優勝国予想のダークホースは日本? ドイツを蹴落としオッズも大波乱の展開

C-NAPS編集部

第3戦で敗れるもブラジル、フランスが上位に君臨

3得点と得点ランキングトップタイでフランスをけん引するエムバペ。波乱は多かったが、前回王者らTOP5のオッズの人気は揺るがない 【Getty Images】

 ドイツ、ベルギー、デンマークが敗退する一方で、開幕前にTOP5に位置していたブラジル、アルゼンチン、フランス、スペイン、イングランドは前評判通りに決勝トーナメントに駒を進めた。しかし、今大会は波乱の連続だった。予選リーグで3連勝の国がないのは、1994年アメリカ大会以来でなんと24年ぶりだ。

 2連勝で早々にベスト16を決めた優勝候補筆頭のブラジルと前回王者のフランスにしても、予選リーグ第3戦で前者はカメルーンに、後者はチュニジアに敗れた。ともに決勝トーナメントでの戦いを見据え、先発メンバーの半数以上を入れ替えるターンオーバーだったとはいえ、W杯制覇に向けてその道のりが平坦でないことを改めて知らしめる結果となった。

 オッズで不動の1位を誇る王国・ブラジルの不安材料は、エース・ネイマールの負傷。予選リーグは休養に充てたが、決勝トーナメントから復帰できるかどうかが王国の覇権奪回のカギを握る。もし日本がベスト8進出を果たした際には、ブラジルと対戦する可能性もあるため、カナリア軍団の動向は最注目だ。フランスは第3戦のチュニジア戦で敗れはしたが、主力を休ませることには成功している。エースのキリアン・エムバペが好調で、3得点でゴールランキング1位タイに位置。快速FWはレ・ブルーを連覇に導けるのか。

 よもやの初戦敗戦から立ち直ったアルゼンチンは、メッシを中心に攻撃リズムが復活。チームの調子は右肩上がりで、決勝トーナメントでは本調子のアルゼンチンが見られるかもしれない。予選リーグ最多タイの9得点を奪ったイングランドも56年ぶりのW杯制覇に向けて視界良好だ。オッズTOP5のチームで唯一黒星がなく、「It's Coming home(W杯トロフィーの母国帰還)」が実現できるかは、予選で無得点の主将ハリー・ケインの爆発にかかっている。

 日本に敗れて2位通過となったスペインも下を向く必要はない。予選リーグでブラジル、フランス、アルゼンチンも同じく敗北の悔しさをすでに一度味わっている。決勝トーナメントからはまた別の戦いとなるだけに、得意のパスワークをメンテナンスし、7得点で大勝した初戦のコスタリカ戦で見せた「無敵艦隊」の復活が期待されるところだ。

FIFAワールドカップ2022 決勝トーナメント組み合わせ 【スポーツナビ】

 12月2日時点での各社の最新オッズ平均で1位ブラジル、2位アルゼンチン、3位フランス、4位スペイン、5位イングランドまでが有力な優勝候補といえる。しかし、前述のようにイングランド以外のTOP5は予選リーグですでに黒星を喫している。今大会の実力が拮抗しているかが伺えるだけに、優勝国予想も困難を極めるだろう。

 日本やモロッコを筆頭に、韓国、オーストラリアが予選リーグで躍進したように、サッカーではどちらにボールが転がるかは分からない。それだけに、「新しい景色」を掲げる日本にも優勝のチャンスがないわけではないだろう。勢いに乗るサムライブルーを「WINNER」で優勝国にベットしてみることで、W杯をさらに楽しめるかもしれない。

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ビジネスとユーザーを有意的な形で結びつける、“コンテキスト思考”のコンテンツマーケティングを提供するプロフェッショナル集団。“コンテンツ傾倒”によって情報が氾濫し、差別化不全が顕在化している昨今において、コンテンツの背景にあるストーリーやメッセージ、コンセプトを重視。前後関係や文脈を意味するコンテキストを意識したコンテンツの提供に本質的な価値を見いだしている。

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