ラグビー日本代表はイングランドに勝てるのか? アルゼンチン人記者が指南する攻略法

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イングランドとの対戦成績は過去10戦全敗。昨年11月にロンドン郊外のトゥイッケナム・スタジアムで対戦した際も13-52と大敗を喫したが、はたして今回は── 【写真:REX/アフロ】

 下馬評が高くなかったイングランド代表だが、ラグビーワールドカップ(W杯)のプールD初戦で、開始早々に数的不利に陥りながらも難敵アルゼンチンに快勝。北半球勢唯一のW杯優勝国の意地をみせた。では、日本時間9月18日の早朝に、このプールD最大のライバルと対戦する日本代表に勝機はあるのだろうか。イングランドに敗れたアルゼンチンのスポーツジャーナリストが、攻略法を指南してくれた。

格下フィジーに敗れて暗雲が立ち込めたが

 戦前、各国メディアの中には、今回のラグビーW杯に臨むイングランド代表を、「史上最も与し易いレッドローズ(同代表の呼称)」と見る向きもあった。

 しかし、アルゼンチンとの初戦を終えた今、そんな声は一切聞こえなくなった。それもそうだろう。本大会前のテストマッチで見せた不安定さのかけらもなく、開始3分で退場者を出して長い時間を14人で戦いながら、世界ランキング上位の相手に27-10の快勝を収めたのだから(試合開始時の世界ランキングはアルゼンチンが6位、イングランドが8位だったが、現在はイングランドが6位、アルゼンチンが10位)。
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著者プロフィール

1988年よりアルゼンチンの主要メディアに寄稿するスポーツジャーナリスト。ラグビーやサッカーなど幅広い競技に精通し、『ラ・ナシオン』紙、『エル・グラフィコ』誌などに執筆。また『カナル11』(テレビ)や『ラジオ・デル・プラタ』などにも出演する。96年から自身のテレビ番組『ウニベルソ・デポルティボ』をスタート。そのウェブサイト(www.universo-deportivo.com.ar)も好評を博す。

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