チームの自慢は充実の投手力 「打の八戸学院光星」が見せる新たな一面
左腕トリオで5年ぶり春 一人一役、全員が主役
森田投手は秋に急成長を遂げた最速140キロ超のサイドスロー。夏の甲子園で登板した洗平、岡本琉奨投手に疲れが残る中、6試合に登板し、防御率0.72と好投した。雪辱に燃えているのが岡本琉奨投手だ。最速148キロの直球が武器で、青森大会、東北大会の決勝で先発を任されたが、いずれも青森山田に苦杯をなめた。この冬は制球力や精神面の向上に努め、「二人はライバルだが、試合になれば頼もしい存在。切磋琢磨しながら勝ち上がりたい」と意気込む。
打撃力×機動力 バランスの良さが魅力
チームのスローガンは「一人一役 全員主役」。過去の甲子園での戦績や仲井監督の指導力を求め、全国から多くの選手が集まる。部員91人の大所帯でも、学年や技量に関わらず、できる限り一緒に練習するのが監督の方針だ。甲子園では2011年夏から3季連続準優勝で、頂点にはあと一歩届いていない。「もちろん優勝したいし、悔しさも知っている。でも、それよりも、球場でもテレビ越しでも、みんなに応援されるようなチームにしたい」と仲井監督。ひたむきな姿を聖地から届ける。