神尾楓珠「現場でも移動中でもリアタイ観戦」 深すぎる“FC東京愛”に迫る
FC東京の熱狂的ファンだという神尾楓珠さん 【撮影:於ありさ】
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幼少期から続く、サッカーへの愛
幼稚園の年長ぐらいにサッカーを習い始めたときからですね。
ある日、親から「サッカーと野球どっちがいい?」っていきなり聞かれたんです。それで、僕の友達がやっていたからとの理由で「野球」と言ったのですが、1つ上のお兄ちゃんの友達と、母親の友人のお子さんがみんなサッカーをやっていたこともあり、サッカーを習うことになりました(笑)。
でも、始めてみたら、すごく楽しかったんですよね。結局、お兄ちゃんはすぐに辞めてしまったのですが、僕は高校1年生まで続けました。
ーーポジションはどこだったんでしょう?
小学生の時はフォワードでした。とにかく点を取ることと、裏に抜けていくことが楽しかったんです。中学生になってからは、サイドバックをやっていました。点を取ることよりもアシストすることに楽しさを感じていたのと、僕が進学した中学がサイドバックのポジションの人数が不足していたので……(笑)。
ーーなるほど(笑)。当時憧れていた選手はどなたですか?
バイエルンミュンヘンのフィリップ・ラーム選手ですね。自分自身、体が小さかったのもあって、身長は大きくなくとも賢くプレーする姿に憧れていました。
「現場でもリアルタイムで見てます」ガチすぎるFC東京愛
神尾楓珠さん(左)と森重真人選手(右) 【©F.C.TOKYO】
もちろんです! 現場でもリアルタイムで試合を見ていることが多いですね。
直近だと、8月27日に行われた柏レイソル戦は移動時間に見ていました。ただ、仕事が忙しくてあまり睡眠時間が取れていなかったのもあって、0-2で勝っていたのを見届けたあたりで「このまま勝つんだろうな」と安心して寝てしまって……。後から結果をチェックしたら、3-6になっていて「何が起こったんだ!」と驚き、すぐに試合を見直しました。
ーー相当お忙しいと思うのですが、ハイライトではなくリアルタイムで試合を追っているんですね。
はい! 試合スケジュールは把握しているので、合間で見られそうだったら見るようにしています。これからもできるだけリアルタイムで応援していきたいです。
個人的には、アダイウトン選手がFC東京初のJリーグ年間得点王に輝くことも期待しています!
ーーそもそもFC東京のファンになったきっかけはなんだったんでしょう?
中学2年生のときに、コーチが「生で見に行った方が良いよ」と言っていたのを聞いて、1人で「FC東京vs.柏レイソル」の試合を見に行ったんです。
正直、それまではJリーグ自体あまり見ていなくて、「東京出身だからFC東京がいいかな」って軽い気持ちで足を運んだんですよ。お金もなかったので、ゴール裏のチケットを買って(笑)。チャントとか、応援ルールを知らなかったので、すごい熱気だなと圧倒されたのを覚えています。
ただ、点が決まるたびに周りにいた見ず知らずの皆さんがハイタッチを求めてくれる一体感が楽しくて、現地観戦の良さを感じました。
その試合をきっかけに、試合はもちろんFC東京の応援番組『F.C. TOKYO魂!』なども、チェックするようになりましたね。
ーー神尾さんから見たFC東京の魅力を教えてください。
サイドバックをやっていたからかもしれませんが、FC東京のサイドバックの選手って強者(つわもの)ぞろいだなって思ってて。日本代表に呼ばれる方も多くて惹かれるんですよね。
それから、スイッチが入った時のスピード感。ゴール前にワーッて集まって全員で攻めて、全員で守る感じがたまらないですね。特に、自分が現役でサッカーをしていた2013年前後に在籍していた選手は思い入れのある選手が多いです。
ーードラマ『オールドルーキー』の第5話では、人気も実力もある、FC東京所属のJリーガー・伊垣尚人を神尾さんが演じられました。FC東京の選手役を演じた感想を教えてください。
まさかFC東京の選手役のオファーが来るなんて思っていませんでした! 小平グラウンドでシュートシーンを撮影する時に、森重真人選手がたまたまいらっしゃって一緒に写真を撮ってくださったり、大久保嘉人選手が技術指導してくださったりでめちゃくちゃ緊張しましたね。
ーー7月19日のジュビロ磐田戦を観戦した際には長友佑都選手とお写真を撮られていましたね。
そうなんですよ。学生時代からずっと見ていた方だったので、夢のような時間でした。緊張しすぎて、僕、顔が引きつっちゃってましたね(笑)。