持続可能性への貢献は人間の命にも当てはまる。「ゴルファーは非ゴルファーより平均して5年長生きし、ゴルフをすることで糖尿病、脳卒中、認知症を含む40以上の主要な慢性疾患の予防と治療に役立つ」と書かれたパネルもあった。

　ゴルフは単なるスポーツの枠を超え、環境保護と人々の健康・福祉に多大な貢献をしている。ゴルフコースは生物多様性の保護に重要な役割を果たしている。

「SUSTAINABLE GOLF HUB」では、ゴルフコースでの行動に気を配ることで、さらなる環境保護への貢献が可能だと説いている。指定された道を歩き、ラフを避けることで、ゴルフコースの豊かな生態系を守ることができる。

　今回のR&Aの取り組みは、ゴルフというスポーツが自然環境と調和し、人々の生活にいかに貢献できるかをゴルファーに認識させ、その価値を広く伝える役割を果たしている。ゴルファー一人ひとりがこの事実を誇りに思い、持続可能な未来を築くための努力を続けていくことに賛同するゴルファーが増えることがR&Aの狙いであろう。

　ギャラリープラザのど真ん中に「SUSTAINABLE GOLF HUB」を設置した理由もここにある。