連載:WBCプール展望&ライバル国分析

【WBCプールA展望】亡命選手が初参加のキューバに注目 連続ベスト4のオランダなど混戦模様か?

データスタジアム株式会社

キューバは3大会連続の2次ラウンド敗退。しかし今大会は亡命選手が参加する強力な構成に 【Photo by Yuki Taguchi/WBCI/MLB via Getty Images】

 野球の世界一を決める第5回WBCがいよいよ3月に開幕を迎える。2017年以来、6年ぶりの開催となる今大会は、過去最多となる20の国と地域が出場。1次ラウンドはA~Dの4つのプールに分かれての総当たり戦が行われ、プール上位の2チームが準々決勝ラウンドへと進出。ここからはトーナメント方式となり、フロリダのローンデポ・パークにて決勝戦が行われる。本コラムでは出場国のチーム紹介、および1次ラウンドのプール展望を示したい。

チャイニーズ・タイペイ

戦績
2006年:1次ラウンド敗退
2009年:1次ラウンド敗退
2013年:2次ラウンド敗退
2017年:1次ラウンド敗退

【画像提供:データスタジアム株式会社】

 日本に次ぐ世界ランキング2位と、国際大会での実力を伸ばしているチャイニーズ・タイペイ。2013年大会の1次ラウンドでは、地元開催のアドバンテージを生かし2勝1敗で初の突破を決める。しかし、2次ラウンド初戦の日本戦では、勝利を目前にした9回2死から同点に追いつかれ、延長戦で惜敗。敗者復活のキューバ戦でコールド負けを喫し、準決勝進出とはならなかった。前回大会では、1次ラウンドで未勝利に終わる悔しい結果となっている。

 今大会もこれまでと同様に楽天の宋家豪や、日本ハムの王柏融など、NPBでプレーする選手も数多く参戦する予定だ。10年ぶりに1次ラウンドが地元で開催されることもあり、選手のモチベーションも高いだろう。熱い応援を背に1次ラウンドを勝ち抜いて、準々決勝が行われる東京へと駒を進めたい。

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日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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