全ゴルファーに進化を体感してほしい！キャロウェイ最新「パラダイム Ai SMOKE」ドライバー4モデルを識者が語る
パラダイム Ai SMOKE ドライバー4モデルを紹介
小倉：前作はパラダイム ドライバーだったのが、パラダイム Ai SMOKE MAX ドライバーになりましたね。前作のパラダイム X に相当するのがパラダイム Ai SMOKE MAX Dです。
AIが設計したフェースの性能がすごい‼
前作までも例えば初心者だと打点がこのくらいズレるというデータは入ってたのですが、今回のスイングデータは打点位置･スイングスピード･スピン量・入射角などを詳しく解析しています。なので、よりゴルファーに合う飛ばせるモデルにそれぞれなっているというえげつないものなんです。
小倉：しかもそれぞれゴルファーのタイプに合わせてフェース裏の肉厚を設計していて、求める結果も変えている。同じブランドで発売してますけど、みんな別物くらいの性能を持っています。前作も今までとちょっと違うテクノロジーで一皮むけてきた感がありましたけど、正直今回のAi SMOKEは間違いなくそれを越えてきた感じがしますよね。
鶴原：パラダイム以上なのは間違いないです。僕らも実際に打って結果も出ていますからね。
前作パラダイムとパラダイム Ai SMOKE MAXを比較
鶴原：全てAI SMART FACEがあるからいらなくなったってことですね。
小倉：これまで培ってきた技術を外しても、今回のAI SMART FACEは良い結果が出るということなのでしょうね。
4モデルを試打して感じた驚き
鶴原：曲がらないし、弾道の差が少ない。スピン量も安定してるので、初速とスピン量が変わらないというのもすごいなと思いますね。
小倉：表現があっているかどうか分からないですけど、打った時の第一印象が「気持ち悪い」です。なんでこんなに打点がズレているのに球質が変わらないの？という。フェースの端で打っても球質が変わらない。本来はそこで打つと「あ、やばいフックになる」とか思うんですよ。でも、球はそのまま何事もなかったようにいい球で飛んで行く。だから打ったときに戸惑いましたね。
鶴原：計測してデータを見ると、スピン量が変わらないなと思うしね。初速を見てもちょっとズレて当たってるんですけど、あまり変わらない。ミスの幅をギュッと狭めてくれますね。
最大初速でいうとルール制限があるので、どのメーカーのクラブでもそんなに変わらない。だけど、平均初速という観点で見ると10球とか20球とかコースにいって打つのは1発きりの勝負じゃないですか。そういうのを積み重ねて考えると多分Ai SMOKEフェースの良さがグッと出てくると思いますね。
1回試打しただけだとそんなに飛ばないという人がいるかもしれないけど、実際にコースで毎ホールティーアップして打つ場合のブレの少なさを考えると、絶対にメリットがあると思います。
鶴原：特にはパラダイム Ai SMOKE トリプルダイヤモンドの曲がりづらさ、ブレの少なさをすごく感じました。
小倉：曲がりにくいクラブは頑張って慣性モーメントを高めるとかいろんな方法があると思うんですけど、パラダイム Ai SMOKE トリプルダイヤモンドのすごいところは、操作性はしっかり残っていて球が曲がらない。逆にそこが違和感に感じる人もいると思います。私は曲げようとしても曲がらないので若干辛いと思うときもあるんですけど、ここまで曲がらないとこれは武器になると思いますけどね。
鶴原：重心が前にあるので、操作はしやすいんです。振り抜きやすさもパラダイム Ai SMOKE MAXと比べると重心が前にあるので振り抜きやすい。ただ今までのモデルだと振り抜きやすいけどちょっと機敏すぎて、感性モーメントが大きいのが好きな私からすると、さすがにもう少しまっすぐ飛んで欲しいと思ってたんです。
小倉：私はパラダイム トリプルダイヤモンドを使ってましたけど、良くも悪くも適度に球が曲がるわけですよ。ただ、それでも小ぶりなヘッドの中では曲がらない方だと思ってました。
鶴原：オフセンターヒットには強いんですよ。それも受け継ぎながらパラダイム Ai SMOKE トリプルダイヤモンドは曲がりづらいですよね。
小倉：そうなんですよ。振り心地的にはほとんど変わらないのに、球だけが曲がらなくなった。それは肌で感じる強烈な進化の部分です。毎年新製品が出て来てその都度感動しますけど、これはまた少し異質な感情で驚きに近いですね。
鶴原：4モデル打って、どれも良さを感じた。どれも同じ方向を向いて作られているけど、ゴルファーのタイプによってモデルが分かれているというラインナップです。Ai SMOKE MAXも良かったし、Ai SMOKE MAX Dの程よくつかまる感じとかも良かったし、Ai SMOKE MAX FASTは軽量版で振りやすかったし。本当にどれもいいんじゃないと思うくらいです。
小倉：シャフトを変えたらまた違う反応をするんでしょうけど、多分このヘッドなら芯で打つ確率はシャフトで変わるにせよ曲がらなさは多分変わらないだろうなと思いますね。
どのモデルを選べばいい？
小倉：ミスへの強さとヘッドが動かないクラブの方が打ち出しが安定するのであれば、絶対にAi SMOKE MAXですね。ある程度ローテーションして、自分で少し動かしていく人なら今回のAi SMOKE トリプルダイヤモンドを打てる人は結構いると思います。
鶴原：私はまさにそうなので今回はAi SMOKE トリプルダイヤモンドを使ってみようと思っています。ただ、Ai SMOKE MAXを選んだとしても前作よりもちょっと球がつかまるようになりましたからね。
小倉：今回は前にもウェイトがついたので、さらにウェイト調整をしたら違う特性もできそうですし。前作には前のウェイトがないので重心を動かすことができなかったですからね。ウェイトを入れ替えれば調整できるでしょうし、非常にアジャスト能力もある。例えば自分はAi SMOKE トリプルダイヤモンドが好みですけど、Ai SMOKE MAXでもある程度アジャストしたら使える気がしますね。
鶴原：つかまえたいならAi SMOKE MAX Dを選ぶとかね。
小倉：スライス系のミスが嫌な人はMAX Dがおすすめです。MAX Dから入って、つかまりすぎとつかまりを調整したいならペリメーターウェイトが付いたMAXの方という感じです。MAX FASTは軽量モデルでヘッドスピードが遅い人におすすめですね。
鶴原：振りやすさや浅重心で振り抜きたい人はAi SMOKE トリプルダイヤモンドがおすすめです。
小倉：今までトリプルダイヤモンドはアスリート向けという印象がありましたけど、意外と上級者だけのものじゃなくなった感はありますよね。
鶴原：そんなに難しくはないです。おそらくだけど、限定で難しいモデルがあとから出てくるんじゃないかと思いますね。
小倉：前例があるからね（笑）。でも、今回発表された4モデルはぜひ皆さんに打ってもらいたいです。この2人だけでもテンションが上がるくらい違いを感じられたので、この気持ちを皆さんと分かち合いたいです。進化を体感してもらいたいと思います。
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