実はすごい記録!? 松山英樹は4大メジャーで予選通過率89%、18試合連続予選通過中

北村収

出場メジャー18試合連続で予選通過中

スコットランドのギャラリーも松山英樹のプレーに注目していた 【Photo by Stuart Kerr/R&A/R&A via Getty Images】

 松山が直近の4大メジャーで予選落ちしたのは、2019年の全英オープンまでさかのぼる。その後は18試合連続で予選通過を果たしている(2021年の全英オープンは新型コロナウイルス感染のため欠場)。

 なお、4大メジャーの連続予選通過の記録を調べるとやはりこの2人が出てきた。ジャック・ニクラウスとタイガー・ウッズが39回の連続予選通過記録を持つ。ニクラウスは1969年のマスターズから1978年の全英オープンまでこの記録を達成。タイガーは1996年の全米オープンから2006年のマスターズまでの期間で成し遂げている。

 この2人に続くのがゲーリー・プレーヤー。1970年のPGA選手権から1980年のマスターズまで37回の4大メジャーの連続通過記録を持つ。

 現在の世界ランキング上位選手を調べてみた、世界ランク1位のスコッティ・シェフラーは2022年の全米プロで予選落ち、世界ランク2位のザンダー・シャウフェレは2022年のマスターズで予選落ち、世界ランク3位のローリー・マキロイは今回の全英オープンで予選落ちするなど、長期間メジャーの予選通過を続けている選手は見かけない。

 どの選手もトーナメントではまずは予選通過が重要と口を揃える。4大メジャーの予選通過率89%、そして18試合連続で予選通過を果たしていることは、世界の“HIDEKI”の強さを象徴する記録の一つだ。

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。法律関係の出版社を経て、1996年にゴルフ雑誌アルバ(ALBA)編集部に配属。2000年アルバ編集チーフに就任。2003年ゴルフダイジェスト・オンラインに入社し、同年メディア部門のゼネラルマネージャーに。在職中に日本ゴルフトーナメント振興協会のメディア委員を務める。2011年4月に独立し、同年6月に(株)ナインバリューズを起業。紙、Web、ソーシャルメディアなどのさまざまな媒体で、ゴルフ編集者兼ゴルフwebディレクターとしての仕事に従事している。

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