【待望の最新作】ダンロップ「ゼクシオ13」＆「ゼクシオ X」シリーズを解説
ゼクシオ13・ゼクシオXシリーズの特徴
今回もドライバー・フェアウェイウッド・ハイブリッド・アイアンと全てのモデルがラインナップされています。
基本的に正常進化だと思っています。もともとゼクシオはクラブとしての完成度が非常に高いです。これは何代遡っても言えることです。
今回のゼクシオ13は、より安定感が高まった印象を受けました。結構強振してもしっかり球を前に飛ばしてくれるし、何となくサボってポンと振る感じでもしっかり球が上がって飛んでいってくれます。こういったゴルファーの気持ちまでくみ取ってくれるドライバーに仕上がっていると思います。
今回のモデルが3代目になります。どちらかというと少し叩いていけるようなアスリート向けのシリーズです。
前のモデルもしっかり叩いていける仕様でしたが、ゼクシオ13同様にミスに強くなり、安心して打てるドライバーに仕上がっています。
ドライバー同様、今回のゼクシオはしっかり狙って球を作れるクラブになっています。
カット気味に入ってスライスになったというときはしっかり球が上がって飛んでくれるという懐の深さを感じます。ミスると球が上がってくれる、しっかり球がつかまると強い球が出るという非常に使いやすいクラブです。
強い球が打てるようになった印象です。ロフトが20°でわりと立っているもので試打したので、そういうところを感じたのかなと思います。
従来のゼクシオはポケットキャビティで溝が見えるような仕様でしたが、今回は、バッチがしっかりついて溝がほとんど見えなくなり、より高級感が出た仕上がりになっています。
ミスに強いところは相変わらずですが、しっかり自分で打ちにいったときに球が逃げないというか、少し強い球が打ちやすくなった印象を受けました。
バネ鋼を使ったスリーピース構造で、かなりきれいな顔に仕上がっていて距離もしっかり出ます。一番感じた進化は球が高くなった点です。非常に高弾道で随分上がりやすくなり、それでいてスピンはしっかり入っているので止まらないこともないというバランスを考えて作ってきた印象を受けました。
重さは「ゼクシオ12」と「ゼクシオ13」ではほぼ変わりません。ドライバーでは「ゼクシオ13」が1g軽くなって、「ゼクシオX」が重いと微々たるものです。この辺は多分シャフトの設計の違いかと思います。特に「ゼクシオX」の方はドライバーで300gで、海外ブランドの一般的なモデルとほぼ同じくらいの重さなので、比較しやすいでしょう。
基本コンセプトは変わってないと思いますが、新しいゼクシオはより扱いやすく、狙ったことがしやすくなったやさしいクラブという印象です。
とてもよく出来ていて、また売れるだろうなと思うシリーズです。ぜひ打ってみてください。
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