小倉競馬開幕! CBC賞が行われる小倉芝1200mを分析する
【2021/7/4 小倉11R CBC賞(G3) 1着 3番 ファストフォース】
小倉芝1200mで行われた昨年のCBC賞の3着以内馬
■表1 【小倉芝1200mで行われた昨年のCBC賞の3着以内馬】
2着は3歳馬ピクシーナイトで、芝1200m戦は初めてだったが好走。この後、セントウルS2着を経て、スプリンターズSを快勝する。牝馬のアウィルアウェイが3着。高速決着は未知数だったが、前年のスプリンターズS3着の力を示した。1番人気に推された3歳牝馬のヨカヨカは5着に敗退。しかし、同馬は続く北九州記念で勝利している。ハンデ戦で、1・2着馬はともに前走からの大幅斤量減も有利に働いた。
CBC賞はハナに行けそうな軽量馬、また距離短縮で変わり身がありそうな3歳馬に注目しておきたい。
昨年の3回小倉芝1200m戦における脚質別成績
■表2 【昨年の3回小倉芝1200m戦における脚質別成績】
差し馬は3勝、後方からの追い込み馬は勝ち星なしと、やはり前に行ける脚があるということが重要になってくる。
昨年の3回小倉芝1200m戦における枠番別成績
■表3 【昨年の3回小倉芝1200m戦における枠番別成績】
昨年の3回小倉芝1200m戦における馬体重別成績
■表4 【昨年の3回小倉芝1200m戦における馬体重別成績】
直線は293mと短いので、大型馬がスピードに乗って先行するとそのまま残ってしまうケースが多いのだろう。小倉芝1200mは480kg以上の大型馬に注目しておきたい。
昨年の3回小倉芝1200m戦における騎手成績
■表5 【昨年の3回小倉芝1200m戦における騎手成績】
最後に表5は騎手成績。最多の5勝をあげているのが福永祐一騎手で、勝率35.7%と断然トップだ。連対率・複勝率も高く、単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えている。
その福永騎手を連対率・複勝率で上回るのが岩田望来騎手。3回小倉を通して騎乗数6回と少ないものの、そのうち5回を馬券圏内へと導いている。5日目の2勝クラス・雲仙特別では9番人気ダノンシティに騎乗して差し切り勝ち。このときの2着が福永騎手でともにペース判断、追い出すタイミングに優れた騎手といえる。単勝回収率・複勝回収率ともに非常に高く、今夏の小倉でも注目しておきたい。
また浜中俊騎手も複勝率60.0%と高く、複勝回収率で100%を大きく超えている。ご当地の騎手で、やはり要チェックだ。
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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