3歳ダート三冠馬対決が10.1盛岡で実現! 全国統一王者は東のミックファイアか、北のベルピットか
北の三冠馬ベルピット、机上の計算を覆す走りを見せる
所属地区が違う三冠馬同士が相まみえ、真の3歳最強馬を決する――まさにダービーグランプリのコンセプト通りのレースが最後の年に実現するのだからファンにとってはたまらない。そして、道営と南関の三冠馬はどちらが強いのか? その答えのヒントがあるとすれば、ベルピットは昨年のJBC2歳優駿でJRAのゴライコウに0秒5差で敗れており、そのゴライコウはジャパンダートダービーでミックファイアに2秒0もの差をつけられた。これを基準に考えればミックファイア優勢となるものの、今年に入ってのベルピットのレース内容を見れば2歳時よりもパワーアップしていることは明らか。机上の計算は役に立たないという走りをベルピットが見せてくれるかもしれない。
また、ホッカイドウ三冠すべて2着だったニシケンボブもダービーグランプリに参戦。道営の2枚看板と大井の3歳トップ勢との対決も見ものだ。
※リンク先は外部サイトの場合があります
叩き上げの地元総大将ルーンファクター&21歳女性厩務員にも注目
なお、ルーンファクターに関しての余談ではあるが、担当するのが弱冠21歳の三浦愛花厩務員。今週発売の週刊Gallopでも特集され、地方競馬ファンの間では人気急上昇の女性厩務員の奮闘にも応援の声が集まりそうだ。
※リンク先は外部サイトの場合があります
【予想と見解】3歳同士では負けられないミックファイア
○(6)マンダリンヒーロー
▲(1)ベルピット
△(5)サベージ
△(2)ルーンファクター
予想の中心はやはりミックファイア。南関東三冠レースで見せたパフォーマンスは群を抜いており、JRA馬を相手にしたジャパンダートダービーの内容を考えてもこの相手ならば力は1枚も2枚も上だろう。約3カ月ぶりの競馬で最大目標はまだ先とはいえ、順調に乗り込まれているようで仕上がりに不安はなさそう。世代を飛び越えて現役ダート最強を目指す以上、3歳同士のレースでは負けられない。
ミックファイアが実力通りの競馬をすれば、2番手争いはマンダリンヒーロー、ベルピットとなりそう。マンダリンヒーローにとっては前走から100mでも距離が短縮されるのは歓迎材料だが、2000mでも若干長いような印象もある。となれば、2000mで勝ち鞍があるベルピットがミックファイアとの一騎打ちに持ち込むシーンも出てくるか。
大井の重賞勝ちがあるサベージ、岩手移籍後に力をつけた地元期待のルーンファクターは連単系の2、3着で押さえておきたい。