巨人は投打にトップクラスの陣容を誇る 課題だったリリーフ陣、大幅なてこ入れは実るか?
ベストナイン・大城卓三を中心とした鉄壁キャッチャー陣
巨人野手:2023年ポジション別得点貢献度 【データスタジアム株式会社】
2番手以降も岸田行倫が捕手としては優れた打撃成績を残しており、若手の山瀬慎之助も二軍で好成績を残している。キャッチャー陣はバックアップの層も厚いのが特徴で、もしも大城卓にアクシデントがあったとしても、大きな痛手となる可能性は低い状況だ。
一時代を築いた坂本勇人が本格コンバート
長らくショートを務めた坂本が、今季から本格的に三塁へ転向。内野の顔ぶれが変わり、ポジションごとの数値にも変化が起こりそうだ 【写真は共同】
懸念材料を挙げるとすれば、内野の選手層が充実しているとはいえないため、レギュラーとバックアップの選手との間に大きな実力差がある点だろうか。そのリスクに対しては、オフに新外国人のオドーア、ドラフトで社会人出身の泉口友汰を補強して、選手層の強化を図っている。
本命のレギュラーは不在の外野手。センターは若手による激しい競争
※編集注:オドーアは掲載後の26日に退団が発表された。
オープン戦では、即戦力ルーキーの佐々木俊輔や、近年は不振に苦しんだ松原聖弥が好成績を残している。両翼のポジションは充実しているため、センターは若手選手を我慢して起用しやすい環境となっている。