大谷翔平が選んだ“投手実験室”での再研磨 「すべてを見直す」ために
日本でスター選手となり、メジャー1年目に新人王に輝いたのち、2019年と2020年は今まで経験したことのないような低調に陥った。
「ああいうことを成し遂げた選手は、普通はなかなかいない」
代理人のネズ・バレロが代弁した。
「ちょっとした微調整なんだ。『OK。......ちょっと待てよ、何があったんだ......ほかにどんな方法があるだろう?』という模索の繰り返しなんだよ」
バレロによると、大谷は「すべてを見直す」、つまり練習内容のあらゆる詳細を反芻し、かつてのプレーを取り戻すにはどうすればいいかという分析に入ったという。周辺のスタッフも球場とジムでの練習内容を見直し、摂取する栄養までも見直したようだ。
才能があることは、すでに2018年の最初の10週間で二刀流をやってのけ、証明していた。2020年シーズンのあとのこのオフシーズンは、今までの生活をすべて検証する再発見の時期だった。バレロはこう話した。
「もともと上質なダイヤモンドなのだから、あとはもう1回磨き直すだけだ。今は少し汚れている。われわれは、少しだけ磨き直せばいい。毎日それだけやればいい、というマジックの方程式は存在しない。芯はもうあるのだから」
このダイヤモンドを研磨するにあたり、大谷は完全な新しい手法にすべてを注入する必要があった。
「ショウヘイが本気で自分のキャリアをつくり直し、オフシーズンの過ごし方まで完全に変えてやり直そうとしている。今われわれがしているのは、そういうことだ」
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