どっちがおすすめ?人気アマが「ステルス」「SIM2 MAX」レスキューを試打比較!
【スポナビGolf 】
今回は前回に続き、オレンジマンがテーラーメイドの新商品『ステルス』シリーズのユーティリティーを前作SIM2と比較しながら深掘りします。
ちなみにですが、テーラーメイドのユーティリティーはどのモデルもレスキューという名前がついています。いろんな意味で助けてくれそうですよね。
見た目の違い
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感覚的には、SIM2のフェース周辺に白色が縦に使われているのでそのぶん面長に感じる効果はあると思います。ソールには変わらず貫通型のスピードポケットが搭載されており、ミスヒットにも強いことがうかがえます。
データで見る違い
それでは早速、最新ステルス レスキューから見てみましょう。
ステルス レスキュー
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打ち出し角度は13度で低めの数値。飛距離は221.7yと飛距離性能が高いのが分かります。
球の捕まりは、ほどよく捕まる印象です。5球打ったところ、少しドロー系の弾道でした。
ドロー系の弾道になるとスピン量は減る傾向にあるので、余計に低スピンになっているかもしれません。
打感や打音はバシッ!と抜けるような心地よさがあります。ですが、最近のテーラーメイドのレスキューと大差はないと思います。言ってしまえばほぼ一緒に感じました。
SIM2 MAX レスキュー
【スポナビGolf】
打ち出し角度も15度とステルスより高めの数値。飛距離は212.5yとステルスより10y近く落ちました。
球の捕まりはステルスより更によくて、大きなドローボールが連発しました。
前述した通り、打感、打音はステルスと大きな差がないので、同じと思ってもらっていいと思います。
5球ずつの平均値比較
初速
ステルス=61.9m/s、SIM2 MAX=61.5m/s
スピン量
ステルス=3381rpm、SIM2 MAX=4529rpm
打ち出し角
ステルス=12.8°、SIM2 MAX=14.2°
総飛距離
ステルス=220y、SIM2 MAX=212y
あくまでも計測器のデータ上の話ですが、ステルスの方がより強弾道で、前に前に進む強い球が打てるように感じました。
とはいえSIM2 MAXが劣っているかと言うとそうではなく、よりラクに球を拾えてスピンの効いた高弾道が打てるという特徴があります。
いつ使いたいかで選ぶのもアリ
ティーショットでは、ドライバーやフェアウェイウッドだと危険な時に打ちたいクラブです。それに+αで飛距離が出ればなおいいし、ティーショットではスピンの効いた球である必要もありません。
逆にセカンドショットではグリーンを狙う状況も多いと思います。
例えば200yを超えてグリーンで球を止めるにはある程度スピンの効いた球や弾道の高さが必要です。ましてやティーイングエリア以外フラットなライも少ないので、球の拾いやすさは重要なポイントです。
どんなゴルファーに合うか?
ヘッドスピードの速い人はスピン量が増える傾向にあり、SIM2 MAXではスピンが増えすぎて軽い球になる可能性があります。また、捕まりの良すぎるクラブは左への恐怖心が出てしまいがちです。
逆にヘッドスピードが平均的な人や遅めの人にはSIM2 MAXが合いそうです。やはりラクなクラブに越したことはないのですし、ヘッドスピードの遅めの人は自分でスピンを増やす打ち方をするより、クラブ任せにスピン量が増える方がラクでしょう。球の捕まりやすさも大事ですしね。
総評
仮に購入し使うなら、今回の4番ではなく3番にして、カスタムやリシャフトで重め硬めのシャフトにし少し捕まりを悪くして、左へのミスを消せるようなクラブに組んでから使いたいなと思います。
僕自身、ロングアイアンの苦手意識はないので、セカンドショットで使いたいというよりはティーショットでの使用が優先なので、より強弾道の打てるクラブに興味があるんです(実際、買おうか結構悩んでます……)。
なお、ステルスシリーズのレスキューには『ステルス プラス』というヘッドもあります。『ステルス プラス』は、いわゆるカチャカチャ機能があり、シャフト選択やロフト、ライ角などの細かな調整でも幅が広がります。なお、『ステルス プラス』は4月1日発売予定です。
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