チームの自慢は充実の投手力 「打の八戸学院光星」が見せる新たな一面
センバツ出場が決まり、拳を握って喜ぶ八戸学院光星の選手たち 【北山夏帆撮影】
「投手力は全国でも十分に通用する」
投手陣へのチーム内からの信頼は厚い。砂子田主将は、優勝候補に自チームを選択した上で、「投手力を持ったチームが勝つ」ときっぱり。飛びにくい新基準バットへの変更が有利になると推測する。また、仲井宗基監督も「投手力は全国でも十分に通用する」とその実力に太鼓判を押す。一方、「機動力を駆使した攻撃パターンもセンバツで見せたい」と得点力の向上も見据える。
センバツは過去10回出場し、通算8勝10敗。目指すゴールは頂点だが、新しい一面を見せる「光星野球」で、まずは一つでも多くの白星積み上げを目指す。
ゲーム、漫画、TWICE…趣味から見える等身大の高校生活 エース洗平は「アニメ」推し
大会前に主催者が八戸学院光星の選手22人に実施した「将来の夢」のアンケート調査結果 【毎日新聞】
アンケートでは趣味について質問。回答した22人のうち半数近い10人が「音楽鑑賞」だった。エースの洗平投手ら5人はアニメが好き。「日本のアニメの素晴らしさに気づいた」と人気アニメ「ハイキュー」を絶賛する声もあった。多趣味な一面を見せたのは仲里蓮選手。「釣り」のほか、好きなアイドルやアーティストを応援する「推し活」、神社・城・寺巡り、と複数を挙げた。若者を中心に絶大な人気を誇るガールズグループ「TWICE」を応援している選手も複数おり、今どきの男子高校生らしい姿が垣間見えた。
対戦したい高校(選手)については、砂子田選手が広陵の高尾響投手との対戦を熱望。「世代トップクラスの球を見てみたい」と記した。昨秋の県大会、東北大会といずれも決勝で行く手を阻まれた青森山田を挙げた選手もいた。