連載:WBCプール展望&ライバル国分析

【WBCプールC展望】前回王者の“最強”アメリカも油断大敵 メキシコ、コロンビアが上位進出を狙う

データスタジアム株式会社

前回大会で悲願の初優勝を飾ったアメリカ。今大会も投打にMLBのスタープレイヤーを揃えて連覇を狙う 【Photo by Harry How/Getty Images】

 野球の世界一を決める第5回WBCがいよいよ3月に開幕を迎える。2017年以来、6年ぶりの開催となる今大会は、過去最多となる20の国と地域が出場。1次ラウンドはA~Dの4つのプールに分かれての総当たり戦が行われ、プール上位の2チームが準々決勝ラウンドへと進出。ここからはトーナメント方式となり、フロリダのローンデポ・パークにて決勝戦が行われる。本コラムでは出場国のチーム紹介、および1次ラウンドのプール展望を示したい。

アメリカ

戦績
2006年:2次ラウンド敗退
2009年:ベスト4
2013年:2次ラウンド敗退
2017年:優勝

【画像提供:データスタジアム株式会社】

 いわずと知れた野球大国アメリカ。第1回大会から優勝候補の筆頭に挙げられながら、3大会は不本意な結果に終わっていたものの、ついに前回大会で初優勝を飾った。その前回大会では、強豪国であるドミニカ共和国と1次ラウンドから同一プールという激戦区を勝ち抜き、決勝ラウンドへと進出。日本との対戦となった準決勝では、2-1の接戦を制して勝ち上がると、決勝のプエルトリコ戦では3安打完封勝利を収めた。大会終盤は投手力の高さが際立っている。

 それから6年が経って迎える今大会。この間にもメジャーリーグのレベルはさらに上がっており、強固な投手陣が構築されることが予想される。過去4大会と比較しても投打にわたってスタープレーヤーが数多く出場する予定であり、大会連覇へ向けて準備は万端だ。世界最高峰リーグのオールスター集団が、プライドを懸けて負けられない決戦に挑む。

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