蔚山現代が17年ぶりにKリーグ制覇!その原動力となった天野純の功績に迫る
【写真=韓国プロサッカー連盟】
蔚山現代は10月16日、アウェイで行われた第37節の江原(カンウォン)FC戦を2-1で勝利。これで2位の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースとの勝ち点差を「6」とし、最終節を待たずしてリーグ優勝を決めた。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では日本勢の脅威として立ちはだかる蔚山現代だが、意外にもKリーグでの優勝経験は少なく、1996年、2005年に続き今回が17年ぶり3回目の制覇となった。
直近の2019〜2021年も優勝の可能性はあったが、いずれもシーズン最終盤に全北現代の逆転を許し3年連続2位。最多10回の準優勝回数から「シルバーコレクター」と揶揄されてきたが、そのレッテルをついに剥がしてみせた。
サポーターと記念写真を撮る蔚山現代の選手、スタッフ 【写真=韓国プロサッカー連盟】
日本人歴代5人目のKリーグ優勝経験者に
江原FC戦含む直近3試合は出場停止のためベンチ外だったが、現在までにリーグ戦29試合9得点1アシストを記録。中盤の要として主力級の活躍を披露し、自身としてもキャリア初となるタイトル獲得に成功した。
なお、Kリーグで優勝を経験した日本人選手は今回の天野で歴代5人目。
過去には初の日本人Kリーガー海本幸治郎(2001〜2002年:城南一和天馬)にはじまり、エスクデロ競飛王(2012年:FCソウル)、高萩洋次郎(2016年:FCソウル)、邦本宜裕(2020〜2021年:全北現代モータース)が優勝トロフィーを掲げてきたが、天野もKリーグの歴史にその名を刻むことになった。
天野純 【写真=韓国プロサッカー連盟】
優勝決定の瞬間をスタンドから見守った天野としては、出場停止が明ける最終節に懸ける思いも大きいはずだ。
はたして今季ラストゲームで有終の美を飾ることはできるのか、日本からも天野のプレーぶりに注目したい。
ホン・ミョンボ監督 【写真=韓国プロサッカー連盟】
かつて鳥取、新潟、浦和でもプレーしたレオナルド(右) 【写真=韓国プロサッカー連盟】
アウェイに駆け付けた蔚山現代サポーター 【写真=韓国プロサッカー連盟】
江原FC戦で途中出場から1G1Aを記録したマルティン・アダム(中央) 【写真=韓国プロサッカー連盟】
昨季までガンバ大阪に在籍したキム・ヨングォン 【写真=韓国プロサッカー連盟】
サポーターと写真を撮るキャプテンのイ・チョンヨン 【写真=韓国プロサッカー連盟】
選手たちに胴上げされるホン・ミョンボ監督 【写真=韓国プロサッカー連盟】
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