【スキー】男子W杯終盤戦突入!加藤聖五、自己ベストリザルト更新なるか!?

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【スキー】男子W杯終盤戦突入!加藤聖五、自己ベストリザルト更新なるか!?

2月10日、ブルガリア・バンスコで行われたGS第6戦は、「向かう所敵なし」のマルコ・オーダーマットが勝利し、今季GSは負け知らずの6連勝、W杯通算34勝目を挙げました。
「SNOW JAPAN」日本チームは、54番スタートで加藤聖五選手(野沢温泉SC)が出場しましたが、1回目途中棄権に終わりました。

加藤聖五は前戦シュラトミングで日本人選手最高位タイの20位。バンスコも期待されましたが、1回目途中棄権に終わりました 【写真/Pier Marco Tacca】

昨年11月18日に開幕した男子W杯も各種目上位25人しか出場できない最終戦を除き、GSは残り4戦、SLは3戦となり、終盤戦に入りました。
加藤聖五はバンスコのレース後に一旦帰国、家族や地元の人たちと束の間の休息を楽しみ、気持ちをリフレッシュして渡米しました。
24、25日のGS・SL共に出場する加藤は、翌週のアスペンGS2戦と合わせてアメリカで4戦出場予定となっていて、
「(アメリカシリーズでは)GSのW杯ポイントを積み重ね、種目別25位以内に入って最終戦に出場できるように頑張ります。SLは今季ウェンゲンで(自分の力も)2回目に残れると証明できたので、SLもしっかり攻めて30位以内に残って、また(出場)国枠を増やせるようにします」と意気込みを語ります。

現段階でGSで最終戦に出場できる種目別25位に入るには、クラニスカ・ゴラを含めての残る4戦で、目安として5位1度か12位以上2度などが必要最低条件となります。
シャモニSLの途中棄権で痛めた股関節も完治し、気持ちも新たに北米でのGS3戦、SL1戦に挑む加藤聖五、GS日本人最高位20位の「更新」と、SLでもウェンゲンの再現を期待します。

ここまで加藤聖五と共に、SNOW JAPANの一翼を担ってきた小山陽平選手(ベネフィット・ワンSC)は、今回のパリセーズ・タホには出場せず、週明け26日から菅平高原でのファーイーストカップに出場します。
今季ここまで8戦、一度も2回目に進んでいない小山にとっては、W杯での出走順を少しでも上げるためには重要なレースで、自身のFISポイントの更新を狙います。
そして29日木曜日のレース後に即、渡米して来月3日アスペンSLに出場予定です。

パリセーズ・タホGSは日本時間25日午前3時、SLは26日午前3時スタートです。

文:田中慎一郎
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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