#Dragons_Insideコラム 第3話~オールスターゲームでの裏話~

中日ドラゴンズ
チーム・協会

【配信中】オールスターの舞台裏動画 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】

皆さま、こんにちは。先月23日24日「マイナビオールスターゲーム2024」が開催されました!年に一度の夢の祭典を、現地や中継で楽しんだ方々も多かったのではないでしょうか。

私も現地へ行かせてもらいました。「#Dragons_Inside」でオールスター関連動画を現在10本公開しています。一度見た方も、まだの方も、何度でもご視聴ください!私自身もとても楽しんでいたので、いつもより多めにゲラの笑い声が入り込んでいると思います…笑

今回はそんな「オールスターゲーム」での裏話を書かせていただきます。

ご法度!だけど、他球団の選手個別応援歌を熱唱♪

バンテリンドーム(当時:ナゴヤドーム)で初めてオールスターが行われた1998年。親に頼み込んでチケットを取ってもらい、生観戦したのは良い思い出です。ルーキーだった川上憲伸さんの圧巻のピッチング、松井秀喜さんの5階席に飛び込むホームラン、そして何より日頃はご法度である他球団選手の応援歌を熱唱することができ、とても楽しかった記憶が残ります。

2022年は大野雄大投手がカメラを持ってくれました! 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】

ドラゴンズの職員として初めてオールスターに同行したのは2022年。今年で3度目となりました。

たくさん撮影したいものを想定して現場に向かいましたが、その中でも撮りたかったのは「髙橋宏斗投手とカープ・栗林良吏投手」でした。

髙橋宏斗投手と栗林良吏投手 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】

昨年のWBCで侍ジャパンが14年ぶりに世界一を奪還した直後、途中離脱した栗林投手のユニホームに金メダルをかけて記念撮影をした宏斗投手。ブルペンに入れず困惑する様子や、トラウト・ゴールドシュミットのメジャーMVP経験者から連続三振を奪った登板と同じくらい、栗林投手のユニホームを掲げた姿を覚えてるファンの方も多いはず。

※リンク先は外部サイトの場合があります

実は私にとっても栗林投手は縁深い人物です。前職でドキュメンタリー番組を制作するため、アマチュア時代の栗林投手に密着取材をしていました。初めて会ったのは、栗林投手が名城大学3年生のとき。大学4年でドラフト指名漏れした瞬間も、プロへの思いを断ち切って社会人で鍛錬を積んだ日々も、カープに1位指名された直後も、私は栗林投手にカメラを向けさせてもらいました。

お互い立場が変わっても、大学近くのワンルームで洗濯物を畳みながら夢を語ってくれたあの日のように、彼は素朴な人柄のまま今でも私に接してくれます。

髙橋宏斗投手登板時 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】

第一戦の練習時には、カメラの前で去年のWBCでの思い出や秘話を明かしてくれた二人。宏斗投手の第二戦の登板時には、栗林投手はベンチで応援タオルを掲げてくれました。また二人が日の丸を背負って戦う姿を見たい!そう強く思う一幕となりました(栗林投手のドラゴンズ戦以外の登板は全力で応援します)

Mr.カメ置との再会…そしてしんみり(?)最終回…

そして今回のオールスターで、私が最も高い優先順位で撮りたいと思っていたもの。それはファイターズ・郡司裕也選手の『カメ置』です。

まず『カメ置』とは、『定点カメラ置いてみた』という公式YouTubeで人気の高い企画です。主にキャンプ中、球場の出入り口に定点カメラを設置。そのカメラの前で選手に、自由にしゃべってもらうという狙いの企画です。ファンのみなさんへの日頃の感謝やシーズンへの決意を語る選手が多い中、郡司選手は他と一線を画す選手でした。

『カメ置』企画の方向性が決まった伝説の「ねっかい」 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】

企画が成立するか不安だった初回。郡司選手はカメラの前で、仲の良い後輩・岡林勇希選手が静岡県の熱海を「ねっかい」と読んでいた!と暴露。手探りだったこの企画の方向性が見えた瞬間でした。ファンの皆さんからの反響も大きく、この企画を継続することができ、郡司選手も “ドラゴンズのしょうもない出来事暴露系YouTuber”と 自称して、毎回撮れ高バツグンのトークを披露してくれました。

ドラゴンズのしょうもない出来事暴露系YouTuber 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】

しかし昨年6月、そんな『Mr.カメ置』との別れが訪れます。ご存じの通り、郡司選手はファイターズへトレード移籍。もう二度と、あの軽快なトークを撮影することはできない…そう思っていました。

Mr.カメ置が100万票選手となって帰ってきた! 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】

しかし今年のオールスター、絶好の機会が訪れました。全体では3位となる100万票超えのファン投票でオールスター初選出となった郡司選手。夢の祭典という言わば“なんでもあり”な二日間に乗じて、私は郡司選手の『カメ置 最終回』を企てました。本人に事前に依頼したところ、快諾していただき実現。

最終回でも変わらない、そして既に懐かしさも感じるMr.カメ置の軽快なトーク。是非、こちらのリンク先の動画をご視聴ください!
彼のトークは今後ドラゴンズのYouTubeでは見ることができませんが、聞くところによると北海道のファーターズ応援番組で郡司選手のコーナーができたとのこと!トーク力が評価されてのことらしく、彼のプレー以外の魅力もさらに広く知れ渡っていくことでしょう。

郡司選手は新天地での活躍が認められ、今年個別応援歌が作成されました。ちょうど私がブルペンで登板の準備をしている松山投手を撮影しているときに、郡司選手が打席に登場。その時だけは撮影を止め、レフト側ブルペンから郡司選手の応援歌を熱唱させてもらいました。オールスターならではということでお許しください…笑

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今回出場した4選手 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】

もっと書きたいことはありますが、今回はここまで。今年のオールスターも、ドラゴンズから出場した選手の新たな一面を見ることができ、日ごろは敵として戦う他球団選手の素顔や魅力も知ることができました。改めてプロ野球が好きになった二日間、そんな私が過ごした夢の時間を、動画を通じて皆さんにも見てもらえたら嬉しいです!

(文/岡田昌尚)

【あとがき】オールスターから2週間経ちましたが、今でも脳内で「ゆ!あ!打て!」と定期的にリピートされています。頭から離れません…笑
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