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ミスに強い！安定した球が打てる！キャロウェイ「ビッグバーサドライバー」（2023年モデル）

スポナビGolf 2023年8月11日 8:00

【スポナビGolf】

クラブフィッターの小倉勇人さんに、キャロウェイ最新「ビッグバーサドライバー」（2023年モデル）について解説していただきました。

ビッグバーサドライバー（2023）

ビッグバーサドライバー（10.5°）の特徴

【スポナビGolf】

キャロウェイのビッグバーサシリーズがモデルチェンジしました。前作は2021年に発売されていましたが、2年ぶりに最新のテクノロジーをまとってリニューアルしました。

ビッグバーサシリーズのコンセプトは「オートマチックにつかまえて飛ばす」。メーカーは「スライスキラー」と呼んでいます。クラブの性能でボールをつかまえて、効率を上げてしっかり球を飛ばそうという仕組みになっています。

【スポナビGolf】

ヘッドの後方ヒール寄りにウェイトを配置し、オートマチックにヘッドをローテーションさせてボールをつかまえてくれる仕様です。

【スポナビGolf】

最新のパラダイムシリーズに使われているテクノロジーを、ビッグバーサシリーズに専用設計して搭載されています。代表的にはビッグバーサの大きなフェースを考慮したAI FLASHフェース。AIが設計して打点のミスをあらかじめシミュレーションした上で、スピンロスを減らしボール初速が落ちないフェースになっています。これはキャロウェイの得意分野で、非常に安定して飛ばせる1つのメインテクノロジーです。

【スポナビGolf】

もう1つはX字型JAILBREAK テクノロジー。これはフェースの内部にX字型のバーを上下をつなげるようにつけることで、芯を外した時のエネルギーロスをバーで受け止めて、しっかりボール初速に変換するテクノロジーです。これも今回のビッグバーサ専用に設計されています。

【スポナビGolf】

ヘッドの投影面積が前作より大きいため、かまえたときの心理的な安心感につながります。余計な力みにつながりかねない部分も、しっかり見た目で軽減するように作り込まれていると思います。

今回のドライバーはロフトが10.5°のみですが、強さを求めるよりは安定して球を飛ばす点でワンロフトにしたのだと思います。

【スポナビGolf】

弾道調整機能（アジャスタブルホーゼル）が付いているので、ロフト角やライ角の調整が可能なのは良いところです。

ビッグバーサドライバー試打した印象

【スポナビGolf】

キャロウェイのパラダイムシリーズにもボールのつかまりのいい「パラダイム X」というシリーズがありますが、ビッグバーサの方がつかまり度合いは大きく、重さは少し軽いくらいです。

ポジショニングは同じですが、両方試打してみて比較した印象は、より簡単につかまって安定感があるのはビッグバーサかと思います。

パラダイムの方は全体的にアスリートブランドというところがあるので、球の強さや球の質まで追求しています。

ビッグバーサはもちろんそういう要素もありますが、安定して飛ばすということに、エネルギーを費やして設計されている印象です。とにかくポンポン打っても同じような球が飛んでいく感じなので、打球の質より安定した飛びを求める人で結果を出したい人におすすめです。