ランニングはゴルフの上達に効果アリ!1日の習慣に取り入れて

Gridge(グリッジ)

【(c)unsplash】

プロゴルファーも朝や晩の時間帯にランニングをしている人がいると聞くけれど、ランニングとゴルフって関係あるの?

一見関係がないように思われるランニングとゴルフですので、このように疑問に思う人も多いと思います。

実はランニングは、ゴルフの上達と密接な関係があるのです。

1日のライフスタイルにランニングを取り入れて、ゴルフの上達を目指しましょう。

上達以外にもうれしい効果がありますので、今回はランニングの効果についてご紹介します。

ランニングで下半身の筋力アップ

ランニングを行うと、足腰が鍛えられ、ゴルフの上達に有効な下半身の筋力アップが期待できます。

ゴルフのスイングに下半身は必要なのかと思われがちですが、実はとても重要なのです。

スイングでは上半身と下半身の捻転差が重要になり、ねじれた上半身の動きに耐えられる、どっしりとした下半身が、飛距離アップの秘訣になるのです。

今よりも飛距離が伸びてスイングの安定性が向上すれば、スコアアップは約束されたと言っても過言ではないでしょう。

飛距離の安定は力みをなくす

飛距離が安定すると、力みによるミスショットが減る効果が期待できます。

スイングで力んでしまう人は、どうしても「飛ばしたい」という思いの強い人が多いです。スイングの力みは、

・ダフリ
・トップ
・スライス
・フック

これらすべてのミスにつながります。

ランニングにより下半身の筋力を鍛えて、飛距離の安定が手に入れば、常に力むことがなくなり、ミスショットが減少するといったうれしい効果が期待できるのです。

ランニングでラウンドでの持久力がアップする

次の効果は、ラウンドでの持久力アップです。

ゴルフでは、高いパフォーマンスを長時間維持するため、持久力が必要となります。

スタートでは調子が良かったのに、後半になるとばててしまっていつも通りのスイングができない、疲れたとヘロヘロになっている人はいませんか?

ランニングは、ゴルフのコースを回る持久力をつけるためにもぴったりのトレーニングです。

健康のためにもゴルフ持久力アップのためにも、ランニングをおすすめします。

朝のランニングは脂肪燃焼効果抜群

朝のランニングは、有酸素運動効果で脂肪を燃焼しやすくダイエットに効果的です。

人間は糖質と脂質をエネルギーにしています。

朝起きてすぐは、体の中のエネルギー源が枯渇している状態にあるため、体を動かすと、脂肪が燃やされる仕組みになっています。

元々の体型にもよりますが、脂肪が燃えて全体的に痩せることで、体が回りやすくなり、キレのあるスイングが実現できます。

朝のランニングをする場合は、朝ごはんを食べる前がおすすめです。

朝食を食べてすぐに走ると全身の血流が筋肉に集中し、内蔵への血流が少なくなることで、消化不良を起こす可能性があります。

ごはんを食べる前のランニングの場合も、寝てる間に失われた水分を補給して、脱水症状にならないようにしてから走りに出かけましょう。

夜のランニングは筋力アップに効果的

夜のランニングは昼間の活動で筋肉が十分温まっているので、非常にトレーニング向きで、筋力アップに効果的です。

ランニングで使用した筋肉の回復や強化に役立つ成長ホルモンの分泌は、ノンレム睡眠時に最も多いと言われていますので、疲労を蓄積しにくく、夜ランニングの翌朝はスッキリ起きられます。

紫外線が気にならないことや、暑い時期なら涼しい時間に走れることもメリットですね。

ただし、夜のランニングは安全面により配慮が必要です。

時間によって車道を走る車からはランニングをしている人が見えない可能性もありますので、自分自身を守るためにも、反射板をつけたウェアを着るなどすると良いでしょう。

ストレス解消や気分転換にもおすすめです。

ランニングは美肌にも良い

実はランニングは、美肌効果も期待できます。

ランニングをすることで体の血行が良くなり、体の細胞に栄養素がスムーズに運ばれることで、新陳代謝が活性化し、肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーの周期が早くなり、潤いのある美肌が生まれます。

時間をかけてランニングを行って汗をかくことは、老廃物の排出を促し、美肌に効果的です。

ゴルフをしていると、夏でも冬でも紫外線の恐怖にさらされます。

疲れた肌に潤いを与える意味でも、ランニングを取り入れてみてはいかがでしょうか?

ランニングは脳を活性化する効果もある

ランニングには、脳を活性化する効果もあります。

・海馬に刺激……記憶力向上
・前頭前野に刺激……思考力・決断力・集中力の向上

ランニングにより、これらが鍛えられます。

ゴルフは、「考えるスポーツ」とも言われ、現在の状況からどう打つのがベストなのかと常に考えをめぐらす必要があるスポーツです。

もちろん、体の強化も大切。

飛距離がすべてではありませんが、飛距離はアドバンテージを生みます。

自身の飛距離や得意ポイント、苦手ポイントを理解した上で、ホール攻略の策をめぐらせていくには、脳の活性化がとても役に立つことでしょう。

ランニングで気を付けたいデメリット

ランニングの良い面ばかりを見てきましたが、ランニングをすることで気を付けたいデメリットも理解しておきましょう。

1.ケガのリスクが高い
2.紫外線による肌トラブルが起こる可能性がある
3.継続が大変

以下でご説明します。

ケガのリスクが高い

まずは、ケガのリスクについてです。

「ただ走るだけ」と、ランニングを簡単に考えてはいけません。

特に今まで運動を習慣にしてこなかった人がいきなりランニングを始めると、腰や膝、脛や足首など、下半身を中心に痛みが出る可能性があります。

・シューズのサイズが合っていない
・正しいフォームで走れていない
・体力を考えず長距離を走ってしまった

ケガをする原因は様々で、個人によって変わってきます。

特にランニングを始めたての場合は意気込みが強く無理をしてしまう人もいます。体力と相談しながらランニングを行うことがケガ予防につながります。

ランニングの正しいフォーム

ランニングで健康効果を得ようと思った時、ケガをしないためにも、正しいフォームを身に付けることが大切です。

・猫背にならない
・目線を上げる
・あごを引く
・かかとから着地する
・骨盤を動かす

実は走っている本人は、誤ったフォームでいることに気付いていない場合が多いのです。

美しいフォームは、大きなパフォーマンスを呼びます。

ぜひ正しいフォームを身に付けて、ランニングを続けていきましょう。

紫外線による肌トラブルが起こる可能性がある

次にご紹介するデメリットは、紫外線による肌トラブルです。

紫外線と聞くと女性のほうが敏感に思われますが、男性も女性と同じく対策をしなければ、肌トラブルに見舞われる可能性があります。

ランニング中に肌が紫外線にさらされると、外的刺激から肌を守るためのメラニンが生成され、肌は小麦色に変化します。

それが過剰に起こることによって、色素沈着が起こり、シミなどの肌トラブルが発生してしまうのです。

・日焼け止めクリームを塗る
・夏場は特に早朝・夜に走る
・アームカバー・レギンスを着用する
・帽子・サングラスを着用する

ゴルフ同様、ランニングでもこれらの対策を取り、身を守っていきましょう。

継続が大変

3つ目のデメリットは、継続が大変な点です。

ランニングシューズやウェアを揃えて始めのうちは楽しく走っていたのに、数日後には走るのをやめてしまった、といった経験を持つ人もいるかもしれません。

ランニングは、完璧を求め過ぎては続けられません。

「毎日1時間走る!」
「1ヶ月後にランニングでマイナス1キロを目指す!」

目標を立てることは素晴らしいことでも、特にランニングを始めたばかりの人は、もっとゆるい目標を掲げると良いでしょう。

「1日5分だけでも走る」
「週3日でもOK」

こんな感じの目標なら達成できそうではないですか?

まずは、ランニングの習慣を身に付けることが大切です。

ランニングに飽きないためのひと工夫

ランニングに飽きてしまうという人は、ひと工夫をおすすめします。

・お気に入りのランニングコースを見つける
・ウェアやシューズを新調する

走っているだけでワクワク感を得られるランニングコースを見つけられれば、ランニングタイムが心身ともに癒しの時間になります。

使用するウェアやシューズも、とりあえずで適当に用意するのではなく、自分の体にフィットした良いデザインのものを新調すると、少し気分が乗らない時でも背中を押してくれるでしょう。

ランニングに関するよくあるQ&A

ランニングに関するよくある疑問をご紹介します。

1.ランニングの効果はいつ頃から実感できる?
2.1回のランニングで走る時間はどれくらい?
3.ランニングを続けても効果がない場合はやめたほうが良い?

ランニングに関する疑問を解消して、ぜひ取り組んでみてください。

Q.ランニングの効果はいつ頃から実感できる?

A.3ヶ月を目安にする

昨日ランニングを始めたからと言って、今日、脂肪が燃焼してスリムになっていたり、筋肉がついて力強いショットができたりと、期待した効果が出ることはありえません。

ランニングにより、望む効果は出るかもしれないし、出ないかもしれない上に、すぐに出ることはないのです。

そこでランニングの効果は、3ヶ月を目安にすると良いでしょう。

継続は力なり、正しいフォームである程度の時間走っていれば、変化に気付けるでしょう。

Q.1回のランニングで走る時間はどれくらい?

A.30分〜60分

ランニングに掛ける時間は、30分~60分程度がおすすめです。

朝であればその後の仕事中に眠気に襲われない程度、夜であれば朝まで疲れが残らない程度に、自分の体力と相談しながら走りましょう。

始めからはりきり過ぎても後が続きません。

ランニングを始めて走ることに慣れてくると、「前より軽く走れるようになった」、「もう少し走れる気がする」など、ランニングを終えた後の体と気持ちに変化が訪れます。

そのようなタイミングで、距離や時間を増やしていくと良いでしょう。

Q.ランニングを続けても効果がない場合はやめたほうが良い?

A.やり方を見直しましょう

今までランニングをしていなかった人がランニングを始めた場合、続けたのに効果が出ないということはありません。

見た目ではわからなくても、体組織計で数字を見ると、筋肉量が増えていたり、体脂肪率が減っていたりといった変化が起きているはずです。

上記でお伝えしたような、3ヶ月を過ぎても何の効果もないと思う人は、やり方を見直すと良いでしょう。

・負荷が軽過ぎないか
・正しいフォームで走れているか
・シューズのサイズは合っているか

自身で思い当たることを矯正してみたり、可能であれば他人の目を借りて、アドバイスしてもらうと解決の糸口が見つかるかもしれません。

ランニング以外の生活習慣を正すことも効果的

ランニング以外の生活習慣を正すことも、ゴルフの上達につながるかもしれません。

・食生活
・リラックスタイムの過ごし方
・入浴で疲労回復

生活習慣を整えることが、ストレスの緩和につながり、ラウンドでの良いパフォーマンスになります。

日常生活にランニングを取り入れることで、メリハリの効いた生活が送れるはずです。

ゴルフとランニングの相乗効果で、健康的なライフスタイルを

ゴルフは、有酸素運動による脂肪燃焼効果だけでなく、グリーンの中に身を置くことによるリフレッシュ効果やリラックス効果も期待できます。

一方、ランニングが心身に与える効果は

◆脂肪燃焼によるダイエット効果
◆持久力アップ、心肺機能や基礎代謝の向上
◆リラックス効果や集中力アップ

など、心身に良い影響がとてもたくさんあります。

関係のないように思えていたゴルフとランニングの意外な相乗効果を知れば、もう走らずにはいられません。

ランニングをライフスタイルに組み込めば、日常生活でより高い効果が現れます。

ランニングによる筋力アップや持久力アップで、ゴルフの上達と心身の健康を実現しましょう。
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著者プロフィール

『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

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