全員が9秒台の高次元の男子100m決勝 世界のハイアベレージ化を朝原宣治が分析
「攻めのバトンパス」で東京五輪のリベンジを
予行演習でバトンパスを確かめる桐生(手前)と柳田。男子4×100メートルリレーでメダル獲得の鍵はバトンパスになる 【写真は共同】
おそらく第1走者は坂井選手、第4走者はサニブラウン選手になるでしょう。サニブラウン選手はケガもなさそうですし、すごく調子がいいので、大黒柱としての活躍に期待したいですね。そうなると、第2走者と第3走者の出来が左右すると思います。選手の調子や選手同士の相性があるので、ベストな状態を見極めてメンバーが決まります。誰が走るのか、楽しみですね。
日本は、今大会もトップスピードに乗った状態でバトンを渡す「攻めのバトンパス」を仕掛けてくるでしょう。そこでバトンの受け手ともらい手のスピードがぴったり合えば、いい結果に結びつくのではないでしょうか。僕の予想としては、メダルは狙えそうな気がしています。
朝原宣治(あさはら・のぶはる)
【本人提供】