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HSが速い人も使える軽量モデル！ PING「G430 HL MAX ドライバー」

スポナビGolf 2023年3月5日 8:00

【スポナビGolf】

2022年11月に発売されたPINGの「G430」シリーズの追加モデルとして、軽量のHLシリーズが登場しました。今回はティーチングプロの石井良介さんに、PING「G430 HL MAX ドライバー」について試打・解説していただきました。

G430 HL MAX ドライバー

PING G430ドライバーシリーズ

【スポナビGolf】

G430ドライバーシリーズは2022年にMAX・LST・SFTの3モデルが発売されていますが、追加モデルとして2機種HL MAX・HL SFTの2モデルが追加販売され、G430ドライバーは5モデルになりました。

【スポナビGolf】

PINGのドライバーは多くのゴルファーに評価されています。私も歴代のPINGのドライバーを何本か購入していますし、2022年はいちおしドライバーとして「G430 MAXドライバー」を挙げました。ただ、G430モデルは少し重いというのが唯一の弱点でした。そこでPINGの軽量モデルとしてHLシリーズが登場したのです。

G430 HL MAXドライバー試打した印象

【スポナビGolf】

ヘッドは既に発売されているG430と同じですが、HLには専用の軽量ウェイトが搭載されています。

【スポナビGolf】

シャフトも、フジクラがPINGのために開発した、HL専用シャフト「FUJIKURA SPEEDER NX」を採用しています。

従来のヘッド性能はそのままに、ウェイトやシャフトを軽量化することで多くのゴルファーが使えるようになったのがHLドライバーです。

【スポナビGolf】

HLは「ハイ・ローンチ」の略で、球が上がりやすく打ち出し角度が高くなるモデルです。

ヘッドはロフト角10.5°と書いてますけど、同じクラブスピードで振ったときに、専用設計のシャフトのおかげで少し打ち出しが高くなります。

【スポナビGolf】

試打をしてみると、想像していたよりも対象ユーザーの幅が広いと感じました。先行で発売しているG430 MAXを使っている人がG430 HL MAXを打つと、HLの方がハマる人が多いかもしれないです。

ウェイトが軽くなったことによってG430 MAXよりも振りやすいので、43m/sくらいで振っても44〜45m/sのヘッドスピードが出ました。軽量化されたことでヘッドスピードが速くなるという効果を体感することができました。

【スポナビGolf】

打感や打ったボールに関してもG430 MAXとそれほど大差はないけど、ヘッドスピードを落としたときに変化をすごく感じます。

ヘッドスピードを落として打ったときの打ち出しの高さはG430 MAXと同じなんですが、G430 HL MAXは少しスピンが少ない感じがします。G430 MAXより球は上がるけど、低スピンで前のめりにボールが転がるような感じです。

一般的なメーカーの軽量のクラブだと「ボールは上に浮くけど前に行かない」と悩むゴルファーが多いと思いますが、このG430 HL MAXはそういうモデルとはひと味もふた味も違う感じがします。

球は上がりやすくて振りやすい。ちゃんと前に飛んで行く。そういう仕上がりにすることで、より幅広く多くの方が使えるように工夫しているのだと思います。

G430 MAXとG430 HL MAXの選び方

一般的にゴルフクラブを軽くすると、重いものより速く振れるようになるのが一番のメリットです。ヘッドスピードが速くて軽いクラブにしてもあまりヘッドスピードが変わらない人は、通常のG430 MAXでいいと思います。逆に軽いクラブにすることでヘッドスピードが速くなり、そのことがポジティブな要素になるなら、G430 HL MAXがおすすめです。

【スポナビGolf】