、現地時間6日に行われた。予選を1位で通過した開心那は、最終3本目で92.63点をマーク。五輪の日本最年少メダリスト記録となる、12歳11カ月で銀メダルを獲得した東京五輪から2大会連続の銀メダルに輝いた。高校生になり、前回大会から20センチ以上身長が伸びた15歳は、パリの舞台でも確かな成長を世界に示した。

 現地情報を伝える、LINEオープンチャット「スポナビ 現地取材情報」では、試合後の開のコメントを掲載。

全てを出し切った自分へのご褒美は「秘密です」

ーーおめでとうございます。銀メダルを獲得した心境は?

 自分が今回出したかったものを出し切れてメダルも獲れて、本当に後悔のない大会だったので嬉しい。過去イチ嬉しい。自分のやりたいランをみんなに見せたいっていう気持ちで作ったので、そのランを出し切れて、しかも練習で1本も通せていなかったランを最後決められたので、もう本当に嬉しかった。

ーー3本目のランの前はどのような気持ちだったか?

 3本目のランの前でメダル獲得が決まっていたが、やはり一番は自分が決めたランを出し切って終わりたい気持ちがあったので、すごく緊張した。

ーー東京五輪と同じ銀だが、今回のメダルはどういう違いがあるか?

 今回は「メダルを獲りたい」って気持ちで来て、自分の全てを出し切れて獲れたのですごく嬉しい。東京(五輪)より嬉しい。

ーー周りのレベルが上がっている中で、2大会連続でメダル獲れた要因は何か?

 まずは努力。後はスケートボードは努力だけじゃなくて楽しむことも大事だと思うので、これからも楽しみつつ努力もしていきたい。たまにはセッションみたいな感じで、みんなと楽しいスケートもしながら。

ーー女子パークはハッピーな雰囲気を保ったまま、レベルがすごく上がった?

 本当に世界の女子スケートボードのレベルがすごく高くなっている。今回はメダルを獲るのも厳しかったけど、自分のランを出し切れてメダルを獲れて本当に良かった。

ーー何か自分へのご褒美は用意しているか?

 用意してます! それは秘密です(笑)

ーー今後の目標は?

 ロサンゼルス(五輪)に向けての大会も始まるので、それにも出場していい結果を出して、ロスも日本代表になれるように頑張りたい。あとは大会だけじゃなくて、スケートの撮影とかももっとしたい。いろんなスケートをもっとやりたい。
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