ドライバーが苦手な人におすすめしたい1本!キャスコ「UFO by POWER TORNADO(DD)」

スポナビGolf

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今回は、クラブフィッターの小倉勇人さんに、独創的な考え方で作られたキャスコ「UFO by POWER TORNADO(DD)」の特徴を解説していただきました。

UFO by POWER TORNADO(DD)について

UFOというブランドは、すごくオリジナリティに溢れていて独創的な考え方で作られているブランドです。

キャスコはドライバーではなく、あくまでも「DD」と表現しています。ドライバーが苦手な人のためにドライバーの代わりとなるもの、みたいな思いが込められてるのではないでしょうか。

試打した感想

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非常にミートしやすいです。

ミニドライバーに通じる当てやすさや、ボールをしっかりフェース面で捉えて振り抜くことに特化した仕様になっている気がします。

UFO by POWER TORNADO(DD)の特徴

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UFOの名の通り円盤のフチのような形状になってます。メインのヘッドサイズは割と小さく、ヘッド体積は330mlです。

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このフチ(ウイング)部分にウェイト的な機能を持たせることで、小さいヘッドでも慣性モーメントが高く、ミスに強いヘッドに仕上げています。

数字的に言うと慣性モーメントは4600g/平方cmあります。この数字は結構デカヘッドに近く、ローテーションさせてしまうと戻ってこない、開いたら戻すのは大変な数字ではあります。

クラブの長さが43.5インチで、ちょっと短めでスプーンよりちょっと長いくらい。フェアウェイウッドと同じくらいの長さにして振りやすさを追求し、ヘッドに工夫をして距離も出せる仕様になっています。

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シャフトを支えてヘッドが上を向く重心角が41°です。この数字が大きければ大きいほど、自然にヘッドがダウンスイングから返りやすいという目安になります。

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これだけヘッドが小さいと、フックしやすく左に飛んでしまうのではという懸念がでてくるので、通常のドライバーだとTip径は8.6ミリメートルで、ちょっと細目になっています。シャフトを細くすることでヘッドを走らせ、シャフトの性能でビュンっとヘッドを走らせるようにできているのです。

しかし、このUFOはTip径が9.5ミリメートルあり、アイアンのTip径より太い。方向性を出すアイアンより太いTip径を採用することによって、余計なヘッドのねじれを減らしています。

深い重心・大きな慣性モーメント・大きな重心角でボールをつかまえる。大きめのTip径でヘッドをねじれさせないと抑えようとする部分と、動こうとする部分をいい感じでバランスを取って、結果的に振り抜きやすく狙ったところに出る、曲がりの少ないクラブに仕上がってます。これは面白いというか、よくできてるなと感心しました。

おすすめユーザー

ドライバーが苦手な人には1回は触って欲しいです。もちろん45インチとか長いものに比べれば、絶対的な飛距離は落ちますが、安定して飛ばせるのは間違いなく「DD」です。

飛距離を追求してる人には魅力的に感じないかもしれませんが、ドライバーは曲がったら楽しくないんですよ。いろんなゴルフクラブがあり、それを使いこなす楽しみももちろんありますが、プレーを楽しむために、こういうクラブを駆使するというのは大いにありだと思います。興味のある人はぜひ触ってみてください。非常に面白いです。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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