2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】野手は打線爆発の巨人&ロッテ勢がトップ3独占 快投を演じたセ・パの“期待の星”は?

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

打線好調な巨人勢がトップ3を独占

 セ・リーグの野手部門では、打率.529と猛打を振るった大城卓三(巨人)が1位に輝いた。2位にはリードオフマンとして打線をけん引した丸佳浩(巨人)、3位には勝負強いバッティングを見せたヘルナンデス(巨人)が名を連ねた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 大城 卓三(巨人)
 対象期間中は5試合のうち4試合でマルチ安打を記録するなど、計17打数9安打の大活躍。7月7日のヤクルト戦では2ランを放つなど、3試合で打点を挙げる勝負強さも発揮した。6月下旬から5番・ファーストに定着しており、好調なバットで監督の起用に応えている。

2位 丸 佳浩(巨人)
 7月5日のヤクルト戦でソロを含む2安打を記録すると、7日の試合では2ランを放つなど4安打の固め打ち。リードオフマンとしてチームの4連勝に貢献した。対象期間中は計20打数8安打を記録するなど、月間打率.352をマークした6月に続き好調を維持している。

3位 ヘルナンデス(巨人)
 7月3日の中日戦で先制3ランを放つと、5日のヤクルト戦では猛打賞の活躍。さらに翌日の試合では6号アーチを記録するなど、対象期間中はリーグトップタイとなる6打点をマークした。7日はノーヒットに終わったものの、前日まで16試合連続ヒットを記録するなど見事な適応力を見せている。

5連勝中のロッテから3人がランクイン

 パ・リーグの野手では、右膝のケガから復帰して抜群の存在感を見せている藤原恭大(ロッテ)が1位にランクイン。2位には2年ぶりの一発を放った髙部瑛斗(ロッテ)、3位には3度のマルチ安打を記録した藤岡裕大(ロッテ)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 藤原 恭大(ロッテ)
 対象期間中は9番・ライトで6試合にスタメン出場。7月3日の日本ハム戦で逆転打を含む3安打を放つと、7日の西武戦では2本の適時三塁打で3打点をマークした。6月28日の一軍復帰後は打率.370とハイアベレージを残しており、打線を盛り上げる活躍を見せている。

2位 髙部 瑛斗(ロッテ)
 7月2日の日本ハム戦では、エスコンF自身初打席で1号ソロをマーク。4日の試合では今季初めて1番に座り、4安打の活躍を見せた。対象期間中はスタメン出場した全4試合でヒットを放つなど計17打数8安打を記録し、バットで存在感を示した。

3位 藤岡 裕大(ロッテ)
 対象期間中は3度のマルチ安打を記録するなど出場した全5試合でヒットを放ち、出塁率.526をマーク。7月6日の西武戦では8回に1点差に詰め寄る適時打、翌日の試合では5回にリードを広げる適時二塁打を放つなど、勝負強いバッティングを見せた。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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