【進化】芯に当たらなくてもミスにならない!オデッセイ最新「Ai-ONE パター」シリーズ

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クラブフィッターの小倉勇人さんに、キャロウェイ独自のAIが設計したインサートを搭載したオデッセイ「Ai-ONE パター」シリーズの特徴や試打した印象を解説していただきました。

Ai-ONEパターの特徴

オデッセイはキャロウェイのパターブランドです。キャロウェイと言えば、ドライバーからフェアウェイウッド・ユーティリティ・アイアンまでAIによる設計を採用しています。今回ついにパターにも取り入れられました。それがAi-ONEパターシリーズです。

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AIが設計して多くのシミュレーションし、フェースの後ろの厚みを変えたインサートを搭載しています。

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これは実際にキャロウェイから借りたインサートのパーツです。

インサートのセンターが一番肉厚になっていて、ヒール側の上部が肉厚になって何段階かに変えられている状態です。これはAIが何万通りもシミュレーションして作った形状になっています。プロからのフィードバック、プロがツアーで戦っているスタッツやデータを踏まえて設計されているので、いろんなデータが生み出したフェースと言っていいと思います。

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Ai-ONE #1パター(クランクホーゼル)
実際にこのインサートが搭載されているのが、Ai-ONEパターシリーズの#1というモデルです。

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特徴的なところはインサートの内側が見えるようになっています。ブレード型はポリカーボネートのウィンドウからインサート裏側の形状が見えます。

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マレットは下から見えます。こういうところが凝っているなと思いますね。

テクノロジーを見せるのは大事だと思います。見せなくてもかっこいいのはできるのですが、あえて要らない部分を見せるというのはすごく大事だと思います。これはすごくいい仕上げです。

ウェイトは今まで使っていたモデルとは違うものが付いています。これも重さの違うものが発売されると思うので、ウェイトの調整もできると思います。

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シャフトはSTROKE LAB 90(スチールシャフト)になりました。重量は前作が約70gくらいなので、今回少し重くなっていますが、きっちりカウンターバランスになっています。全体スチールになりつつSTROKE LAB 90シャフトの両サイドに重さを配分して、それぞれの存在感を高める機能は変わらずに搭載されています。

オプションでカーボンのSTROKE LAB 70Cシャフトも用意されているので選べます。全部スチールの方がいいという声がプロから上がり、こういう仕様になりました。

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Ai-ONE DOUBLE WIDE DBパター(ダブルベント)
DOUBLE WIDE DBパターは、ベントネックの少し幅の広いブレード型になっています。

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Ai-ONE ROSSIE Sパター(ショートスラント)
ROSSIE Sパターは、オデッセイを有名にしたモデルです。ショートスラントネックを組み合わせた中間型のマレットです。

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Ai-ONE #7 Sパター(ショートスラント)
人気の#7 Sです。これもショートスラントを搭載したモデルです。

Ai-ONE #7 CHパター(クランクネックホーゼル)
ヘッドタイプは4種類ですが、#7にクランクネックの#7 CHが追加になり5モデルの展開になっています。

Ai-ONEパターを試打した印象

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正直なところトゥ側、ヒール側、センターどこで打っても転がりの差が少ないというコンセプトのパターのモデルは今までたくさんありました。そのなかで、インサートの技術でそれを実現したのがオデッセイらしいと思います。もともとオデッセイはインサート技術で注目されたブランドなので、そこを実現してきたというのは感慨深いですね。

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実際に打つとやっぱりタッチが揃います。私は結構打点がズレる方なのですが、転がりの差が出にくいです。

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あともうひと転がりのショートが多い人には非常におすすめしたいです。絶対的な距離を打っていないときはしょうがないですけど、芯を外してちょっと転がらなかったり、カップの手前で切れて微妙に芯を外していたりと、打点のズレによることが多いんです。それをかなり減らしてくれます。もともとの設計の良さもありますが、よりインサートの転がりの差の少なさによって、そこがかなり強調される感じに仕上がっています。

打感に関しては、後ろに金属のプレートが付いているので少し弾き感はありますが、パチンと弾くような感じでは無く、適度な柔らかさでホワイトホットインサートに近い打感に仕上がっています。

Ai-ONEパターのおすすめユーザー

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今までオデッセイのインサートを搭載しているパターを使っている人からすれば違和感なく使っていただけると思います。ノンインサートを使っている人がこのパターに持ち替えても、いわゆるインサートならではの柔らかさとか、飛ばないのではという不安はないです。インサート、ノンインサートどちらを使っていても扱いやすい打感、転がり感、フィーリングが出しやすい印象を受けました。

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何より安心感です。芯に当たらなくてもミスになりません。トゥ側で打とうが、ヒールで打とうがインサートの範囲の中で打てば何とかなるわけです。もちろんすごくズレてしまえば差は出るかもしれませんが、ある程度インサートで打てばズレに関しては転がりの差は減った印象を受けました。

そういうところからくる安心感もこのパターの性能のひとつではないかと思います。パターが苦手な人、タッチが合わない人はぜひ一度試されることをおすすめします。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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