【試打計測】キャロウェイ「パラダイム」vs. 「パラダイム X」ドライバーを打ち比べてみた
【スポナビGolf】
パラダイム ドライバーの特徴
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ヘッド側の金属と後ろ側のウェイトの位置だけで、本来のゴルフクラブとしてのパフォーマンスは決定できますが、ボディはクラブの形を作らなければいけないため、カーボンで覆うことで真ん中の余剰重量を減らして、重さをフェース側と後ろ側に集めたクラブです。そのおかげで実際にボールが飛んで、曲がらない、ボールも上がりやすいドライバーに仕上がっています。
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パラダイム ドライバー試打:ペリメーターウェイトノーマルポジション (ロフト:10.5 シャフト:VENTUS TR 5 for Callaway(フレックスS))
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私が打つとほんのりつかまり、意図的に意識すると真っ直ぐ打てる感じがしました。
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パラダイム 試打:ペリメーターウェイトドローポジション (ロフト:10.5 シャフト:VENTUS TR 5 for Callaway(フレックスS))
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パラダイムが一番ニュートラルで少し右にいきやすいくらいの位置づけとするなら、ニュートラルよりちょっとつかまるのがローグST MAX。その横にパラダイム Xがいて、一番つかまるところにローグST MAX Dがいる。そんな位置づけでつかまり具合が違う印象を持っています。
では、ドローバージョンでどのくらいつかまるのか、打ってみたいと思います。
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ちょっとつかまります。実際にデータで見てもらうと、フェースアングルは若干クローズに入っているのですが、スピン軸が-11°左に傾いていて、ボール自体はフックする弾道になっています。
フェイストゥパスとフェイスアングルの差は-1.9°しかないので、そんなに大きなフックになるような数値ではないのですが、わりと大きなフックが出やすそうな、しっかりつかまっていることは確認できるかなと思います。
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フェースが少しかえってしまいました。フェイスアングル3.1°クローズとなっています。それに対してスピン軸-8.3°になっていますが、ギュンと左に曲がる程の変化でないと思います。スタンダードバーションのウェイトが真ん中にあるときと比べると、球がフックしてくれるのは確認できるでしょう。
ドローポジションは、スライスに悩んでいる方がウェイト位置を変えれば助かるというよりは、少しつかまらない人がウェイト位置をずらすと少しつかまると思っていた方が良いのかなと思います。
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ちょっとつかまるという感じですね。その代わり、逆に右にいかないという安心感はあります。右が怖い人がしっかりウェイトをずらしていて、自信を持って打つとしっかりドロー回転フック回転を得られるのかなと思います。
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パラダイム 試打:ペリメーターウェイトドローポジション (ロフト:10.5 シャフト:VENTUS TR 5 for Callaway(フレックスS))
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先程とは逆に、クラブパスがインサイドアウトだったスイングを少しアウトサイドイン。フェースアングルが少し開き気味になったスイングをしてみましたが、やはりちょっとスライスはするので、右に曲げることができないことはないです。つかまりはちゃんとあるけど、右に曲げることはできます。
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これは典型的なアウトサイドインに入っています。フェースアングルは若干クローズに入っていますけど、フェーストゥパスが少し開いているので右に曲がっています。実際にボールも軽くフェードボールになっていますが、おそらくペリメーターウェイトのおかげでそんなに極端に曲がる球でなくて、直線的なボールになっているといえるでしょう。
ほんのりスライサーの人がコースでこれを打つと、こんな感じの「ナイスショット」と言われるようなボールが得られると思います。
パラダイム Xの特徴
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ローグST MAX Dと比べると、パラダイム Xの方が上から見たときのヘッドサイズが少し小さくなっています。顔としてはパラダイム Xの方が少しシュッとしていると思います。パラダイムと比べると後ろに長い感じになりますが、その辺の位置づけが性能として分けられているのでしょう。
なお、Xにはペリメーターウェイトがないので、イジれるところはネックだけです。ヘッドとしてきちんとつかまえる機能が内蔵されていると考えたらいいと思います。
パラダイム X 試打 (ロフト:10.5 シャフト:VENTUS TR 5 for Callaway(フレックスS))
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いきなり違いが出てますね!先程までパラダイムを打っていましたが、同じ感じでスイングするといきなりボールがポンと左に出るような、ヘッドが返りやすいという結果が出ています。
今度はあまり意識しないで普通に打ってみます。
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これがこのクラブの性格をあらわしていると思います。クラブパスとフェースアングルは、パラダイムを打っているときとそれほど変わらない数値になってますが、スピン軸が倍以上左に傾いています。
ボール自体が打ったときにバックスピンがかかりますが、バックスピンがかかっている回転軸が左に傾いています。飛行機の羽根が左に傾けば左に旋回するように、ボールの回転軸が左に傾いているので左の方に行きやすいと理解していただければいいと思います。それほどフェースを極端に返しているわけではないのに、スピン軸が大きく左に傾いているので、実際にボールは大きいフックボールになっているのがわかります。
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クラブが真っ直ぐ入ってくれたおかげで、あまりフックがかかっていません。ちゃんと真っ直ぐ打てれば真っ直ぐな球も出やすいけど、どちらかと言えば、フックの方に球が曲がるようにクラブ自体は作られていて、右にいく心配は少ないと思いました。
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パラダイム X 試打 (ロフト:10.5 シャフト:VENTUS TR 5 for Callaway(フレックスS))
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先程のパラダイムのフェードボールを打った状態に近いと思うのですが、アウトインというクラブパスでフェースアングルが若干閉じています。クラブに対してフェースが若干開いている状態になると思います。
クラブは左に振っています。フェースも左に向いています。しかし、クラブパスに対してはフェースは2°開いてますと表示されているのです。ボールは右回転が入ってきれいなフェードボールになっています。
このクラブ自体がつかまる性能が強いので、右に大きく曲がることはなくストレートに近いような弾道になっています。後ろから線で追うと少し右に曲がっているのはわかりますが、このボールを実際にコースで打ったら結構真っ直ぐに見える弾道になるのではないかと思います。
パラダイムとパラダイム Xを試打比較した印象
【スポナビGolf】
パラダイムより少しつかまるのがローグST MAX、その横にパラダイム Xがいて、XよりつかまるのがローグST MAX Dという位置づけになるのではないかと思いました。
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また、ヘッドの開閉が大きい人はパラダイムだとつかまらないと言われる人もいるので、ペリメーターウェイトを動かしたり、シャフトを変えたりとアジャストの仕方はあると思います。
上から見たときの顔がローグSTと比べたときに、少し小顔に見える通常のパラダイムと、似てる顔だけどちょっとシュッとしているパラダイム X。この顔の好みで選んでもいいんじゃないかと思います。もちろんパラダイム MAX FASTという選択肢もあります。
ちなみに僕はパラダイム トリプルダイヤモンドを買いましたが、皆さんはどのパラダイムになるでしょうか?パワーやスイングに合わせて選んでいただければと思います。
キャロウェイのドライバーをチェック
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