鳥谷敬が綴る二刀流、ショートへのこだわり… コンバート宣告時の決意とは?
【写真:平野司】
「カッコイイほうを選べ」「空気を読むな、自己主義で行こう!」
18年にわたるプロ野球人生で培った、自己肯定感を高める35のメソッド!
阪神、ロッテで活躍した鳥谷敬が現役時代のエピソードを踏まえて説く「人生訓」が詰まった一冊から一部を抜粋して公開します。
自ら限界をつくらない
アメリカ・メジャーリーグという世界最高峰の大舞台で、投手として、そして打者として、いわゆる「二刀流」で見事なまでに結果を残している。
世界中の野球ファンを魅了するのも当然のことだろう。
彼が人々を魅了する理由は、「誰もできなかったことを実践している」という点にある。
多くの評論家が、「絶対に無理だ」「どちらかに絞らないとどちらもダメになる」「二兎を追う者は一兎をも得ず」と反対しているなかで、それでも自分の意思を貫き通した姿に快哉を叫んだ人も多いことだろう。
大谷選手の素晴らしさは、他人になんといわれようとも、自分の信念を曲げなかった点にある。
そもそも、プロ野球に進むほとんどの選手は、アマチュア時代に投手としても打者としてもチームの中心的存在であり、「二刀流」だった選手も多いはずだ。
しかし、レベルが上がるにつれて、「投手か、それとも野手か?」という二者択一を迫られ、そのどちらかに専念することになる。
わたしも、聖望学園高校時代は遊撃手兼投手として甲子園に出場している。しかし、早稲田大学に進学した時点で投手をやめ、正遊撃手として試合に出場することになった。
当時のわたしは、そこになんの疑問も抱かなかった。
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